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半袖日和

28 April 2012

 ここ暫く週末にはぐずついた天気が多かったのですが、今日は久しぶりに良い天気となりました。気温もぐんぐん上がり半袖日和を通り越し、Tシャツ日和となった今日の恩田の森でした。


 一週間で雑木林の緑がすっかり濃くなりました。その緑をバックにした柿若葉も、今週が見納めでしょう。柿の木って、その花のように地味なのですが、若葉といち早く色付く紅葉は実に綺麗です。


 染井吉野が終わり八重桜が満開になると、庭先に植えられた躑躅(つつじ)が咲き始めます。古くから愛でられた躑躅には多くの園芸種があり、その一つひとつはとても覚え切れないし見分けもつきません。


 恩田の森でも、ところどころにレンゲの種が蒔かれた田んぼがあります。耕され肥料が撒かれた田んぼよりもレンゲ田に見た目が美しいだけではなくたくさんの虫も集まって来ます。その代表が蜜蜂でしょうか。こうしてレンゲ田で蜜蜂たちが集めた蜜が「レンゲ蜜」として売られるわけです。


 この時期、納屋の裏などほの暗いところでひっそりと美しい花を咲かせるのがアヤメ科のシャガ(射干。著莪、胡蝶花とも書く)。この奥ゆかしさが、私は好きです。

 このページで紹介しきれない写真はblogの方に掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。
Blog:郷秋<Gauche>の独り言
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html

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春爛漫

21 April 2012

 「春うらら」と書いてふと気になり確認をしたら、先週も「春うらら」と書いていました。あわてて他の言葉を探したのですが、悲しいかな在り来たりの「春爛漫」しか思い浮かびませんでした。今日は特に昼過ぎからは雲が厚くなったのがちょっと残念でしたが、見渡せばそこここに花が咲き乱れ、まさに春爛漫の今日の森でした。


 柿若葉。若木が瑞々しい若葉を出すのならわかるけれど、こんな老木でも春になると柔らかで美しい葉を出すのです。自然の不思議の一つとも云えますが、こう云い樹木の生き様を見るにつけ、人間もまた歳を経てもなお初々しい、瑞々しい柔軟な心でいたいものだなぁと思います。


 花蘇芳。「はなずおう」と読みます。この時期になるとあちこちで見かけます。そう思っているのは私だけかも知れませんが、花が終わるとすっかり他の樹木に紛れてどこにあるのかさっぱり分からなくなってしまう不思議な木です。花の形でお分かりの通りマメ科の樹木です。


 菜の花をバックにした紫花菜。紫花菜は諸葛菜(しょかっさい)とか花大根とも呼ばれ、今の時期至るところで見かけますが、もとはと云えば中国原産で江戸時代に日本に渡来したとか。菜の花と紫花菜、二輪草と紫花菜など、被写体としてこの時期に活躍してくれる花の一つです。


 なるせの森の尾根道から谷戸を見下ろした図です。綺麗に耕された畑の向こうは休耕畑ですが、その奥にある蜜蜂たちの前の菜の花畑の種が飛んできたのでしょう、ポツリポツリと菜の花が花を咲かせています。

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春うらら

15 April 2012

 染井吉野は終わってしまいましたが、山桜、枝垂れ桜が咲き誇り、雑木林の林床では愛らしい二輪草も咲き始めました。菜の花、桃、花海棠、木瓜、花蘇芳が満開です。柿の木、クヌギとコナラはようやく若葉を出し始めると云うところ。「山笑う」は来週になるでしょうか。


 恩田の森には幾か所で二輪草が群生しますが、これはその中で一番規模の大きなところで撮ったものです。開花の2、3週間前に葉をだし花が終わって2ヶ月程で葉も姿を消し、次の春までの長い期間を地中でじっと過ごします。


 すみよしの森のメインストリートの脇の畑に赤、ピンク、白三色の箒桃(ほうきもも)の木が植えてあります。今年は例年よりも花の着きが悪いようです。冬の間にかなり強めの剪定がされていましたのでそのせいなのかも知れません。


 冬の間は明るかった雑木林の中ですが、あとひと月もすると葉が生い茂って暗くなってしまいます。今はその先駆けとも云える葉が出だしたところ。この季節はほんの一週間と言えないほどの早さで森の様子が変わっていきます。


 あかねの森の徳恩寺の枝垂れ桜です。染井吉野はぱっとと咲いてぱっと散ってしまいますが、枝垂れ桜はもう少し長く楽しませてくれます。私は染井吉野よりも山の中にぽつんと咲く山桜や枝垂れ桜の方が好きです。

注:本日ご覧いただきました写真は、いずれもほんのり淡い感じになるような画像処理施しております。

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二週間振りの森

7 April 2012

 冬の間の二週間は大した変わり映えもしないと云っても良い程にその変化はごく僅かで、ひょっとすると見過ごしてしまい勝ちですが、春の二週間の変化はもう別の場所に来たかと思う程。一番残念だったのは白木蓮(はくもくれん)が終わってしまったこと。恩田の森Nowはお休みといたしましたが、これだけは見逃せないとなるせの森に立ち寄って良かった(写真は4月3日のblogに掲載)。


 まさに雪が降り積もったような真っ白な花、雪柳。びっしりと花を付けた長い枝が風に揺れて撮りずらい。今日は一日中強い風が吹いて花の写真撮影には不向きな一日でした。


 すみよしの森の上の方にぽつりと咲いている桜。山桜でしょうか。


 すみよしの森南麓の菜の花畑の中の桃の木。桃だと思って撮ったのですが、桃とは花の雰囲気が少し違います。スモモとか、アンズでしょうか。


 なるせの森の民家の庭先にある桜の大樹。桜はさっと咲いてさっと散ってしまうので、まさに見頃を見て撮れるのは3年に一度くらいかも知れません。

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