背水の陣

2010年12月25日 16時21分19秒 | B地点 その他

 

 

脅威君である!

またも、このテリトリーに侵入してきた。

直進すれば、おむさん達との対決は必定。

そこで脅威君は、水辺へと曲がった。

水辺を進む、脅威君。
しかし脅威君、ここではたと、歩みを止めた。
ここは排水口になっているので、先へ進めないのだ。
さりとて、岸に上がれば、おむさん達と闘わなければならない。
脅威君、窮地である。
跳んだ!
この排水口を飛び越える猫は、めったにいない。

脅威君、中々やる……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


渾身のだじゃれ

2010年12月25日 16時15分27秒 | B地点 おむ

 

クリスマスの、この日 ――

僕は、或るお姉さんから、イヤーウォーマーを借りてみたんだ。

イヤーウォーマーっていうのは、要するに、防寒用の耳あてだよ。ヘッドホンみたいな形をしてるんだ。
ふざけて付けてみたんだけど、これが意外と、いいんだよ。

「う~ん。こりゃいいや。耳がとっても暖かいよ」
「ね、おかか先生も付けてみますか?」
「お断りだ。私は、そういうものはキライなんだ」
「そう言わずに! 僕が付けてあげますよ!」
おかか先生は、逃げ出した。

「や、やめろ! そんなもの、私の頭に付けるんじゃない!」
「どうしてもイヤですか?」
「イヤー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


サンタクロースのプレゼント

2010年12月25日 15時53分53秒 | B地点 おかか

 

 

この日、12月25日。

クリスマスである。
「どうだ、おい? ゆうべ、サンタさんは来たかね?」
「まさか」
「いくらなんでも、僕はもうサンタクロースを信じる歳じゃありませんよ」
「ふふふ。そうかそうか」
「僕のところには、サンタさんが来たよ!」
「ほほう!? プレゼントをくれたかね?」
「くれたよ! ほら見てよ!」
「今朝起きたら、枕元にこんなプレゼントが!」
「キラキラ光って、とっても綺麗だよ!」
「わっはっは! なるほどな!」
「ゆうちゃんは恐らく、今年の春の生まれだからな。今日初めて、霜柱を見たというわけだ」
―― そう。この日、いつもの時間・いつもの場所で、この冬初めて、霜柱が観察された(実話)。
ここでは、朝に下りた霜が、夕刻まで溶けずに残るのだが、ゆうちゃんもさぞかし、驚いたことだろう。
いよいよ、本格的な冬の到来である。

二ヶ月ほどは、厳しい寒さが続く ―― 。