温泉にゃんこのネコ散歩

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和服の勧め

2004-11-03 20:33:26 | ノンジャンル
今日は大安、知り合いのお嬢さまの結婚式に出席する母に、留袖を着せた。ひとり娘の結婚式のためにと思って買ったのに、当初の目的を果たせそうに無い留袖にゴメンナサイと謝りつつ(><;)、ピシッと着付けをした。やはり黒留袖は美しい♪いつもおっぺけな母も、なかなかのものだ(0^;

駅に送っていく途中にある氷川鍬神社には、大勢の七五三のお子ちゃま達が可愛い着物を着せられてチマチマと動いている。両親やおじいちゃんおばあちゃんが嬉しそう!そう言えば、七つのお祝いに買ってもらったピンクとブルーのお気に入りの着物を、いつまでも脱ぎたくなくて夜遅くまで頑張っていたのを思い出した。ツラクて半べその写真も残っているが…。着物を着せてくれていた母に、今度は私が着せる立場になるとは感慨深い。

小さい頃から着物が好きだった。お正月には、よく簡単なアンサンブルの着物を着て大宮の氷川神社に初詣に行った。今でも着物は大好きで、着付け教室に通って自分でチャチャチャと着られるようになったのを期に、パーティや観劇の時には着物で出かけることが多くなった。実は着物で歩いていると、得をすることが多い。買い物をすればおまけをしてくれるし、電車では席を空けてもらったり、信号待ちで見知らぬおばあちゃんに褒められたり、はたまた高飛車な証券会社の担当が妙に丁寧に応対するようになったりetc…。確かに珍しいので、優しくしてもらえるのかもしれない。

母を送った足で近くのデパートに寄ったところ、おりしも京都の呉服屋さんが来て着物大処分市を開催中。ふらふらと寄り込んで、茄子紺の地に銀の椿が描かれた訪問着に釘付け…カッコイイ☆何とこれがリサイクル着物で超破格の上、サイズもピッタリだったため即購入♪今日は思わぬ着物dayとなった。最近リサイクル着物ショップも増えて、若い人も気軽に着物にチャレンジできるようになった。日本の素敵な文化を絶やさないように、着物を着る人が増えてくれるといいと思っている。

雅な京友禅は大好きだが、いつかは紬などの織りの着こなすのが難しい物も着られるようになりたい。中越地震でもっとも被害を受けた小千谷は、小千谷縮で有名だ。だいぶ前に、織りを見学したことがある。糸を紡ぐ89歳のおばあちゃんの避難所生活が映し出されていた。1日も糸を紡がなかった日はなかったのに…と、落胆した声に胸がつまった。地震がおさまって復興が進んだら、ぜひまた小千谷縮を見に行きたいと思っている。