金星・月・木星

明け方に望めた、３つの星の競演です。下の画像では、月に地球照（アースシャイン）がクッキリと☆上の画像の建物は、天文台です。２点とも、星のお仲間よりいただきました（＾＾

京都ブランド

何やかんやで、年に１回は京都に行っている。桜の時期に、祇園で都をどりを観て、円山公園の紅しだれで夜桜見物というのが一番多いのだが、昨年は冬の京都を見る機会に恵まれた。前からその場に身を置いてみたかった貴船神社を訪ねた時は、水の神さまらしく小雨模様。人影のまばらな深閑とした境内で、雨の匂いを感じながら心静かに過ごしたひとときは忘れられない。水占みくじからは、嬉しいお言葉が浮かび上がった。

京都に行くと、必ず立ち寄る店がある。宮脇売扇庵とイノダコーヒー、そして一澤帆布店。にゃんこ、柄にもなく日本舞踊を習っているが、お稽古用のお扇子はこの宮脇売扇店で選ぶと決めている。伝統につちかわれたここのお扇子は、浅草などに売っている物とは格が違う。しっかりした作りと優美な図柄のお扇子を手にすると、立ち居振る舞いまで変わってくるから不思議なものだ。お気に入りは、大好きな桜を描いたもの。半玉姿で「京の四季」という端唄を踊った時にも、ここの桜吹雪のお扇子をつかわせてもらった。店員さんもお稽古に使うとか舞台で踊る演目などを伝えると、すぐにそれに見合った物を出してきてくれるのがさすが老舗の対応と感心してしまう。

老舗のオーナー達が集うイノダコーヒー本店で味わう濃ゆいブレンドコーヒーや、ここでしか手に入らない一澤帆布店の普段使いのバッグなど、京都のお店の逸品はどこか特別な「京都ブランド」の香りを漂わせている。そんなところも好きで、京都という空間に惹かれるのかもしれない。

この京都の下賀茂神社の近くに、毎日忙しく帽子を作りながら、時に秘湯の温泉行脚に出かけている素敵なご夫妻が住んでいる。にゃんことは温泉繋がりで、関西に行った時などはお世話になっているのだが、ここで生み出される帽子も、他ではちょっと見られない京都テイストをしっかりと漂わせている。女の子がかぶったら、メチャ可愛いかも？そんなことを思いながら眺めていたら、またキーンとした京の冬の空気を感じたくなってきた…。

宮脇売扇庵→http://domestic.travel.yahoo.co.jp/bin/tifdetail?no=jtba3700640
京の帽子屋・うなぎの寝床→http://6801.teacup.com/kyonobousiya/shop