日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(1253)「ド・モルガンの法則」と「述語論理」。

2023-01-14 16:40:32 | 論理

―「医療過誤」に関する「レポート(医学博士・弁護士に読んでもらう)」を、「640グラム」程書いてゐたため、久しぶりの「ブログ」です。―
(01)
(ⅰ)
1   (1)  ~P&~Q   A
 2  (2)   P∨ Q   A
1   (3)  ~P      1&E
  3 (4)   P      A
1 3 (5)  ~P&P    34&I
  3 (6)~(~P&~Q)  15RAA
1   (7)     ~Q   1&E
   8(8)      Q   A
1  8(9)   ~Q&Q   78&I
   8(ア)~(~P&~Q)  19RAA
 2  (イ)~(~P&~Q)  2368ア∨E
12  (ウ)~(~P&~Q)&
        (~P&~Q)  1イ&I
1   (エ) ~(P∨ Q)  2ウRAA
(ⅱ)
1   (1)  ~(P∨ Q)  A
 2  (2) ~(~P&~Q)  A
  3 (3)    P      A
  3 (4)    P∨ Q   3∨I
1 3 (5)  ~(P∨ Q)&
          (P∨ Q)  14&I
1   (6)   ~P      35RAA
   7(7)       Q   A
   7(8)    P∨ Q   3∨I
1  7(9)  ~(P∨ Q)&
          (P∨ Q)  18&I
1   (ア)      ~Q   79RAA
1   (イ)   ~P&~Q   6ア&I
12  (ウ) ~(~P&~Q)&
         (~P&~Q)  2イ&I
1   (エ)~~(~P&~Q)  2ウRAA
1   (オ)   ~P&~Q   エDN
従って、
(01)により、
(02)
①  ~P&~Q
② ~(P∨ Q)
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(03)
①  ~P&~Q
② ~(P∨ Q)
に於いて、
Q=Q∨R
といふ「代入」を行ふと、
①  ~P&~(Q∨R)
② ~(P∨ (Q∨R))
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
従って、
(02)(03)により、
(04)
「ド・モルガンの法則」と「結合法則」により、
①  ~P&~Q&~R
② ~(P∨ Q∨ R)
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(05)
(ⅰ)
1 (1) ∀x(象x→~兎x) A
1 (2)    象a→~兎a  1UE
 3(3)    象a& 兎a  A
 3(4)    象a      3&E
13(5)       ~兎a  24MPP
13(6)        兎a  3&E
13(7)    ~兎a&兎a  56&I
1 (8)  ~(象a& 兎a) 37RAA
1 (9)∀x~(象x& 兎x) 8UI
(ⅱ)
1  (1)∀x~(象x& 兎x) A
1  (2)  ~(象a& 兎a) 1UE
 3 (3)    象a      A
  4(4)        兎a  A
 34(5)    象a& 兎a  34&I
134(6)  ~(象a& 兎a)&
         (象a& 兎a) 25&I
13 (7)       ~兎a  46RAA
1  (8)    象a→~兎a  37CP
1  (9) ∀x(象x→~兎x) 8UI
従って、
(05)により、
(06)
① ∀x(象x→~兎x)
② ∀x~(象x&兎x)
に於いて、すなはち、
① すべてのxについて(xが象であるならば、xは兎ではない)。
② すべてのxについて(xが象であって、xが兎である)といふことはない。
に於いて、
①=② である。
然るに、
(07)
{個体の変域}={a、b、c} であるとして、
② ∀x~(象x&兎x)
③ ~(象a&兎a)&~(象b&兎b)&~(象c&兎c)
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(04)(07)により、
(08)
③  ~(象a&兎a)&~(象b&兎b)&~(象c&兎c)
④ ~{(象a&兎a)∨ (象b&兎b)∨ (象c&兎c)}
に於いて、すなはち、
③ (aといふ象が兎であることはない)し、(bといふ象が兎であることもない)し、(cという象が兎であることもない)。
④{(aといふ象が兎である)か、または、 (bといふ象が兎である)か、または、 (cといふ象が兎である)}といふことはない。
に於いて、
③=④ は「ド・モルガンの法則」である。
然るに、
(09)
{個体の変域}={a、b、c} であるとして、
③ (aといふ象が兎であることはない)し、(bといふ象が兎であることもない)し、(cという象が兎であることもない)。
④{(aといふ象が兎である)か、または、 (bといふ象が兎である)か、または、 (cといふ象が兎である)}といふことはない。
といふことは、
③ 全ての象は、兎ではない。
④ 兎である象は存在しない。
といふ、ことであって、
④ 兎である象は存在しない。
といふ「日本語」は、
④ ~∃x(象x&兎x)
といふ「述語論理式」に「相当」する。
従って、
(06)~(09)により、
(10)
① ∀x(象x→~兎x)=全ての象は、兎ではない。
② ~∃x(象x&兎x)=象である兎は存在しない。
に於いて、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。
従って、
(10)により、
(11)
「対偶」と「交換法則」により、
① ∀x(兎x→~象x)=全ての兎は、象ではない。
② ~∃x(兎x&象x)=兎である象は存在しない。
に於いても、
①=② は「ド・モルガンの法則」である。



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