コンコンコン、と
小気味良い ドアのノック音。
ドアを開けると ホテルの1Fの
カフェバーのお姉さんが
穏やかな笑みを浮かべて
立っていた。
オレンジ色の 夕陽に照らされた
その手には
丁寧に畳まれた 洗濯物があった。
受け取ると
柔軟剤のいいかおりが
ふわり と漂った。
Nazareの細い路地を ぶらついていると
時折漂ってきた あのかおりだ。
じぶんの洗濯物を 畳んでもらうなんて
もう長いこと してもらってないや。
洗濯物に袖を通して なお
そのかおりは ふわふわと身体を
包み込んだまま。
私はまた ちょっと泣きそうになった。
小気味良い ドアのノック音。
ドアを開けると ホテルの1Fの
カフェバーのお姉さんが
穏やかな笑みを浮かべて
立っていた。
オレンジ色の 夕陽に照らされた
その手には
丁寧に畳まれた 洗濯物があった。
受け取ると
柔軟剤のいいかおりが
ふわり と漂った。
Nazareの細い路地を ぶらついていると
時折漂ってきた あのかおりだ。
じぶんの洗濯物を 畳んでもらうなんて
もう長いこと してもらってないや。
洗濯物に袖を通して なお
そのかおりは ふわふわと身体を
包み込んだまま。
私はまた ちょっと泣きそうになった。