横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2023年7月29日 続、猛暑が続く森
相変わらずの猛暑続きです。雨も降りません。夕立もないんです。人も地面もカラカラに乾ききっております。いい加減に降ってくれないと畑の作物が心配になる横浜地方です。真夏で花も咲いておりません。困ったものです(^^;
青田の向こうに雑木の山、その上には蒼い空と白い雲。いつもの白山谷戸ですが「いつもとなんか違う」と思われたあなたは、鋭い。今日最初の一枚は、いつもは使わない偏光フィルターを装着して撮ってみた写真です。偏光フィルターを使うと、空気中のチリやホコリによる乱反射で空が白っぽく写るのを防ぎ、青空をより青く表現することができます。ですから今日の空が妙に蒼く、雲がいかにも白く表現されているのです。ガラスや水面の反射も除去してくれる便利なフィルターで、風景写真には必須のアイテムと云われておりますが、いかにも作ったような絵になるので私は普段ほとんど使っておりません。ですから「今日の写真はいつもとなんか違う。なんかプロっぽい」と思われたあなたは、優れた審美眼をお持ちだと云うことになります。
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先週は「引き」でご覧いただきました野萱草を、今日は「寄り」で。野萱草や藪萱草は、花の下に白い虫がびっしりと着いていることが多く、虫の着いていないUpに耐えられるモデルを探すのが結構大変だったりするのです。
もう見ることができないかと思っていた狐の剃刀(きつねのかみそり。ヒガンバナ科ヒガンバナ属)でしたが、隣の畑の方が草を刈ってくださっていたお陰で見ることができました。でも、辺りを見渡しても咲いていたのはこの一株だけ。来週、別な株が花を咲かせていると良いのですが・・・
たまたまオレンジ色の花が続いてしまいましたが、これは百日紅とともに夏の花の代表格と云っても良い凌霄花(のうぜんかずら。ノウゼンカズラ科ノウゼンカズ属)。真夏の強い日差しにも負けないオレンジ色の花です。
オレンジついでに今日最後の一枚もオレンジで。花ではなく春に試験管洗いのブラシのようなユニークな花を咲かせた上溝桜(うわみずざくら)の果実。花を知っていればこの実の着き方にも得心がいきますね。
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2023年7月22日 猛暑が続く森
連日33度以上の猛暑が続く横浜地方です。もちろん恩田の森も暑いですが、森の中は意外と涼しく、直射日光を避けられればなんとか(ギリギリ)散歩ができる範囲かな? でも暑いですよ。さすがに35度予報の日には自宅待機にしようかと考えているところです。
白山谷戸の田んぼの畔で咲く野萱草。青田にオレンジ色の花が映えます。
白山谷戸から「トトロの切り通し」に続く小径でも野萱草。
ちなみに、写真は基本的には歩いた順に掲載いたしておりますので、ご一緒に歩いているつもりでご覧いただけたら嬉しいです。
先週、今シーズン初めて臭木の花の開花を確認したのでしたが、今日はあちらこちらで咲いておりました。たくさん咲いている場所では甘い香りが漂っておりますので、花を見る前に臭木の開花に気づきます。
そして「トトロの切り通し」。ここはいつも涼しい風が吹いております。
足利古道だとも云われている、すみよしの森のメインストリート。里山と里地との間の小径ですが、側溝が整備されアスファルト舗装されているところが横浜の里山たる所以ですね。
こどもの国通りを渡りしばらく奈良川の流れに沿って歩きます。鴨ママが子供たちを引き連れてお散歩中でした。
奈良川を離れ、あかねの森の南麓を歩きなるせの森に向かいます。なるせの森の牢場谷戸の畑の隅の緑のモコモコの上の昼顔。
都県境の尾根道近くにある「野草園」脇のベンチで昼食をとり帰路につきます。森の間の小径の入り口で今年も真っ赤らカンナが咲き始めておりました。
下ってきた緑のトンネルを振り返る。横浜とは思えない豊かな自然を堪能し終え、現実の世界に戻っていきます。
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2023年7月15日 猛暑が少し緩んだ恩田の森
今日も雨は降らず。ただ、ほぼ全天を雲が覆いやや強めの風も吹いておりましたので、このところの猛暑はちょっと控えめな今日の森。
いつもの白山谷戸。ご覧の通りの曇り空。雨が降る予報はなかったのですが、念のために折りたたみ傘をデイパックに入れて出かけました。
森のそこここで咲いている野萱草。
ひと月前まで姫女苑が咲き乱れていた小谷戸の畑。このまま耕作放棄地になってしまうのかと危惧しておりましたが、どうやら畑に復帰の模様。良かったよかった。
トトロの切り通しの手前に固いツノと頭の部分を中心としたカブトムシの残骸がたくさん散らばっておりました。烏が食べたのでしょうか。烏だって何某かを食べなければ飢えてしまいます。これが自然の摂理。
夏草に飲み込まれゆく鳥居とお稲荷様の小さなお社。辺りの草刈りなど手入れしていた方が、その仕事ができなくなったのでしょう。鳥居の左奥には狐の剃刀、手前右には二輪草の群生地があるのですが、もう見ることができなくなってしまうのかも知れません。人の手が入ってこその里山と里地。手入れをする人がいなくなるとあっという間に荒れて草木に飲み込まれてしまいます。
都県境の尾根道脇では山百合が見事に咲いておりました。
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2023年7月8日 夏本番
毎回毎回同じことを書くのも能のない話だとは思うのですが、ホントに今年の梅雨は雨が降らないのです。おかげで毎週欠かさず散歩&撮影ができているのですが・・・
お馴染み白山谷戸の緑の絨毯。ご覧の通り曇り空で風もありましたので気温が高い割には快適に歩くことができました。
禊萩(みそはぎ。ミソハギ科ミソハギ属)。梅雨の終わり頃から咲き始め、花期が長くお盆の時に仏前に飾られることが多いことから盆花、精霊花の異名も。湿地に生えると書かれているものもありますが、フツーに畑の隅などでも咲いています。
先週ご覧いただいた小谷戸のひまわりの足元ではコスモスが咲いておりました。
空き地や畑の隅、線路ぎわ、護岸壁などから盛大に生えている葛(くず。マメ科クズ属)。の花。ぶどうジュースのような匂いを漂わせていますのですぐに気がつきます。この根から採ったものが葛湯・葛餅の材料となる葛粉ですが、昨今はジャガイモなどから精製した澱粉が混じっている(主体?)ものが多く、所謂本葛粉は貴重品となっているようです。
葛は世界の侵略的外来種ワースト100の一つに選定さており、アメリカ合衆国の幾つかの州では大問題ともなっているのだそうです。
奈良川に青鷺。小鷺は時々見かけるのですが青鷺は久しぶり。
楽しみにしておりました山百合が咲いておりました。写真は八輪も咲かせまだ蕾もある大きく立派な株。
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2023年7月2日 梅雨明け?
先々々週は「振りそうで降らない」と、そして先々週は「梅雨の中休み?」、先週は「空梅雨?」と書きました。そして今日は「梅雨明け?」。四週続けて週末に降っていないんですね。昨日は少し降りましたが、それにしても今年はちょっと降らな過ぎでしょうと云いたくもなる今年の横浜地方の梅雨時です。まぁ、私的には週末の散歩ができるので良いのですが。
草刈機のエンジン音が響く小谷戸の畑。空はすっかり夏の空。畑の境に植えられた向日葵が夏を呼び込んでいるかのようでした。
藪茗荷(やぶみょうが。ツユクサ科ヤブミョウガ属)。名前に付く「茗荷」は葉の形が似ていることからで、所謂「他人のそら似」です。
季節の花、藪萱草(やぶかんぞう。ツルボラン科ワスレグサ属)。野萱草をご覧いただいたときに「ススキノキ科ワスレグサ属」とご紹介しましたが2016年に分類が変更され、ススキノキ科がツルボラン科になり、現在はツルボラン科ワスレグサ属とのこと。従って一重咲きの野萱草もススキノキ科ワスレグサ属のノカンゾウに変更になっているようです。
木槿(むくげ。アオイ科フヨウ属)の花が咲き始めました。中国原産で中東から極東の日本まで広く分布。日本にも平安時代には既に渡来していたようです。同類の葵やハイビスカス、オクラともよく似た花を咲かせます。
薄紫色の花が清々しい西洋人参木(せいようじんじんぼく。シソ科ハマゴウ属)。南欧から中央アジアが原産。女性特有の病気の生薬として利用されるとこことですが、日本では主に庭木として栽培されているようです。
大きくなった山百合の蕾。来週には開花していることでしょう。
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