*orange bicycle*

写真のこと、日常のことなど書いていきますですよぉ

あのころ

2006-07-30 00:06:07 | pleasure
高校生の頃。
ほんとは、美大に行きたかったんですよ。
でもね。
進学校だったから。
とにかく、偏差値の高い大学に入るのが
ヨシとされていて。

とある美術系専門学校の
パンフを取り寄せてみたものの
「こんなデザインがあったらいいなと思うプロダクツを、自由に描いて下さい」
「あなたがこの学校に求めるものは何ですか」
(↑うろ覚えです)
入試の内容にびびって
さようなら。

あの頃は、羞恥心だけが
巨大に膨れ上がっていて。
「自分の好きなこと」とか
「自分がなりたいもの」を
周囲の人に話すことが
できなかったのでした。

で、何が言いたいかというと。

ハチクロ」を観てきました。

青春映画というカテゴリーで見ると
個人的には「好きだ、」のほうが
印象に残りましたが・・・

私も美大へ行っていたら
あんな学校生活だったのかしら。

はぐちゃんのお洋服が
とてもかわいらしかったです。

櫻井翔くんの姿が
見ていて何だか泣けてきます。

以上

雨のち板挟み、時々投げやり

2006-07-19 22:34:48 | job
会社の移転を控え
荷造りだの連絡だの
いろいろ準備をしないと
いけないんですが。

他のスタッフが仕事しているので
一人でガタガタ作業するわけにもいかず。
あふれるモノを
勝手に捨てるわけにもいかず。

それにそれに
最近、上司が忙しくて
ちゃんとコミュニケーションが
とれてない気がする・・・

あ~~
どーしたらいいんだ~~!!

明日、Hさんにまたつっこまれるかなぁ
そんなのやだ~!!

周囲の人間に迷惑をかけずに
自分の意見を通して
やるべき仕事を成し遂げる。

どうも、これがむつかしいのですよ。

えーい
明日からがんばるよ!!
↑投げやり?

雨上がり

2006-07-15 23:59:13 | pleasure
Yとの待ち合わせの時間まで、だいぶ余裕があったので
こないだ行きそびれた、京橋の文房具屋さん
POSTALCO」に行ってみようと思い立ち。

地下鉄の出口を出ると、明治屋のビル。
おお、造りがクラシカル。
写真を撮っていたら、雨がぽつりぽつりしてきたが
まあいいや。

ビルの4F、赤い扉を開けると

ややっ
鉱物のポストカード!
部屋の中央に鎮座する銅像!
きのこ!
剥製!

え~~~っっ

おもしろすぎ!!

ボーゼンとしている間に、雨がひどくなってきて
雷まで鳴り出して。
外に出るのは危険なので、
雨が止むのを待ちつつ
それら、愛おしい珍品の数々を
ゆっくり見せてもらうことにしました。

「これ、ちゃぶ台ですか?」
スチール製の脚と、
木片とを組み合わせたオブジェ。
「そうなんですよ!よく分かりましたねぇ~」
「その、窓のやつは何ですか?」
「あー、これ、きゅうりなんですよ~。
薄切りにして、窓に貼り付けたんです」
「えーーー!!」

お店のお姉さんと、小一時間お話して
お茶までごちそうになってしまいました。

そうこうしているうちに、雨は上がり
再び、もうもうとした暑さが
東京の街を覆う頃。

私は嬉々として、POSTALCOの帳面をかばんに入れ
古い建物がぽつぽつ残る
京橋の通りを
カメラ片手に
くるくる歩きましたとさ。

19.Roquebrune-Cap-Martin

2006-07-10 22:21:06 | France
電車が、ようやく
Roquebrune-Cap-Martinに到着。
ドアのそばで談笑していたおばさま達が
ドアを開けてくれたので
私はそれに応じて
文字通り、電車をぴょんと
飛び降りる。

ここが、コルビュジェも過ごした
カップマルタンかぁ・・・

無人駅。
三角屋根の駅舎が
ぽつんと立っているだけ。

ホームの脇には、濃いピンクの花が
咲き乱れ、
辺りには鳥のさえずりが
響いているだけ。

私はしばし呆然と
ホームに立ち尽くした。

何も考えず。
ただ、自分の目に映るものを
ゆっくりと脳に焼き付けていた。
それだけ。

・・・と、いつまでも
ボーゼンとしているわけにもいかん。
ここへ来る途中で
コルビュジェの「休暇小屋」の
見学ツアーが、何時に始まるか
分からないことに気付き
今日のうちに、Office de Tourismに行って
聞く必要があったから。
早く今夜の宿へ、荷物を預けて
身軽になりたい。

私は、駅の裏手の
やや上り坂になった道を
慎重に上っていった。

太い道路にさしかかり
さて、地図で自分の位置を
確かめようか・・・

えっ??
道の名前が書いてない・・・?

ガビーン

それまで、訪れた街の
道という道には
ちゃんと、その通りの名前を表すプレートが
まわりの家の壁についていた。

しかーし。
ここRoquebruneには
そういったものが見当たらず。
まわりを別荘地用に、新たに開発したりして
そういうプレートはつけなくなって
しまったのか・・・?

困った・・・
うーん、誰かに聞くかなぁ。
でも、歩いてる人少ないし
観光客ばっかりのような気が・・・

と、その時。
「あら、あなたもしかして
何か探してるの?」
親切にも、若い女性二人組が
英語で声をかけてくれた。
きっと、海へ遊びに来たのだろう。
「Louis Laurenceねぇ・・・
うーん、多分ここの道は
そこの緑の柵のとこじゃないかしら??」
私が見せた地図を、しげしげ眺めながら
教えてくれた。
あ、ありがとう・・・!!

お姉さんに教えられた通りに
進んでみる。
が、ちょっと違うような・・・

うわ~ん
みつからないよぉ~~

もうとにかく、別荘地の間の
太い道路や細い路地を
上ったり降りたりしつつ
道を歩いている人に尋ねまくり
(ほとんど観光客)
よーーーうやく
今晩の宿にたどり着く。

6月の南仏。
海沿いのまっぴるま。
私はもうその時点で
体力をかなり消耗していた。トホホ

******************

今日はここまで。




18.Monsieur NAKATA continue....

2006-07-08 20:32:56 | France
Ventimiglia行きの電車が、ホームへ滑り込んで来た。
みんな、我先に、と
やや古びた、けして広くない車両内に
乗り込んでいく。

4人掛けのボックス席。
私がまごまごしているうちに
空いている席は
ナカタ兄ちゃんの斜め向かい側、くらいしか
なくなっていたので。

相変わらずサングラスをしているので
表情は分からないのだが
兄ちゃんは、至近距離で見ると
何となく近寄りがたい。
かっこいいんだけどね。

ドア付近で、旅行者とおぼしき
おばさまたちが
高らかな声で談笑している。

その様子が気に喰わなかったのか
別の理由なのか謎だが
「ちくしょう・・・」などと
つぶやき始め。
!!!??
な、なんでおこってるの!?
おばさまたち、そんなにうるさいかしら・・・
こわいよぅ・・・ブルブル

このお兄ちゃん、見るからに金持ちそうだから
絶対モナコで降りるよなぁ・・・

※ちょうどNiceとRoquebrune-Cap-Martinの
中間あたりに、Monacoがあるのです。

そのうち、車内が空いてきたので
とりあえず、反対側のボックス席に
そそくさと移動。

モナコ到着。
降りるぞ降りるぞ・・・

ちらっ
あれ?降りないよ?

ナカタ兄ちゃんは、私の降りる
Roquebrune-Cap-Martinでも
相変わらず腰を上げる気配はなく。
コンバース履きの長い足を
反対側のボックス席にのっけて
腕を組んだまま
窓の外の海をにらんでいた。

兄ちゃん、イタリアまで行ったのかな・・・

*********************

きりがいいので
今日はこここまで~。



17.Monsieur NAKATA

2006-07-05 23:21:16 | France
中田、ついに引退してしまうそうですね。
もうテレビなんかで、サッカーの試合を観ても
彼の姿を見ることはないのかな、と思うと
さびしいなぁ~と思います。

彼は、自分がサッカーをする上で
これだけはやり遂げたい、と決めたことを
十分やったのか。
ちょっと気がかりです。

おや、ちょうど旅行記にも・・・

えーと、南仏マルセイユを経て
Roquebrune-Cap-Martinへ向かうところまで
書いたんでしたね。

**********************

Niceで、いったん電車を降り
イタリアの街、Ventimiglia行きの
ローカル線に乗り換える。

気がつくと、Nice駅のホームは
リゾート地へ向かう人々で
溢れそうになっていた。
さすがに暑いので
タンクトップやノースリーブの
装いが目立つ。
女性は、白やピンクの
明るい色の服に身を包み
ニコニコ楽しそう。

うーん・・・トイレ行きたいけど
もうすぐ電車来ちゃうから
とりあえずガマンだわ。

と、その時。

私の左隣に、背の高い
がっしり体型のお兄さんが。
髪型は、ソフトモヒカンというのか・・・
ジーンズはいて、コンバースはいて、
ギャル男が持っていそうな
セカンドバッグを持ってるんですよ。

サングラスをしているので、
表情は読み取れない。

でも、
なんか、中田みたいじゃない?
雰囲気が・・・

ほ、本物!?

ちらっと、お兄さんの腕を見たら

よかったぁ~。
金髪だった。ハハッ
本物なわけないよねぇ~

********************

えっ?ここまで??

負ける

2006-07-03 22:42:53 | Weblog
雑誌を見てたら
とある音楽プロデューサーの
インタビューが目に入って。

「よく、最初から負けることを前提に
話をする人がいるけど
(一年やってダメだったら、
実家帰ろう、みたいな)
そんなのは逃げ道を作ってるだけだ。
絶対勝つと思ってなきゃ」
と、だいたいこんなことが
書いてあって。

そうかぁ~・・・
そうだよね。
いつからか、私たちは

「ダメでもともと」
「たぶんできないと思うけど」

負けることを、両手広げて
大歓迎するようになっちゃったんだね。

世の中のすべてが「勝ち」と「負け」の2つに
カテゴライズされるわけじゃないし
何かに挑んだ末、負けるのは
決して悪いことじゃない。

でも。
最初から、負けをめざして
走ったとしたら
自分が出し得るパワーは
100%出せないよね。

まだ出せる。
もうちょっと出せるはず。
明日から、もうちょっと出してみよう。

そんな風に
思うのでありました。