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今年最後の森歩き

29 December 2012

 昨夜来の雨は予報よりも早く上がり、少しずつ青空がのぞき始めた頃から歩き始めました。強い冷え込みもなく風も弱い、今年最後の森歩きにはまずまずの日和の今日でした。


 先週は鈍色をバックにしたかつらの森の雑木林をご覧頂きましたが、今日はこんな感じ。今日はもうさすがに枝にしがみついている枯葉はないものと思っていましたがまだ少し、しぶとい葉が残っているようです。


 上の写真を撮った雑木林の中はこんな感じ。クヌギとコナラの雑木林に竹が侵入してきている、都市近郊の放置された雑木林の典型です。それにしても、夏の間は薄暗い雑木林の中も、すっかり葉を落とした今どきはこんなに明るくなるのです。


 残り柿を啄むメジロ。硬い表皮は残して、熟して渋みが抜けた果肉だけを食べているのがおわかりでしょうか。


 春を待つ白木蓮の冬芽。あと三か月と少し、温かそうな毛に包まれて過ごします。

 今年も一年間「Website恩田の森」をご覧頂きありがとうございました。更新は「恩田Now」だけとなってしまいましたが、来年も森の四季をお伝えしたいと思っておりますので訪ね頂ければ幸いです。

Blog:郷秋<Gauche>の独り言
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html

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鈍色の空

23 December 2012

 天気予報では終日晴れのはずでしたが、実際にはかなり厚い雲に覆われた一日となりました。それでも気温がそれほど下がらないのと、何よりもこの季節の散歩には風が無いのが有り難いものでした。


 鈍色の空をバックにしたかつらの森の雑木林。鈍色の空からいかにも寒々しい感じを受けるかも知れませんが、風が無かったことからまずまずの散歩日和となりました。


 すっかり萎んでしまったカラス瓜。


 薬師堂の裏では蜜柑がたわわに実っていました。地球温暖化の影響なのでしょう。陽当たりの良い場所では蜜柑栽培が盛んになってきている恩田の森です。


 薬師堂の本寺、徳恩寺の山門前の栴檀の実です。これから暫らくの間、ヒヨドリが啄みに来ます。
注:初出時に栴檀(せんだん)と書きましたが無患子(むくろじ)のようです。(2013.01.26記)

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小春日和

16 December 2012

 先週、先々週と二週続けて大荒れの天気となった恩田の森でしたが、今日は小春を通り越し、そよ吹く風が心地よい程の陽気となりました。


 冬に咲く花は多くありません。この八つ手は冬に咲く数少ない花の一つですが、これが花かと思う程の地味な花ですので、咲いていても気づかない方も少なくないのではないでしょうか。


 すみよしの森の農家の裏庭のモミジの今日が最後の輝き。週にはすっかり散ってしまっていることでしょう。


 すみよしの森のNさんの畑の立派なブロッコリ。危うく「ブロッコリの実」と書きそうになりましたが、これはブロッコリの蕾。私たちが食べているのは花の咲く前の蕾なのです。このまま放っておくと菜の花に良く似た花を咲かせます。


 なるせの森の落ち葉道。まるで並木道のように両側にコナラの木が続きます。すっかり葉を落として明るい気持ち良い散歩道となりました。

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強風

8 December 2012

 気温は高いものの強風が吹き荒れ、しかもピーカンで撮影の難しい天気となった今日の森。いつもの昼食場所である風の広場は更に風が強うだろうと尾根道下の杉林の横で昼食にして、先週同様早々に退散しました。


 ススキ野原を襲う強風。


 冬の宝石。これは屁糞葛(へくそかずら)。



 あかねの森からなるせの森に至る道筋にある八重咲きの山茶花。毎週必ず通り、撮らないではいられない山茶花の花です。



 なるせの森の番爺谷戸。クヌギやコナラと云った雑木の黄葉も、陽に透かして見るとなかなか美しいものです。

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大荒れの森

1 December 2012

 終日晴れとの予報でしたが朝から曇り、そして昼時から急激に気温が下がり強い風が吹く荒れた天気となった12月最初の森でした。


 もう師走ですが例年と比べると紅葉・黄葉が随分と遅いようで、色づいた木々も有りますがそれらが目につくと云うことはそれだけ他の色彩が乏しくなって来ていると云う事。季節はもう冬に移ろっていると云う訳ですね。


 すみよしの森の尾根筋に大きなモミジの木があります。例年なら師走に入る前に落葉しているのですが、今年はまだ十分に色づいてさえいないようでした。急激に気温が下がって来ていますので、色づかないまま来週には落葉しているかも知れません。


 私が「冬の宝石」と呼んでいる蔓性の草の実の一つ。小鳥たちの餌となり、その種を遠くに運んでもらうために美しく装っているのでしょう。晩秋から初冬にかけての森にはこの「冬の宝石」を見つける楽しみがあるのです。


 なるせの森の入口の雑木林で上を見上げた図。この時には薄日が差していたのですが、やや後から俄かに風が強くなり気温もみるみる下がって雨もぱらつく大荒れとなった森でした。

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