*orange bicycle*

写真のこと、日常のことなど書いていきますですよぉ

北國の風景を

2011-10-03 22:40:20 | music
北国生まれではないし。
住んでいたこともないから。

一面の銀世界なんていう風景には
あんまり縁がない。

でも

彼らのおんがくはね。

しんしんと降りつもる雪や
きらきら輝くその結晶が
しぜんと眼の前に広がるような。
そんな気がして。

しもきたのタウンホールで
彼らのやさしい歌声と
紡ぎ出す音を聴いて。

あぁ
寒いのは苦手だけど。
からだを動かすのもおっくうになるような
憂鬱な季節が
もうじきやってきてしまうけれど。

こんな素敵なおんがくと共に
つぎの季節をむかえることができたら。

もしかしたら
日常がちょっぴり愉しいものに
なるかもしれないよって。

そう思ったんだ。

雨あがりのしもきたは

2011-06-18 13:24:06 | music
雨あがりのしもきたは。

線路ぞいの紫陽花が
赤紫やブルーの
グラデーションに染まって。

踏切が開いた
そのわずかな時間をねらって
シャッターを切りに走る。

綿ぐものすきまから
うすい青紫の空がのぞく。

ごぶさたの夕暮れの光が
ザ・スズナリの建物に
ふりそそいで。

草の茂みにあつまった
雨のつぶつぶと
夕闇のほの暗さ。

陽もすっかり暮れて
あたりをブルーの闇と
ネオンの星たちが包むころ。

音楽をひとつぶ。*
もうひとつぶ。*

APOGEEの
永野さんのうたごえは
ふだんの
エレクトロニックな音とちがって
人間のあたたかみと力強さが
感じられて。

MAMALAID RAGの田中さんは
華奢なからだから
うっとりするような
ハイトーンヴォイスを。

さっき目の当たりにした
青紫の空と夕闇が
もういちど甦ってきて。





C' est SUPER!!

2010-04-11 20:53:13 | music
wさんから、突然のメール。
六本木、スーパーデラックスのイベント
演奏をしちゃうって・・・

へぇ~~!!
ちょっと行ってみるかぁ

彼はバイオリン弾き。
忘れかけてた。
去年の今ごろまで
いっしょに仕事をしてたってことも。

夜が更けるにつれ
熱くなっていく会場。
フランスパンになった両手で
髪をかき上げ、歌う女の子。
ここは2丁目か!!と錯覚しそうな
おネエさんたちの情熱あふれる
歌いっぷり。
これまたセクスィーなおネエさま
じゃなかった、本物のおねえさまが
妖艶なダンスを舞う。

バイオリンは
最前線でスポットライトを
浴びることはないけれど
そんな、個性あふれる歌い手たちに
うつくしい華を添える。

スゲ~~
いつの間に!
相変わらずがんばってるなぁ!
いや「がんばってる」ていう表現は
適切じゃないかな。
好きなことを、とことん
とことん楽しんだ結果
ああいうかたちになったんだよね。

私もつづけていこう。
じぶんが楽しいって思える方向へ
ゆっくり歩みながら。



自信

2009-11-15 22:15:05 | music
きのうは
朝からタワレコ、ひさびさタワレコ。
Norah Jonesの新しいアルバムが
出ているから。
運が良ければ、年が明けたら
彼女の歌う姿を
観られるかも・・・と思うと
ドキドキワクワク。
当たりますように~、と
ささやかな願いを込めて
クリーム色のはがきに
ていねいに、ていねいに
書いてみる。

新宿の写真展を
駆け足ではしごして、

「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」にて
「GRAPH」のデザイナー、
北川一成さんの展示。
洗練され、整った文体から滲み出る
手づくりのうつくしさ、あたたかさを
たっぷり浴びて。

夕方からは、小さなライブハウスにて
えみさんのライブ撮影。
彼女はちがうのだけど
他のみなさんは
メタル系バンド多し。
小さなハコを溢れ出さんばかりに
響き渡る轟音。
徐々に鼓膜の感覚が
麻痺していくような錯覚を覚え・・・

柵ひとつ隔てたステージで
唄うえみさん。
いつものほんわかした雰囲気とは
ちょっと違う
ブルージーな彼女の唄。
もうギターを弾くことも無いと思ってた、
と語ってたえみさん。

「緊張して・・・」とは言っていたけれど
短くないキャリアが醸し出す
揺るぎのない自信は
そこにあったはず。
彼女の唄や、ギター、
仲間への愛情が
きちんとフィルムに焼き付けられていれば
いいのだけど。

好きなことは、続けていける。
続けていけば、自信につながるかどうかは
まだ分からないけど。

彼女が作った詩を、あらためて読んで
また、アイディアが湧いて来て。

退屈知らずの、長い長い秋





おせんべいの_カンカンを開ければ_

2009-07-31 00:35:46 | music
あぁ、そうだ!
実家の、私が使ってた部屋の
おせんべいのカンカンを開ければ
彼女のCDが、一枚だけ
入ってるはず。

鈴木祥子さん
いつのまにか聴かなくなって
何年も経た、今になって
ライブを観るとは
思ってなかったからね。

私がぼーんやり考えてた何かや
心のなかでもやもやさせてた気持ちは
ぜんぶ、彼女が言葉や唄や涙にして
外へ外へ、解き放ってくれて。

フワフワあたたかな気持ちを抱いて
帰途につく、地下鉄の中。


音楽界のオダギリジョー

2008-11-22 01:17:56 | music
・・・なんだそうです。

六本木、スーパーデラックスにて
大橋トリオのライブ。
いや~~~
だめもとで当日券狙いだったけど
入れました!!
ベルベットのごとき温かく、
かつセクシーな歌声
ジャジーなんだけど
ポップでもある楽器のハーモニー

に、しばし酔いしれましたとさ。

Harmonic,Relaxing,Melodious voices...

2008-10-05 00:41:44 | music
町田・簗田寺へ
Idaのライブを観に行きました。

神奈中バスに乗るのは久しぶり。
駅から、無事たどり着けるのか…?
という、少しの不安も
バスの席に隣り合わせた
おばさまと話したり
同じくライブ会場へ向かう
親切なカップルと共に歩くうちに
すっと消えていきました。

あたたかく、フワフワと包み込まれるような
アコースティックサウンドと、至福のハーモニー。
ムリヤリでも誰かを
引っ張ってくればよかった…と
ちょっぴり後悔。
畳の上であぐらをかいたり
寝そべったりしながら
寛いで聴けるのも、お寺ならでは。
聴衆の皆の表情もやわらかく。

涼しい風が吹き始めた
夕暮れ時に。

直球

2007-05-20 08:45:20 | music
LOST IN TIME、2度目の野音ライブ。

ここ数年で、彼らの生み出す音楽が
ぐっと大人に・・・というか
ある意味ストレートになったなぁと感じるのは
気のせいでしょうか。

世の中の、悲しい出来事に目を向けて
生まれたという曲たち。
もうこれ以上の直球はない、というくらいの
直球勝負。

アコースティックギターに持ち替え
「座る?」と皆に声をかけ、
ユーミンの「卒業写真」カヴァー。
「田舎の生活」は、スピッツのトリビュート盤から。
この曲でロストを好きになった人も
多いんだろうな。

海北くんの力強さはそのままに
穏やかさや優しさがミックスされて。

暮れ始めた薄青い空が、
濃い群青に変わるまで。

拝啓 アンジーさま

2007-04-29 23:28:51 | music
ピアノの音が歌っているのか
あなたの声が楽器なのか
もう、このさい
どっちでもいいよね!

NHKのホールいっぱいに届く
圧倒されんばかりの歌声

ひとたび歌い終えると
徳島弁でいっぱいおしゃべりの
ふつうの女の子に戻って

アンジー、
あなたがたくさんのヒトに
愛されるわけが
また一つ、わかった気がしたよ

また、一緒に歌わせてね!!
きっとだよ

*****************

写真:Angela Aki Official Websiteより



歌姫たち

2007-02-03 20:28:52 | music
以前は苦手意識のあった
女性ヴォーカルものですが
最近はよく聴くようになりました。

昨年の紅白で
見事に心をぶち抜かれてしまった
Angela Akiと、

Norah Jonesはヴェルヴェットのごとく
Joni Mitchellはシフォンのごとく
Carole Kingはブランケットのごとく
おやすみ前のトロンとした心に
ふわりふわりと
降りてくるのであります。