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小雨に烟る森

 いつもの時間に出かけるつもり起きたのですが、やはりと云うべきか小雨模様。一度は諦めてコーヒーを飲みながら新聞を読み始めたのですが、やっぱり出かけようと折りたたみの傘をデイパックに放り込んで森を目指しました。


 今日、最も美しいのは柿若葉です。と断言できる。来週には何の変哲も無い硬くて大きな葉になってしまうのですが、とにかく今日は美しい。小雨にしっとりと濡れてその美しさが更に引き立つ柿若葉でした。


 白黒反転ではありませんが、普通に撮るとこんな感じです。瑞々しい若葉の魅力を十分お伝えできるでしょうか。


 小雨の中で麦が地味に花を咲かせていました。お恥ずかしい話ですが撮ったその時には気がつかず、PCに取り込んだその画面で花が咲いていることに気づいたのでした。


 緑色の写真が続いたのでついでに、と云う訳ではないのですが、今日最後の一枚は緑滴る散歩道。車が通らない訳ではありませんが、その99%は「田舎のロールスロイス」とも云われる黄色ナンバーのトラックです。

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2016年4月16日 眠気を誘う陽気

 少し雲がかかっていて眠気を誘うような穏やかな春の日。この調子で季節が進むと来週は春と云うよりもむしろ初夏の装いになっているかもしれない、そんなことを思わせる今日の森でした。


 かつらの森の雑木林で上を見上げる。先週は山が笑っていると書きましたが、一週間で森の緑はぐんと濃くなり雑木林の下から空が見えるのは今週が最後かもしれません。


 道端で群れ咲く長実雛芥子(ナガミヒナゲシ)。地中海沿岸が原産と云われている外来種で、旺盛な繁殖力により50年ほどでほぼ日本全国の道端で見られるようになりました。愛らしい花ではありあますが、駆除が必要だとも云われています。


 竹の子の季節ですね。普段は静かな竹林のあちらこちらから竹の子掘りの人たちの歓声が聞こえてきます。


 きっと咲いているだろうと思い急斜面の雑木林に入ってみました。咲いていました、錨草(いかりそう)。この角度からご覧いただくとその名の由来が良くお判りいただけることでしょう。

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2016年4月9日 晴れ風やや強し

 先週は散歩&撮影ができず二週間振りの森となりました。この時期の二週間の変化は大きく、森はすっかり欄春の趣き。その変貌ぶりに大いに驚きながら歩いた今日の恩田の森でした。


 かつらの森の山桜。風に吹かれて舞っています(クリックして大きな画像をご覧ください)。なんとたおやかな景色でしょうか。山桜は染井吉野よりもやや遅れて咲くものが多いようですが、これは木だけに気が早い?


 伐口の大円盤や山笑う  阿波野青畝
 「山笑う」とは春の季語。枯山の木々が一斉に芽吹く様子を云います。日本語の豊かさを感じさせてくれる季語ですね。


 木蓮の花です。二週間ほど先に咲く白木蓮が春を呼ぶ花として愛でられるのに元祖木蓮の方はあまり話題にもならず、白木蓮と区別するために「紫木蓮」(しもくれん)などと呼ばれる有様で少々気の毒です。


 恩田の森に幾つか二輪草の群生地があるのですが、これはケヤキの木の根元でポツンと咲いていたもの。どこから種が飛んできたのか、あるいはかつて群生していたものの名残なのでしょうか。

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