温泉にゃんこのネコ散歩

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大人の修学旅行in富山2

2006-05-25 23:14:18 | 温泉
急かされて富山県に入る。目指すは「金太郎温泉」。長野回りの1台ともここで合流した。巨大温泉ホテル系のお宿の隣にある「金太郎温泉・カルナの館」は、かけ流しの大きな露天が有名らしい。栃窪温泉のインパクトが強かっただけに、あまりそそられない外観…でも、金太郎ちゃんのオブジェが可愛い大露天には、硫黄臭のある濃い目の塩化物泉がドクドクと流れ込んでいた。大粒の叩きつけるような雨の中、菅笠をかぶって大露天に浸かる。やっぱにゃんこはマニア?内湯もジェットバスも温泉を使用しているというのが贅沢だ。内湯の壁には、巨大な石が一面に置かれている。これは立山連峰を模したものらしい。この派手な感じ…そう言えば、名古屋から真っ直ぐ上に来ると富山だもんなぁ。何となく中部地方の匂いがしてきたのも納得できるというものだ。ここでも、長居はできない。お豆腐の試食をチョロリとして、ドシャ降りの中急いで車に乗り込んだ。



車はまた高速に乗り、魚津から射水の町なかに入ったところに唐突にある「大門赤湯鉱泉」にたどり着いた。
「ダァーーーーー!この構え、たまんないっす♪」
昔の銭湯の風情が残る中に演歌のテイストが混ざり合って、不思議な空気を醸し出している。番台には、往年の烏丸ひろこ風のほのかに退廃的な香りがするネーさんひとり。入って来るのはばーちゃんばっかり。そして、脱衣所一面にあまり有名でない演歌歌手のポスターが貼られている。ここは鉱泉銭湯で、さら湯の隣に赤錆色の鉱泉の小さな浴槽があった。3人してギューギューになってそこに浸かる。何だか妙な光景だ…やっぱにゃんこはマニアなの??? 激烈にあったまってコーヒー牛乳など飲んでいると、烏丸ネーさんが話しかけてきた。日曜日は、カラオケができるそうだ。
「けっこう気持ちいいみたいよ。お風呂で歌ってる人もたまにいる(笑)でもさぁ、そーいうのもいいじゃない。うちね、もう後継者がいないんだけど、ネットで調べてたずねて来る人多いんだよね。鉱泉の銭湯は他にもあるけど、硫黄臭があるのはうちだけだからさぁ、何とか頑張っていかないとね」
う~みゅ、銭湯の脱衣所で「天城越え」なんぞ歌ってみたいもんだわね。今日も頼めば歌わせてくれそうだけど、でもでもやっぱり時間が無いのよ(TT)強烈に後ろ髪引かれつつ、今宵の宿に向かうのであった。それにしても、この町のたたずまい…いいにゃあ~☆ 週末は大凧上げがあるようで、あちこちに大きな凧が掲げられていた。(つづく)

金太郎温泉・カルナの館→http://www.kintarouonsen.co.jp/carna/index.html
射水市・温泉、公衆浴場一覧→http://phonebook.yahoo.co.jp/list?a2=16211&g3=8049000