秦野市のランドマーク?ヤビツ峠に
車で行ってきました
写真は峠の途中、休憩所にもなっている菜の花台の展望台より、
江の島がかすかに見えます。
『車で』が、なぜ、赤色太字になったかといえば・・
悔しさと怒りがこもっているからです
神奈川県の”ヤビツ峠”といえば、今や自転車人のヒルクライムのメッカと化し、
だれもが一度はチャレンジしてみたいと思うところ
ヤビツは昔、宮ヶ瀬に行った帰りに通ったことがありますが、
当時はまだ、自転車で登る人がほとんどいなかったのか、関心の無さから気付かなかったのか
とにかく、自転車の姿を見た覚えはありません。
誰が、いつ頃から登るようになったのか、とにかく入口である246号線”名古木”あたりから、
かなりのヒルクライムニスト(こんな呼び方あったかしら?)が次々、上って行きます。
おそらく自分が乗っていなかったら
「よく自転車なんかで登るわねえ 危ないったらありゃしない
」
あげく、「じゃまねえ
」
とまで言っていたかもしれません。
ところが、不思議なことに、車の助手席にいながら、自分が
で登っている気分に
なってしまうのです。
これでもか、これでもかと坂は続きます。
”ダンシング”といってもダンスを踊ることではなく、いわゆる”立ちこぎ”の
専門用語なのですが、股関節に障害のある私にはとても無理ですし
それでは、そんなことしないでゆっくりこいで行けばという話ですが
そんなに甘いコースではありません。
ここがヤビツ峠のてっぺんです。
大勢の登坂達成者のみなさんが、それは満足げな顔で休憩していました
夫も、私もそれぞれに話し相手を探して声をかけました。
今日で7回目というご夫婦、多分アラフォー世代のお二人かと思いますが
奥さまはとても華奢な方で、どこにそのスタミナと筋力があるのかと
驚きました
もうひと組の男性お二人、一人の方は大田区から走り続けてきたと、
いつも大井ふ頭でトレーニングをしているけど、平坦な道ばかりで
トレーニングにならないので、挑戦してみたとのこと
今日、初めて登りきったと、その顔は、言葉は目標をやりきった自信と達成感に
充ち溢れて・・・
私はといえば、自転車に乗って4年半、こんな屈辱的な気持ちになったのは
初めてのことです
登山をする方々なら、
<なぜ苦労してまで高い山に登るの?>
<そこに山があるから>ですが
自転車人は
そこに道があるから、坂があるから、ただひたすら進みたい
それだけのことです。
ばかみたいな話ですが、ひとりで挑戦するスポーツって、ほとんどがそんなものです
<悔しいな
なんとかできないものかしら?>
車で下りながら、やはり自転車で気持ちよさそうに下って行く人たちの
誇らしげな横顔がとても眩しく、輝いて見えました
なんと一日に何度も登り、下りを繰り返している人もいるとか
そこまでやれなくてもいいですけどね