02月24日の晩以来入院していた、ピアスちゃん。 | |
体重は3kgを切ったとのこと。 腰のあたりに触れてみると、「骨と皮ばかり」に痩せているのがわかる。 | |
それでも、ボランティアさんのお陰で治療を受けて、自力で餌を食べられるまでになったのである。 | |
抗がん剤の効果によるものだそうだが……しかし、近い内にまた、餌を食べることはできなくなるという。 | |
抗がん剤の投与を続けても、結局は同じことの繰り返しだという。 | |
いや、やがて副作用のほうが辛くなるので、抗がん剤の投与はせいぜい数回だそうだ。 いずれ、呼吸も困難になるらしい。 | |
処方された薬は三種。 ステロイド、抗生剤、そして、吐き気止め。 | |
ボランティアさんが、かつてピアスちゃんが好きだったという餌を、特に選んで、買ってきて下さった。 食べている。 こうなると、奇蹟を信じたくなる。 | |
この晩から翌朝にかけて、ピアスちゃんは、暖かい部屋で、餌を食べ、水を飲み、薬を飲み、膝の上でくつろぎ、排泄し、眠った。 嘔吐は、しなかった。 | |