横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2023年6月24日 空梅雨?
先々週は「振りそうで降らない」と、そして先週は「梅雨の中休み?」と書きましたが三週続けて週末に降っていないと云うことは、今年は空梅雨なのでしょうか。まとめてざっと降られるといろいろ不都合が生じますので毎日少しずつしとしとと、梅雨らしく降ってくれると良いのですが、そう都合良くいかないのが天気ですね。
合歓の木の花が咲いておりました。開花時期は梅雨のさなかですが、雨に打たれてしまうと綺麗に撮れない合歓の花。毎年開花のタイミングとお天気が気になる撮影なのですが、今年は良いタイミングでの開花となりました。この木には近づけないのでUpは都県境の尾根道脇で撮ります。
季節の花、紫陽花もそろそろ終わりを迎えつつあるようです。
紫陽花の後はお任せくださいとばかりに次の役者、凌霄花(のうぜんかずら)が見事な花を咲かせておりました。
狗尾草(えのころぐさ。イネ科エノコログサ属)が穂(花)を出し始めておりました。花序を犬の尻尾に見立てて「狗(いぬ)の小草」なのに、別名は「猫じゃらし」。犬なのか猫なのかはっきりしろ!と私は云いたい(^^)
同類に秋の狗尾草がありますが、前者は初夏から晩夏に穂を出し穂の先が垂れない、後者は秋に穂を出し穂先が垂れ下がることで区別がつきます。
野萱草(のかんぞう。ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属)。今年初めて見た野萱草は土手から下の小道に倒れかかっておりました。属名を取って「忘れ草」と呼ばれることもあるようですが、(まったく違うのですが)勿忘草(わすれなぐさ)と混同する方もいたりしますので、この一重咲きのものを野萱草、八重咲きのものを藪萱草(やぶかんぞう)と覚えておくのが良いのではないかと、私は思っております。
お待たせいたしました。合歓の木の花のUpです。またく夢のような花ですね。先にも書きました通り、天気との関係で綺麗に咲いているところを撮ることができるのは四、五年に一度くらいでしょうか。蕾もたくさん残っておりましたので来週も撮れるのではないかと楽しみにしているところです。
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2023年6月17日 梅雨の中休み
横浜地方は梅雨の中休み。朝から気温もぐんぐん上がり昼過ぎには30度を超え真夏日となりましたが、湿度が低く程良く風も吹いておりましたのでまずまず快適な森歩きとなりました。
頼りなかった稲も随分しっかりしてきて、遠目には緑の絨毯を敷き詰めたようになりました。
その緑の絨毯の中で何か動くものがいたので300mmで引き寄せてみたら鴨のようです。大抵はつがいでいるのですが、一羽だけで淋しそうでした。
耕作されなくなった畑で大群生している姫女菀(ひめじょおん。キク科ムカシヨモギ属)。良く似た花に春先から咲くは春紫苑(はるじおん。同科同属)がありますが、この季節になると姫女菀が主流のようです。
日当たりの悪い場所では常盤露草(ときわつゆくさ。ツユクサ科ムラサキツユクサ属)。が群れて咲いておりました。
この季節には白い花が多いなぁと思いながら歩いていたら、目にも鮮やかなオレンジ色の姫檜扇水(ひめひおうぎずいせん。アヤメ科ヒオウギズイセン属)。南アフリカ原産と云われておりますが、ここ20年くらいで見かける機会が増えてきているように思います。
森の畑。先週きれいに畝立てされた畑にはサツマイモの苗が植えられておりました。奥の方の少し日当たりが悪くなるところは里芋のようです。
早くも顔を出し始めた秋の田村草(あきのたむらそう。シソ科アサギリ属)。「たむら」と云う名前の由来は、元は「屯」あるいは「多紫」であったなど諸説あり、しかとは致しません。
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梅雨入り#恩田の森 #横浜の里山 #都会の里地里山 #身近な自然 #横浜市青葉区恩田 #初夏の森 #麦秋 #
2023年6月10日 降りそうで降らない
日曜日は雨の予報。土曜日はと云えばどんより曇り空。意を決して折り畳みの傘をデイパックに忍ばせて降りそうで降らない森を歩いてきました。
冬の間は日が差し込んで明るかったトトロの切り通しも、頭上の雑木の葉が茂り薄暗くなり、いかにも切り通し然とした姿です。
水引(みずひき。タデ科イヌタデ属)。こんな地味な花を愛でるのは世界広しと云えども日本人だけなのでは。名前の由来は、赤白の花序が祝儀袋に付ける水引のように見えることから。祝儀袋の水引の方が先なんですね。
紫陽花が迎えてくれる薬師堂。
その紫陽花とお堂の間にある無患子の木から聞こえて来る羽音は蜂たちのもの。満開の花にたくさんの蜂が群がっているのがお分かり頂けるでしょうか。
紫式部(むらさきしきぶ。シソ科ムラサキシキブ属)の花。良く似た小紫共々、美しい紫色の果実を愛でる人はいても、その花をご存知の方は案外少ないかも知れませんね。
紫式部の花は地味ですがカラフルで上品、秋の果実は小さくまばらでいかにも奥ゆかしい感じです。小紫の花は更に地味で鑑賞の対象にはなりずらい気がしますが、果実はぎっしりと着き見応えがあり、こちらを紫式部と勘違いされている方も少なくないようです。
なるせの森、番匠谷戸の田んぼ。恩田の森の田んぼはすべて谷戸にありますので、写真を撮っても田んぼの向こう側は必ず森となります。
今日も最後は奈良側沿いの遊歩道の紫陽花。花が赤いのは土壌がアルカリ性だからなのでしょうか。
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2023年6月4日 梅雨間近の森
金曜日は暴風雨に見舞われた恩田の森でしたが、今日は晴れ渡り気温も上がり夏日となりました。ただ、前日の名残なのかやや強い風が吹いていたおかげで大汗をかくことなく森を歩いてくることができました。
田植えが済んだ白山谷戸の田んぼ。手前の田んぼは田植えから10日程だと思いますが苗もすっかり根付きすくすくと育っているようです。
せっかく撮ってきておりましたのでもう一枚、白山谷戸の田んぼをご覧ください。あぁ、日本人にとっての原風景だなぁと、つくづく思います。
小指の先ほどの柿の実。花が終わったばかりですが、青くとも一人前の柿の実のような姿をしています。
山百合の蕾です。小指の先ほどの大きさでしたが、来週には人差し指ほどの大きさになっているかもしれません。
蛍袋。道端で普通に咲いているのはさすがに珍しいでしょうか。
最後に紫陽花。奈良側沿いの遊歩道脇のものですが、昨年剪定をしたせいなのか、今年は花の数が少ないようです。
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