*orange bicycle*

写真のこと、日常のことなど書いていきますですよぉ

9_Monsanto

2011-02-02 22:36:09 | Portugal
「一軒家を貸している女性を
知ってるわよ。
1泊25ユーロで
一軒家、全部が借りられるわよ」

えっ!?
一軒家・・・
そんなそんな、ひとり旅には
持て余してしまうんじゃない!?

う~ん、どうしよう

「この坂を上って、上へ行くと
広場があって
正面向かって右のおばさんは
編み物をしてて、
左のおばさんは
居眠りしてるわ。
その、居眠りしてる方のおばさんに
尋ねてごらんなさい。
彼女のだんなさんは
英語が話せるわよ」

は!?

キョトーン

そんな
人をオキモノみたいに・・・

ポカーーン としていると
彼女はこう続けた。

「あなた、荷物が重かったら
ここへ置いて行ってもいいわよ。
なんなら、その女性を
ここへ呼んできてもいいわ」

・・・・・・

あまりにもヒトを疑いすぎるのも
問題だけど
正直、初対面だし
相手がどんな人かは
分からない。

「と・・・とりあえず
荷物持って、行って
その方と話してきます!」

なんだか、あまりにも予想外の展開で
キツネにつままれたような気分ではあるが
とりあえず
先へ進むしかない・・・。

彼女の言う通り
坂を上ったところに、広場があり
2人の女性が
並んで座っていた。
(ちなみに
左のオバサンは起きていた)

「こ、こんにちは!」
「(驚)こんにちは」
突然、見慣れないアジア人の小娘に
声をかけられたもんだから(?)
怪訝そうな顔をして
2人、声を揃えて挨拶を返してくれた。

「あの・・・
今夜、泊まれる部屋ってありますか?」

もはや単語のよせあつめでしかない
よれよれのポルトガル語で
話しかけてみる。
大丈夫かなぁ、ハラハラ・・・

さっきカフェに居た
彼女の言うとおり
左に座っていたおばさんが
立ち上がり
だんなさんを連れてきてくれた。

はぁ~
ありがたや!!!