いばらの道（&、お知らせ）

本日はこちらで
写真家、百々　新さんと
河瀬直美監督のトークショー。

彼女の作品は
「殯の森」しか観たことがないんだけど
この映画は、実に鮮烈に
脳裡に焼き付いていたので。
ワクワクしながらお話に
耳を傾け。

ビックリしたのは
彼女はいつも、「いばらの道
（大変なほうの道）を選んで
歩いてる」ってこと。
「もう、いつも痛い」んだって・・・

自分はどうだろう。
いつもいつも------
特に、入院しちゃったり
身体壊しちゃったりしてからかなぁ
「ムリはしない」って決めてたんだけど
じつは、その
「ムリはしない」の立て看板に隠れて
ラクな道ばっかり
選んでるんじゃないか。

もちろん、自分の限界や
現時点での能力を踏まえた
立ち位置を把握しておくことは
大事だけど。
いつも、自分の目の届く範囲で
踊ってたんじゃ
成長しないだろうし
飽きてきちゃうかも。
少しずつでも、舞台をはみ出していって
観客とふれあうかのごとく。
自由な感性を
おもいっきり外にぶつけていくのが
大事なんじゃないか。

彼女の話を聞いていて
そんな風に思いました。

あと、興味深かったのは
彼女は、数学がスゴく得意で
スーパーで買い物なんかしてても
レジの前に、トータルでいくらになるか
計算できちゃう、っていう話。
うーーーむ
数学、と聞いただけで
グッタリしてしまう*orangeさん。
こりゃあ、少しでも計算ができたほうが
天才肌に近づけるかも・・・！？

なーんて
一人、ほくそ笑んだりして。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

そ　し　て

この、貴重なトークショーを聞いた会場にて
また、個展をさせていただくことに
なりました。

9月15日から、20日まで。
近日中には情報が
アップされる予定です。

Adieu, mon petit magasin

新宿、ルミネの中に入ってる雑貨屋さん
「キャトルセゾン」（と、「私の部屋」）が
いつのまにか閉店していたのに
ビックリして。

不況で、モノが売れないのかしら・・・

パリのお店も
業態を変えます、みたいなことが
書いてあるけど・・・

なんだかんだで、我が家には
けっこう、このお店で
買ったものが多いような気がする！

フランス語の書かれたパンのお皿と、
衣類を入れる、でかいカゴ、
ケータイをばりばり使うようになる以前に
つけてた腕時計もだし、
ぽってりしたガラスのタイル、
ホーローのスプーンや
ワッフル生地の巾着も
お正月のセールに買ったんだった。

もう本当に好きだったから
バイトしたーーいって思いつつ
レジカウンターの前をうろうろして
「スタッフ募集」の文字を探したっけ。

まあ、全部のお店が
なくなっちゃうわけじゃないけど、

でもさみしいなぁ！

これから、新宿で一息つきたいときには
どこを目指そうか・・・