君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

The King Of Hell/pre-school 12.1.10

2012-01-15 14:53:06 | 今日の好きな歌





売れる売れないは大変よね。



バンドが解散したりすると大抵その是非っていうか意見が分かれるけど
商業的に成功していないバンドの場合はもうちょっと気持ち汲んでやれよ、とは思う。
きっとジリ貧を経験したことがないから分からないんだろうけど
のれんに腕押しがどんだけ辛いか、その中で去勢を張るのにどれだけ苦労すると思ってるのか。
人間は違う生き物だから理解出来ない部分もあるだろうけど、最初から理解しようとしないのも何だかなあ、と思ってしまう。
まあそんな私も同類なのかもしれないのですが。でも想像力絶対にないよなあ・・・。そういう人は。

音楽は残る、って言葉はよく使われる常套句ですし
自分も使ってますけど
実際10年前に解散した無名のバンドの音源を未だに聴いてたりしますから。
きれいごとや何のかんのと思われようと、そういう思想だけは絶対に譲れないし、個人的な本音ですね。ていうかこういうブログ書いてる人が残してくべきなんだよ。





【第130回】 The King Of Hell/pre-school




そんな事を延々と考えてしまったので自分が最高だと思ってる過去のバンドの曲を。
こういう言い方もベタなんですけどやっぱ早すぎたと思うんですよね。
テレフォンズやサカナクションが受け入れられてる今なら
プリスクールだってもう少し売れてたはずだし、活動意欲だってきっと途切れなかったって想像します。
時代を先取りとかよく言うけれど、
実際先取りしてた人達ってリアルタイムでは大きく評価されない訳で、
後追いの方が正直おいしいんじゃないか、と思う今日この頃。
だからこそ
こうやって少しでも抵抗出来たら、って思います。
キレのある英詞に意味の深い訳詞、打ち込みでありながら神秘性を感じさせる独自のサウンド感。
今人気の打ち込み系バンドにも負けない熱量とセンスは
今だからこそ聴いて欲しいクオリティで、
実際この音楽はリアルに最近の風潮にも溶け込むよなあ・・・とか思いながらここ最近よくリピートする曲の一つです、ね。

「閻魔」をモチーフにした歌詞は、ユニークかつ白でも黒でもないその中間的な感性が非常に面白いものにもなっています。
いつ聴いても気持ちが良いので、この曲もまたキラーチューンなんだろうなあ、と。




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