横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2024年11月23日 天気晴朗なれど風チョー強し
カラリと晴れた気持ちの良い晩秋、小雪も過ぎましたので初冬と云うべきでしょうか。 やたらと風が強くて、そして太陽の高度は低いとは云ってもドピーカンで花を撮るのには余りよろしくない今日の恩田の森でしたが勿論、楽しく歩いてきました。
お馴染みの白山谷戸。カラリと晴れて、風が強いことを除けば絵に書いたような-写真に撮ったようなと云うべきか。まっ、どちらにしても風は描けないし写らないけれど。いや、一流は描いたり写したりできるか-初冬の横浜地方です。
白山谷戸の民家の庭先で咲いていた皇帝ダリア(キク科ダリア属。中米原産)。正式な和名は木立(こだち)ダリア。キダチ(別読み)ダリアとも呼ばれています。20年くらい前には大ブームで、この季節にはあちらこちらで見かけたものですが既にブームは去ってしまったようで、近頃は見かけることが少なくなりました。
黄葉する欅の木の真ん中ですっくと立ち青々とした葉を広げる棕櫚(しゅろ。ヤシ科シュロ属)。中国の亜熱帯地方が原産で平安時代に日本にもたらされ九州地方に定着。寒さに強い個体の子孫が北へ北へと広がり今では関東地方南部の雑木林では普通に生えております。この野生化した棕櫚を見て、欧州のさる植物学者が「日本は亜熱帯だ」と云ったとか。
南天の実も赤く熟してきました。温暖な横浜地方の季節も、小雪を過ぎ冬へとシフトチェンジしたようです。
初冬の花、山茶花。「晩秋45:初冬55」の恩田の森でした。
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2024年11月16日 曇り空もまた良し
朝早いうちは晴れていたのに出かける頃には日が陰り、いかにも霜月半ばらしい今日の森でした。お陰で咲き始めた山茶花には良い具合に光が回ってまずまずの写真を撮ることができました。曇り空もまた良し、です。
気温はそれほど低くないのですが、撮った写真を見るといかにも寒々し感じに写っていますね。
あかねの森南麓の畑の隅に植えられているローズマリーの花。独特の強い香りとは裏腹に、花は優しい薄紫色。この花を見るとシソ科であることに頷けます。
薬師堂境内の隅っこで咲いていた花。pictureThisによるならば、厚葉君が代蘭(あつばきみがよらん。別名ユッカ・グロリオサ)。リュウゼツラン科ユッカ属で米国東南部原産とのこと。英語版Wikipediaにはキジカクシ科の顕花植物の一種で、2.5メートルに成長しする常緑低木だと云うようなことが書かれているようですが・・・
厚葉君が代蘭の向かいの生垣では乙女椿の花。
さざんか さざんか 咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き
晩秋から初冬の花、山茶花も咲き始めました。
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2024年11月9日 秋佳日
気持ちよく晴れた佳き秋の日。朝の外気が13度と低めでしたので、長袖ポロシャツの上にスエットシャツ、そしてウインドブレーカーと云う今シーズン初めての軽防寒仕様で出かけましたが日向ではちょっと暑くまだまだ秋? 日陰では少々寒く感じ初冬? と云う感じでしたので都度ウインドブレーカーのジッパーを開け閉めする、そんな今日の恩田の森でした。
陽当たりの良い南斜面の畑。夏野菜の残滓が片付けられ隅々まで美しく整えられた畑。これから何が植えられるのでしょうか。
稲の天日干しは知っていても、これが何だかお判りの方は多くないかもしれませんね。大豆を干しているところです。一、二週間干してから鞘の中の豆を取り出します。
畑の隅で咲く菊の花。大規模農産地では見られないと思いますが、恩田の森の畑では野菜と一緒に花が植えられ咲いていることが少なくありません。
と、ここまで日向はちょっと暑くまだまだ秋?の森。次からは日陰では少々寒く感じる初冬?の森。
冬に向かって枯れゆく野薊。
紅葉し、そして果ててゆく。
小鳥が啄ばんだのか、独り落果したのか、残り少なくなってきた薮茗荷の果実。
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2024年11月3日 秋晴れの森
前日の雨から一転、気持ちの良い秋晴れ、絶好の散歩日和となった恩田の森です。
いつもの白山谷戸の上には気持ち良く青空が広がっておりました。
畑の隅に植えられている菊。長く厳しかった夏の影響なのか菊の開花が遅れておりましたが、ようやく咲き始めました。撮影のために花の近くで腰をかがめると清々しい香りが・・・
紅葉の季節とは言いながら、恩田の森で色付いたのは柿と桜。森の木々の大部分を占めるクヌギとコナラはまだまだ青々とし、ほんの少し黄色くなり始めている葉を見つけるのも大変です(笑)。
きれいに色付いた野葡萄(のぶどう。ブドウ科ノブドウ属)。生食あるいはワイン醸造用として馴染みのある葡萄はブドウ科ブドウ属なので、野葡萄を改良して食用の葡萄ができたと云うことではないようです。
本日のおまけの一枚は、いつもよりも少し足を伸ばし「みちぱんこどもの国店」で購入した「日体メンチカツバーガー」。日体とは、近くにある日体大(日本体育大学)のことで、日体大の学生でも満足できるボリュームのメンチカツバーガーだと云うネーミングです。自家製バンズはふわふわ、メンチカツは超デカ、キャベツたっぷり、自家製ソースもgoodで満足のメンチカツバーガーでした。
みちぱんこどもの国店:https://michipan.com/kodomonokuni/
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2024年10月26日 秋らしくなりました
十月も残り一週間を切り、さすがに秋らしくなってきた恩田の森です。
お馴染みの白山谷戸です。猛暑のあいだ、歩いている物好きは私くらいのものでしたが、涼しくなり散歩の人も戻ってきたようです。
餌になるものが少なくなった鳥たちだけではなく、人の目も引く常盤山査子(ときわさんざし。バラ科トキワサンザシ属。常緑低木)。学名のPyracanthそのままの「ピラカンサ」の方が通りが良いでしょうか。
薬師堂境内の無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属の落葉高木)の実。台風で落果したものも多かったのですが、樹上で完熟を迎えたものもたくさんあります。
長ネギ畑に置かれたこの機械、なんだかお分かりでしょうか。「ネギ管理機」と云い、成長してきたネギが青く(緑色に)ならないように土をかけるための機械です。東日本では、長ネギは主に白いところを食べますので、そのためにネギ管理機で土をかけて白い部分が多くなるようにします。西日本では主に緑色のネギを食べるようですので馴染みがないかも知れませんね。
こちらは、天日干しにした稲の脱穀後の稲藁を、細断して田んぼに撒く作業中。多種多様な農作業のためにそれぞれに特化された機械があるのです。
恩田の森唯一の水系、奈良川で餌を探す白鷺。嘴が黒く冠羽がないので、これは中鷺か。
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2024年10月19日 またしても夏日!
先週「秋ですよ、秋!」と書いたのに今日もまた、10月も折り返したというのにまたしても25度超えの夏日です。お隣の東京都では30度を超えて真夏日になったようです。季節がか、季節感がかが狂ってしまったような昨今ですが、森の植物たちは粛々と自分の生を自分らしく営んでおりました。
秋らしくもある雲が覆う白山谷戸ですが、この後気温はぐんぐん上がり夏日となりました。
秋の花粉症の元凶ではないかとの嫌疑は晴れたものの、在来の生態系を壊す外来植物であることに変わりはない背高泡立草(せいたかあわだちそう。キク科アキノキリンソウ属)ですが、今やススキと共に秋の野を彩る花となっていますね。
日当たりの悪い谷戸にある苔に覆われた柿の老大木。朽ち果ててしまうのも時間の問題でしょうか。
古い記憶は匂いとともに引き出しの奥深くに仕舞われていることが多いものですが、私の中では運動会の思い出と共にある金木犀(きんもくせい。モクセイ科モクセイ属)。
茶の花。要するにお茶の葉を採る木の花です。晩秋から初冬の花であると記憶しおりますが、異常気象のせいなのか早くも開花です。
注:誤字、他を修正いたしました(10/22)。
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2024年10月12日 The秋!
秋ですよ、秋! 最高気温は25度を超えて夏日になったようですが、木陰に入ると涼しい風が心地よい絶好の散歩日和となりました
先週の一枚目とほとんど同じ場所と構図ですが(先週と云わずほとんど毎週同じなのですが「定点観測」とご理解ください)空の色が違います。秋晴れの下の白山谷戸です。
畦道で群生する溝蕎麦(みぞそば。タデ科タデ属)。赤紫がかったものもありますが、この地区のものはほとんど白一色です。
あかねの森の竹林を背景にした残り柿。近くにあってもまだたくさんの実をつけているものもあるなど、個性豊かな柿の木です。
ようやくコスモスを撮ることができました。コスモスには青い空がよく似合います。
徳恩寺近くて「おっ、黄色いコスモス!?」と思って近づいてみましたが、残念ながら黄色い黄花コスモス(「黄花」と名乗りながら実はオレンジ色が多い)でした。黄色いコスモス(オオハルシャギク)についてはこちらをご覧ください。
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2024年10月7日 進む秋
秋がやってきた横浜地方、恩田の森ですが雨勝ちですっきりした秋晴れの日は少なく、なんとなく陰鬱な秋の日が続いており今日もそんな一日。でも、降られず、気温も低く無事に森のレストランを再開できましたのでヨシ、といたしましょう。
稲藁が残された白山谷戸の田んぼ。稲作だけですとコンバインでの刈り取り・脱穀後の稲藁は刻んで田にすき込んでしまいますが、畑作もする農家ですと敷き藁等として貴重な資材となりますのでこうして干しておくのです。
道端で群れて咲く犬蓼(いぬたで。タデ科イヌタデ属)。「赤まんま」の異名の方が通りが良いでしょうか。「蓼食う虫も好き好き」の言葉の元になったのは葉に辛味があり刺身のツマなどの使われるのは柳蓼(やなぎたで。同科同属)であり、こちらはそのような役にも立たない(おままごとの役には立つ)ので犬蓼。植物のなかでその材や果実などが実用の役に立たないものの名前に「犬」が付けられます。犬槇、犬山椒、犬枇杷などがその例ですが、これを人の様にも当てはめた犬侍、犬死などの言葉もあります。犬は洋の東西を問わず古くから有用な家畜であったはずなのに、不思議な「犬言葉」です。241006_0163_384.jpg
少なくなった稲架掛けの天日干し。
今年はコスモスをほとんど撮れていないのが残念。来週は少し遠まわりしてみようかしらん。
檜の木に巻きついて蔓を伸ばして実を生らせた烏瓜。
以下はオマケです。
秋になりましたので春夏の7飯から自炊、通称「森のレストラン」再開です。
食後のお茶も春夏の抹茶から珈琲に変わりした。最近、ドリップパックの美味しい淹れ方を会得したので、なかなかのお味を楽しんでおります。
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2024年9月29日 秋到来
先週「暑さも今日までで、明日以降は気温が下がり一気に秋がやってきそうな恩田の森です」と書きましたがまさにその通り、恩田の森にも秋がやってきました。
なるせの森、番匠谷戸の刈り取りの終わった田んぼです。今年は酷暑が彼岸まで続いたせいなのでしょうか、彼岸花の開花が遅く稲刈りが終わってから咲き始めました。いつもは歩く順番通り、白山谷戸の写真からご覧いただくのですが、今日は最後に歩く番匠谷戸(ここを抜けると世俗、横浜都市圏の住宅地となるのです)での一枚を最初にご覧いただきました。
秋と云えば栗?柿?梨? いいえ、足元に松茸、その上を見れば木通(あけび)です。はい?失礼いたしました(^^;)
彼岸花に黒揚羽。
道端で咲いていた秋明菊。我が家の秋明菊はピンク色でやけに乙女チックなのですがこの白花はしっとりとした大人の秋を感じさせてくれますね、白花の秋明菊。これからでも買えるでしょうか。明日早速園芸店に走ってみます。
今日の最後にもう一枚、稲刈り後の田んぼ。こちらは秋桜の向こうに天日干しの稲の図。今シーズン、稲架掛けを見ることができたのはここともう一箇所だけでした。来年も見ることができることを祈るばかりです。
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2024年9月21日 夏の終わり
先週辺りから森の田んぼで稲刈りが始まりましたが、とても稲刈り時とは思えない暑さが続いている横浜地方です。とは言え週間予報を見るとこの暑さも今日までで、明日以降は気温が下がり、一気に秋がやってきそうな恩田の森です。
稲刈りが済んだ白山谷戸。どの田んぼもコンバインで刈り取るようになり、稲架掛けを見ることはできなくなってしまいました。同じコンバインで刈っても稲藁をチップにして撒いてすぐにすき込んでしまう田んぼと稲わらを残している田んぼがあるのが面白いところです。向かって左側が稲藁を残した田んぼで、蘖で全体が緑色に見えています。右は稲藁を刻んで田にすき込んでしまっていますので茶色です。
山杜鵑草(やまほととぎす。ユリ科ホトトギス属)。恩田の森の杜鵑草は紫色の斑点が少なく、全体に白っぽいものが多いようです。
彼岸花。今年の異常な暑さのせいなのか、多くを見ることはできませんでした。
萩の花はあちらこちらで咲いております(ピント甘)。
なるせの森、牢場谷戸入り口の畑で棉の実が弾けておりました。左の丸い緑の物が棉の果実で、右がその外皮が飛んだもの、白いものが種子についた「綿毛」だと思うのですが、果たして・・・
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