○ 今日で11月も終わりです。暫く「休筆」致しましたが、実は11月3に日柿が目に当たった事故の治療を受けるために、神戸市兵庫区にある三菱神戸病院に入院しておりました。
○ 20日ぶりに帰ってみると、野山はまさに錦秋で、畑の野菜も見事に生育していました。病院は三菱神戸造船所に囲まれた一画に有りますので、自然とは隔絶されており、季節の変化は全く見られないところでしたので、浦島太郎になったような気分です。
○ ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て万有引力の法則を思いついたと言われますが、私は柿が落ちることによって20日間も入院しなければならないほどの事故をもたらすことを知りました。しかも災難は人間のウイークポイントに見事に当たることも体験しました。
○ 私の左目は3年前に網膜硝子体手術を受けていますので、本来の硝子体は抜き取られて体液に置き替わっています。従って左目が一番弱い部分ですが、今回の事故は見事にこの目に起こりました。
○ 事故以来、4人の医師の診察を受け、蛍光造影、網膜断層検査、CT,MRI等々の検査を受けたたところ、「外傷性視神経症」との診断で、入院して治療を受けました。
○ 治療の主体はステロイドの大量投与でしたが、この治療は副作用が大きい危険な治療であるとの説明を受けました。3日後にはその予言どおり、強い「尿路感染症」となり、39.6℃の発熱があり、黒に近い尿が出ました。体内の炎症の状況をします血液中のCRP値は12.6(正常値は0,5以下)を示しました。その 治療のために抗生物質の点滴等が2週間続き、一昨日になってやっと尿もCRP値も正常に戻りました。
○ 一応退院致しましたが、今後も2週間ほどステロイドの服用が必要とのことで、その間も副作用の危険があるようですので、年内の忘年会等の会合と12月前半のゴルフはすべて自重することになりました。
○ 「錦秋」11月は工場に囲まれた病院で、味気ない病院食を食べて過ごしましたが、明日からは師走です。冬支度を急がねばなりません。
「入院で 酒飲まぬ日々 二十日間」 道生