高かったのに

2009年09月15日 17時05分00秒 | B地点 おむ

 


 

※ ※ ※ 映画『カムイ外伝』 公開記念 勝手に協賛スペシャル ※ ※ ※

オムイ外伝シリーズ 第二部(超時空篇) 第5話



抜け忍オムイを狙う刺客は、
平成の時代にタイムトラベルし、

シャキーーーン
映画『カムイ外伝』の初日舞台挨拶回のチケットを手に入れて、持ち帰ったのだった。
「な、何ッ!? 超プレミアムチケットかーッ!」
「……ふふふ。どうだオムイ、欲しいか?」
「……ほ、欲しい!」
「へへん。貴様に見せびらかすために買ったんだ。どうだ、うらやましいだろう」
「く、くうーッ」
「……貴様あ! 何て奴だ!」
「わ~ッはッはッは~ッ」
「……チケットをよこせ!」
「ふん。貴様のリュックの下だよ」
「何だとッ!?」
「このリュックの下?」
「あッた! いただき!」
「……だ、だめだ、取れないッ」
撮影機材等も入っているため、このリュックはとても重い。猫の力では、どうしても動かすことができないのだ……。
「く、くそッ。こっちから……」
「うう……だめだ……」
「ざまを見ろ! だ~ッはッはッは~ッ」
「くそーーーッ」
「……だが、これじゃ貴様もチケットを使えんな」
「はッ!? し、しまッた!」
「ぐはああーーーッ」
ガクッ