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2023年9月24日 ようやく少し涼しくなった森

 厳しい暑さが続いた今年の夏。9月に入っても連日30度を越す厳しい残暑が続いておりましたが、ほっと一息。秋が来ないでいきなり冬になるのではないかと心配しておりましたが、ようやく「秋暑し」と云える季節となった恩田の森、横浜地方です。



 いつもの白山谷戸。行き掛け時には静かな谷戸でしたが、帰り足で寄ってみたらコンバインが唸りを上げておりました。いつもの白山谷戸なのに何か違う?と思った方も多いのではないかと思います。種明かしをすれば、いつも田んぼの向こうに見えるこんもりした雑木林の山に登り、その中腹から撮った一枚なのです。



 白山谷戸脇の土手で咲いていた白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ。ヒガンバナ科ヒガンバナ属)。曼珠沙華は、彼岸花(ひがんばな)のたくさんある別名の中でもっとも有名な名前であることから、白花曼珠沙華が彼岸花の白花だと思われている向きが多いようですが、同科同属ではありますが実は、別種です。



 毎年、そして今年もすでに幾度かご覧いただき書いておりますが、注意喚起のために再度。黒く熟した洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ。ヤマゴボウ科ヨウシュヤマゴボウ属)の果実です。熟したと云ってもこの実(葉や茎、根も)は有毒です。小さなお子さんがブルーベリーや山葡萄と勘違いして口に入れたりしませんようにくれぐれもご注意ください。味噌漬けにする山菜の山牛蒡(やまごぼう)はキク科のモリアザミでまったくの別物ですので、大人もお間違いなく!



 木通(あけび)。完熟したら食してみたい気もしますが、幸か不幸か長い脚立か高枝切りバサミがないと手が届きません。



 民家の庭先で咲いていた酔芙蓉(すいふよう。アオイ科スイフヨウ属)。開花間もない午前中は白いが、夕刻近くなると赤らんできて、翌日になるとご覧の通り萎んで赤紫の玉に。日が傾くのを待ちかねた左党がしこたま飲んで顔を赤らめるのになぞらえた粋な命名です。



 今日最後の一枚はこの時期の定番、金色の稲田と彼岸花。

  漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。
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2023年9月16日 厳しい残暑のなか稲刈りが始まる

 相変わらず連日32度前後の厳しい残暑が続く横浜地方ですが、ほぼ例年通り稲刈りが始まったようです。恩田の森の散歩と撮影を始めた20年前には二条刈りの小さな稲刈り機で刈り、はさ掛けする田んぼが多かったのですが、最近は脱穀まで済ませる大型のコンバインで刈り取ることが増えてきたようです。



 大稲作地帯とは違い小規模農家が多いですから各戸でコンバインを購入するようなことはなく、持っている農家が頼まれてあちらこちらの稲刈りをしているように見受けられます。風情ある(絵になる)はさ掛けが少なくなったのは少々残念です。



 盗人萩(ぬすびとはぎ。マメ科ヌスビトハギ属)。草丈6、70センチの所謂道端の雑草ですが目立つのは長く伸びた花穂と小さな花で、よく見かける雑草とはちょっと違った印象です。



 そして、盗人萩という不思議な名前の由来がこちら。花の後の果実が、抜き足差し足で歩く泥棒の足跡に似ているとして、かの牧野富太郎先生が命名したのだそうです。



 秋空に映える薬師堂の葱坊主。元へ、擬宝珠(ぎぼうしゅ)。



 牢場谷戸の田んぼの脇で彼岸花が咲いているかと楽しみにしていたのですが、残念ながらまだ気配もありませんでした。その代わりと云う訳ではないでしょうけれど、田んぼの手前の畑で一輪だけ咲いておりました。



 金水引(きんみずひき)。赤い花の水引に対して黄色い花を金に見立てた命名ですが水引がタデ科なのに対して金水引はバラ科と、全くの別物です。これも道端の雑草ですが、さすがにアスファルトやコンクリートで固められた都会の道端では咲いていないでしょうね。

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2023年9月10日 台風一過、厳しい残暑が戻る森

 台風13号で大きな被害がありました地方の皆様にはお見舞いを申し上げます。横浜地方では幸いにも恵みの雨となり草木が息を吹き返したように見えます。雨量は多かったようですが風は強くなく、刈り取り間近の稲が倒れるなどの被害ななかったのは何よりでした。 



 例によって最初の一枚は白山谷戸。田んぼは春夏秋冬、どの季節にもそれぞれの美しさがありますが、やはり刈り取り前の金色の田んぼの美しさは格別ですね。




 
 はい、栗も柿も収穫間近です。



 秋の訪れを告げる仙人草。気の早い最初の一輪から二週間後の今が花盛りですね。



 恩田の森唯一の水系、奈良川の護岸壁から蔓を伸ばす葛(くず)とその花。



 なるせの森、牢場谷戸入り口の畑の隅で毎年楽しみにしている黄花縮砂(きばなしゅくしゃ。ショウガ科ハナシュクシャ属。多年草)の花が咲いておりました。インド、ネパール、ブータン辺りが原産とのこと。誰かが球根を植えたのでしょうね。

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2023年9月3日 残暑が続くも秋の気配

 先週はお休みいたしましたので二週間ぶりの森歩きとなりました。残暑どころか相変わらずの厳しい暑さが続いておりますが、植物たちは正直なもので、暑い中でも少しづつ秋へとその姿を変えておりました。



 二週間前にご覧いただいたのとほぼ同じ場所同じアングルで撮ってみました。暑さは変わらずも、二週間分季節が進んだことがはっきりわかりますね。



 柿の実も色づいてきております。



 そして、二週間前には普通に歩けた「トトロの切り通し」に続く小径が、ほとんど藪漕ぎ状態。しかも先は「通せんぼ」?



 倒木・竹が小径を塞いておりました。



 取り敢えずトラクターと軽トラックが通れるだけ片付けましたが、いつからこんな状態だったのでしょうか。



 道端の韮の花が咲いておりました。これも秋の訪れを告げる花に一つです。

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