埋もれゆく記憶

とある写真家さんの展覧会で
古びた雀荘の写真を見て、
「これはどこですか？」と
聞いてみたところ
「新橋です」と。
それ以来、ちょっと気になっていたので。
カメラをお供に行って参りました。

駅から、ニュー新橋ビル方面へ
てくてくと。

・・・・・
なにこれ？？
戦後の焼け跡のような・・・

トタンが剥がれかけた壁、
空き地だらけの街並み、
新聞読みながら歩いていくおっさん、
路上に落ちてる軍手。

どうやら、再開発を進めているようです。

もはや「もの悲しい」という空気は
そこにはなく。
妙に開き直っているというか、
ただ穏やかに「その時」を待つ、というか。

今まで感じたことのない
不思議な感覚におそわれるような。

途中で
ダメだぁ～、これ以上は撮れぬ・・・！
と思い
カレッタ汐留へ駆け込みました。笑

次に行くときは
跡形もなくなってしまっているかも
しれないなぁ

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写真は、また近いうちに
アップできたら、したいと
思っとります。

紅（くれない）色の時間

5時を告げるケータイの目覚まし時計
そうだ、行かなきゃ

ヨコスカ線の車両に溢れ出す
紅色の光
そうだ、忘れてた
こんな眩しい時間の存在を

砂まみれになってくスニーカーで
モップみたいなわんこと
戯れてるうちに
水平線の向こうから
笑顔が戻ってきたよ

そうだ、忘れてた
こんなに大きくて優しくて
きらきらした世界が
あるってことを

歌姫たち

以前は苦手意識のあった
女性ヴォーカルものですが
最近はよく聴くようになりました。

昨年の紅白で
見事に心をぶち抜かれてしまった
Angela Akiと、

Norah Jonesはヴェルヴェットのごとく
Joni Mitchellはシフォンのごとく
Carole Kingはブランケットのごとく
おやすみ前のトロンとした心に
ふわりふわりと
降りてくるのであります。