有名になりたい/曽我部恵一 12.4.9

twitterとかで鬱ワードで検索すると、もうゴロゴロネガティブたちの弱音が見つかってこっちまで飛んできて（笑）。
なんでそういう言葉で検索するのかっていったらもう単純に同じ気持ちの人の言葉が欲しいから。
うんうんって勝手に一人で頷いたり。
それで何かがどうなるって訳では全然ないですよ？
グチグチ言ったって向き合わなければいけない事柄は目の前にゴロゴロ転がってるし。

でも、やっぱり・・・頑張れ頑張れ明るく元気に、だけじゃ
どうしても無理なんだな。
それって少数派なのかもしれない。
みんな本当は自分が元気になれる言葉や勇気だけを欲するのかもしれない。
ただ自分はそうじゃないんだよなあ。
疎外感ばっかですよ、実際。
そんな中で自分の気持ちを燃やしてくれる言葉を探すのって間違ってるのかな？とも思うけど
それも結局は自分次第よね。まあ、ぼちぼち頑張っていきます。グチグチ言いながら。






【第220回】　有名になりたい/曽我部恵一





日本人は謙虚でなきゃいけないって刷り込みでもあるのか
やたら控える事を強要するけれど
個人的には時にはワガママなくらいに自分の言葉で主張しても良いと思ってて。
有名になりたい、とかモテたいって行動理由って
それだけで不純って捉えられるけど
実際はめちゃめちゃ純粋だよねって思います。そういう野心とか欲望なしに遠慮ばっかしてる人生なんて
そんなのどこが面白いんだ？って思うし。最低限のやるべき事はやりつつ、自分らしさを貫き通す事って相当偉大だと思います。
そんな中で、頑張ってる中で、頑張ってるのとは別に愛されたいな、もっと人気になりたいなっていう
これまた人間らしさの溢れる表現をポンッと聴けるポップチューンで軽々とやってのける
押し付けがましさも嫌らしさも全く存在しないそのセンスには脱帽ですね。
ガッつく訳でもなく、剥き出しでもない
ただ純粋に有名になりたいなあ、愛されたいなあっていう本心の一部を切り取って食べやすく飲み込めるそのポップ感は
いつ聴いても抜けの良さを感じれて、個人的には大好きなナンバーの一つなのです。

その他大勢で終わりたくないって気持ちは多分誰にでもあると思う。
そんな確かな証を残したいって気持ちが誰にでも少しはあるからこそ普遍的に響く曲なんじゃないかな、って思います。
新鮮に思えてその実一つの本音でもあるんじゃないか、っていうね。