―「先程(令和03年10月02日)の記事を書き直します。―
(01)
練習問題5:10個の原始的規則あるいは導出された規則を、既に証明されたどのような連式あるいは定理とでもともに用いて、証明せよ。
(論理学初歩、E.J.レモン著、竹尾治一郎・浅野楢英 翻訳、1973年、80頁)
(d)~Q├ P→(Q→R)
〔私による解答〕
1(1) ~Q A
1(2) ~Q∨R 1∨I
1(3) Q→R 2含意の定義
1(4)~P∨(Q→R) 3∨I
1(5) P→(Q→R) 4含意の定義
従って、
(01)により、
(02)
(d)~Q├ P→(Q→R)
といふ「連式」は、「妥当」である。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1 (1)P→(Q→R) A
2 (2) Q A
3(3)P A
1 3(4) Q→R 13MPP
123(5) R 24MPP
12 (6) P→R 35CP
1 (7)Q→(P→R) 26CP
(ⅱ)
1 (1)Q→(P→R) A
2 (2) P A
3(3)Q A
1 3(4) P→R 13MPP
123(5) R 24MPP
12 (6) Q→R 35CP
1 (7)P→(Q→R) 26CP
従って、
(03)により、
(04)
① ~Q├ P→(Q→R)
② ~Q├ Q→(P→R)
に於いて、
①=② である。
然るに、
(05)
(ⅱ)
1 (1)Q→(P→R) A
2(2)Q& P A
2(3)Q 2&E
12(4) P→R 13MPP
2(5) P 2&E
12(6) R 45MPP
1 (7) Q&P→R 26CP
(ⅲ)
1 (1) Q&P→R A
2 (2) Q A
3(3) P A
23(4) Q&P 23&I
123(5) R 14MPP
12 (6) P→R 35CP
1 (7)Q→(P→R) 26CP
従って、
(05)により、
(06)
② ~Q├ Q→(P→R)
③ ~Q├(Q&P)→R
に於いて、
②=③ である。
然るに、
(07)
(ⅲ)
1 (1) (Q&P)→R A
1 (2)~(Q&P)∨R 1含意の定義
3 (3)~(Q&P) A
3 (4) ~Q∨~P 3ド・モルガンの法則
3 (5) ~Q∨~P∨R 4∨I
6(6) R A
6(7) ~P∨R 6∨I
6(8) ~Q∨~P∨R 7∨I
1 (9) ~Q∨~P∨R 23568∨E
(ⅳ)
1 (1) ~Q∨~P∨R A
1 (2)(~Q∨~P)∨R 1結合法則
3 (3)(~Q∨~P) A
3 (4)~(Q&P) 3ド・モルガンの法則
3 (5)~(Q&P)∨R 4∨I
6(6) R A
6(7)~(Q&P)∨R 6∨I
1 (8)~(Q&P)∨R 23567∨E
従って、
(07)により、
(08)
③ ~Q├ (Q&P)→R
④ ~Q├ ~Q∨~P∨R
に於いて、
③=④ である。
従って、
(04)(06)(08)により、
(09)
① ~Q├ P→(Q→R)
② ~Q├ Q→(P→R)
③ ~Q├ (Q&P)→R
④ ~Q├ ~Q∨~P∨R
に於いて、
①=②=③=④ である。
従って、
(09)により、
(10)
① Qではない。従って、 Pならば、(QならばRである)。
② Qではない。従って、 Qならば、(PならばRである)。
③ Qではない。従って、(Qであって、Pである)ならばRである。
④ Qではない。従って、(Qでないか、Pでないか、Rである。)
に於いて、
①=②=③=④ である。
然るに、
(11)
(ⅰ)(Qでないか、Pでないか、Rである。)然るに、
(ⅱ)(Qであって、Pである。)従って、
(ⅲ) Rである。
といふ「推論」は、「妥当」である。
(12)
(ⅰ)(Qであって、Pである)ならばRである。然るに、
(ⅱ) Qである。
(ⅲ) Pである。従って、
(ⅳ) Rである。
といふ「推論」は、「妥当」である。
(13)
(ⅰ)Qならば、(PならばRである)。然るに、
(ⅱ) Pである。
(ⅲ)Qである。従って、
(ⅳ) Rである。
といふ「推論」は、「妥当」である。
最新の画像[もっと見る]
- (219)「雜説・韓愈」の述語論理(Ⅱ):「返り点」に注意。 6年前
- (148)足りないのは「和文力」。 6年前
- (145)「雑説、韓愈」に於ける「連言の否定」(Ⅴ) 6年前
- (142)「雑説、韓愈」に於ける「連言の否定」(Ⅱ)。 6年前
- (141)「雑説、韓愈」と「連言の否定」。 6年前
- (139)『括弧』と『返り点』。 6年前
- (137)「君子不以其所以養人者害人」等の「不」について。 6年前
- (135)「以十五城(副詞句)」の位置について。 6年前
- (130)「白話文(北京語)」の、有り得ない「返り点」について。 6年前
- (130)「白話文(北京語)」の、有り得ない「返り点」について。 6年前
でも現実はコロナ禍であることには間違いありません。
では、このギャップを如何に埋めるのか?
それは、「同意」であるような気もします。
何との同意? 誰との同意??
それは、自分自身との「同意」かと思ったりもします。
要するに、自己責任ではないでしょうか?
それって何よりも重いです。
ただ、その重さに耐える強い意思があれば、このコロナ禍を自身の(医学的)専門力や、過ちのない(社会的)合意により、渡り切れる気もしています。