*orange bicycle*

写真のこと、日常のことなど書いていきますですよぉ

梅雨もどきな夜に

2010-05-25 22:16:30 | pleasure
朝から御茶ノ水。
CD返して。
新宿へ移動。
コニカミノルタでやっている
地頭所さんの写真展へ。
彼の作品をじっくり観るのは
初めてかなぁ。
私がふだん撮っている
いいかげんなスナップとはまるで違う。
たくさんのヒトやモノが写っているのに
すごく、整った写真。
「*orangeさんも応募するんでしょ?」
と言われ
「いやいや、5年くらい早いです」
と、若干しどろもどろで返す。
そういえば
Nikonのポートフォリオレビューも
ここんとこごぶさただなぁ。
もっとテーマを
意識するべきなんだけど、ね

シャッターを切る手が
ふだんより軽く感じたのは
勢いを増す雨足のせいか、
はたまた、彼の助言のせいか。

ひさびさの池袋へ。
明治通りをてくてく歩き
Rocket Cafe
下平さんの展示。
彼がテーマとしている「祭り」
ではない
旅先での写真。
彼の写真ばなし、仕事ばなしは
いつも面白くて
あれこれおしゃべり、つい長居

黄色い電車で
阿佐ヶ谷へ。
topoさんと合流して
対山館の展示をながめつつ
スパイスの利いたカレーをいただく。
ごぶさたなみんなの
あたたかい作品たち。
いっしょに展示したり
さんざん飲まされ(!)
だらだらおしゃべりした日のことを
ちょっと思い出して。

ボンボン時計が鳴り
更けてゆく、春の夜。
外に出てみれば
黒く濡れたアスファルトに
点々と連なる白熱電球のひかりが
とろんと溶け出して。


天草の地で

2010-05-07 23:11:40 | travel
天草の地で。
波飛沫を感じて。
1日に両手指の数ほどの本数の
バスを待ち。

天草の地で。
風にふかれて。
夕陽が水平の彼方に沈みゆくさまを
ただ見つめて。

天草の地で。
nさんの口から
語られることば。
時期がくれば男どもがごっそりと
魚やら貝やらを
トラックに積んでいって
しまうという。

nさんもかつては
自動車の整備工場で
働いていたという。

自分らの生計のために。

からだを張って生きる、
生きる為にはたらく、ってことを
ここでもやっぱり
意識せざるをえず。

私にも、ちょっとでもそんな生き方が
できるだろうか。

陽に灼けた我が手の痛痒さは
いまだ消えず。