ピピピ
俺の通信機が軽い電子音を発した。
「あら?ナオトの通信機?」
音に反応してミカが声をかけてきた。
「ん?ああ、俺ンだ」
「バトルキャンプ内にいるのに、誰かしら?」
通信機を見た俺の顔が緩んだらしい、すかさずアキラに突っ込まれた。
「あ、ナオト。誰か可愛い子ちゃんからなんじゃないのぉ?」
「違ぇーよ、アキラじゃあるまいしよ」
「応答もしないなんて…、一体誰からだったの?ナオト?」
俺はニヤリとして
「タケルからだよ」
アキラもミカも呆気に取られている。
そりゃそうだ。
タケルは一週間も前に地球を離れて、今は宇宙の遠いどこかを旅している筈だから。
一ヶ月ほど前。
ズールの攻撃でタケルが死の淵に立たされた時、俺はタケルの通信機にアラームをセットしたんだ。
新年、1月1日の午前0時。
タケルが新年を迎えてアラームを聞くことが出来るように祈りつつ。
そして俺の通信機のアラームにも同じセットをしておいた。
きっと今頃、タケルは宇宙のどこかでこのアラームに気がついて笑っていることだろう。
゜・*:.。.A HAPPY NEW YEAR.。.:*・゜
***********************************************************************************
タケルのアラームをセットした犯人は…ナオトでしたw
タケルがギシン星人だと判った当初こそ、物凄く敵対心を剥き出しにしていましたが、それも地球を想うが為だったんですよね。
基本的にイイ奴なんです。
タケルのライバルというよりも、親友なのでしょうね。
いつか、タケルが地球に帰還した時も、黙って肩を叩いてそうです。
2008.01.01 サイト初出
俺の通信機が軽い電子音を発した。
「あら?ナオトの通信機?」
音に反応してミカが声をかけてきた。
「ん?ああ、俺ンだ」
「バトルキャンプ内にいるのに、誰かしら?」
通信機を見た俺の顔が緩んだらしい、すかさずアキラに突っ込まれた。
「あ、ナオト。誰か可愛い子ちゃんからなんじゃないのぉ?」
「違ぇーよ、アキラじゃあるまいしよ」
「応答もしないなんて…、一体誰からだったの?ナオト?」
俺はニヤリとして
「タケルからだよ」
アキラもミカも呆気に取られている。
そりゃそうだ。
タケルは一週間も前に地球を離れて、今は宇宙の遠いどこかを旅している筈だから。
一ヶ月ほど前。
ズールの攻撃でタケルが死の淵に立たされた時、俺はタケルの通信機にアラームをセットしたんだ。
新年、1月1日の午前0時。
タケルが新年を迎えてアラームを聞くことが出来るように祈りつつ。
そして俺の通信機のアラームにも同じセットをしておいた。
きっと今頃、タケルは宇宙のどこかでこのアラームに気がついて笑っていることだろう。
゜・*:.。.A HAPPY NEW YEAR.。.:*・゜
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タケルのアラームをセットした犯人は…ナオトでしたw
タケルがギシン星人だと判った当初こそ、物凄く敵対心を剥き出しにしていましたが、それも地球を想うが為だったんですよね。
基本的にイイ奴なんです。
タケルのライバルというよりも、親友なのでしょうね。
いつか、タケルが地球に帰還した時も、黙って肩を叩いてそうです。
2008.01.01 サイト初出