横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2023年4月22日 肌寒い一日
季節は蘭春から晩春へ、そして一気に初夏に突き進むのかと思いきや、そうはいかず。肌寒い横浜地方、恩田の森となりました。
すっかり緑濃くなった森。その上は白い空。結局最後までこんな空の一日でした。手前は起こされ水が入るのを待つ田んぼ。
先週もご覧いただいた山藤。今日も綺麗に咲いておりました。
柿の並木。いかにも柔らかそうで、食べてみたくなるほどであった柿若葉もすっかり大人の葉っぱになっておりました。
柿の木のすぐ脇では錨草が花を咲かせておりました。
道端で咲いていた赤花夕化粧。我が家の庭でも咲いているのですが、見かけるとどうしても撮りたくなってしまうのです。
なるせの森の雑木林に中で咲いていたアリウムトリケトラム(ヒガンバナ科ネギ属)。地中海沿岸原産ですが南北アメリカ大陸、オーストラリアで帰化・野生化しているとのこと。日本でも野生化が始まっているとの情報もありますが、何故なるせの森の雑木林でポツンと一株だけ咲いているのかは謎。
なるせの森の谷戸奥で咲く水木(ミズキ科ミズキ属)の花。この季節、白い花を違い棚のように咲かせるので遠目でもすぐに水木と判ります。
漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。
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2023年4月16日 濃くなる森の緑
いつも見ている気象情報では、昼頃に天気が崩れる予報が出ていましたので慌てて他のサイトもチェック。青葉区域は大丈夫だろうと判断し、折り畳みの傘を忍ばせて森へ。結局昼時に雲が出てきて気温が下がり雨粒が少し落ちてきましたがすぐに天気は回復。世田谷あたりでは雹も降ったようですが、今日は私の勘が当たったようでした。
笑い終わり、緑が濃くなった白山谷戸の、こん盛り雑木山。
前日の雨で濡れた、荒れた竹林をかいくぐってたどり着いた急斜面の雑木林でしたが、来た甲斐がありました。何度見ても不思議な形の錨草(いかりそう。メギ科イカリソウ属)の花。
錨草と同じ斜面で、錨草よりもたくさん咲いていた宝鐸草(ほうちゃくそう。イヌサフラン科チゴユリ属)。
すみよしの森の民家の庭先で咲いていた藤の花。名高い名所出向けば素晴らしい藤の花を見ることができるのでしょうけれど、私にはこれで十分以上です。
ついこの間までしゃがんで撮っていた豌豆の花でしたが、今日は私の頭の上で咲いておりました。ちなみに、話し言葉としては「えんどう豆」と云うことも少なくありませんが、これを漢字で書くと「豌豆豆」と、所謂重言となりますので書くときには単に「豌豆・えんどう」とするのが正解です。
辺りに甘い香りを漂わせていたのはこれ、朴の木(ホオノキ。モクレン科モクレン属)の大きな花です。成人男性の拳よりもひと回り以上大きな花です。今は「ほお」に「朴」の字が当てられていますが、大きな葉で食べ物を包んだことなどから「包」が本来だと思われます。
錨草と共に今日会えるだろうと楽しみにしていた金蘭(きんらん。ラン科キンラン属)。自生地が減少してきており絶滅危惧種とされています。クヌギやコナラなどの雑木林の土中の菌と共生しておりその環境以外での生育はできない金蘭ですので、見るだけ、撮るだけです。
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2023年4月9日 新緑が眩しい季節
一週間前同様、天気予報に騙されました。土曜日は、ちょうど帰り足となる時刻から降り出す予報でしたので出かけるのを止めたのでしたが、結局降り始めたのは16時頃でしたでしょうか。結果としては日曜日が絶好の散歩日和となったのでしたが。
本日のタイトルに「新緑が眩しい」と書きましたが、これは実に文学的な表現でありまして、事実関係的には正しくないのは上の写真をご覧いただければお分かりの通り。眩しいのは新緑ではなく、太陽なのであります。
通り道(獣道のような道ではありますが)のすぐ脇に生えてきた竹(の子)を思いっきり蹴飛ばしてへし折りました。高度成長期以降手入れがされなくなった雑木林が竹に侵食されて問題になっております。この日は竹の子を5本蹴飛ばし、長実雛芥子(ながみひなげし)を三株抜き取りました。美しい里地と里山を守るためのことであるとご理解いただければ幸いです。
道端に何故かコリアンダー、つまりパクチーの花が咲いておりました。
山吹(やまぶき。バラ科ヤマブキ属)も今が花期。園芸種には豪華な八重咲き(木香薔薇のよう)もありますが、私は素朴な一重咲きが好き。
何故か道端に置かれた、餅つきの臼であったと思われるものの中にイチゴの苗。
この季節から、道端で咲いているのを見かけることが多くなる春紫苑(はるじおん。キク科キク亜科シオン連ムカシヨモギ属)。昨今話題の牧野富太郎博士の命名。白花の他、写真のようにピンクがかったものも多い。5月になる同類の姫女苑(ひめじょおん)が咲き出すが、春紫苑は蕾が下を向くこと、茎が中空であることなどで区別できる。
毛狐野牡丹(けきつねのぼたん。キンポウゲ科キンポウゲ属)。これは雑木林の縁で咲いていたものだが田植え以降、水田の畦などでもよく見かける。
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2023年4月3日 笑い始めた森
土曜日が雨、日曜日は昼から小雨の予報でしたので(結局二、三粒落ちてきただけでしたが)二週続けて月曜日の森歩きとなりました。
いつもの白山谷戸。こん盛りとした雑木の山(今更ながら、頂上に白山神社があるのでこれが「白山(はくさん)」か?)が笑い始めておりました。
※「山笑う」とは、俳句における春の季語。春になりの山の木々が一斉に芽吹き、あるいは花を咲かせて冬の間の枯山から明るい緑のパッチワークのようになる様を云います。
故郷(ふるさと)や どちらを見ても 山笑う 正岡子規
柿若葉。柿の葉っぱは、若葉の時と紅葉の時の年に二度、実はとっても美しいのです。
すみよしの森の源平桃。近くで見たらさすがに末期。桜のように花びらがハラハラと散らずに花柄に付いたまま朽ちていくようでした。
木通(あけび。アケビ科アケビ属)の花。果実の存在感と比べると実に地味で、大抵が頭上で咲いているのであまり馴染みのない花の一つですね。
足元では土筆がにょきにょき。「一つの地下茎から地上へ別々に出る胞子茎と栄養茎があり、栄養茎をスギナ、春(3 - 4月)に出現する胞子茎をツクシ(土筆)とよび、ツクシの方は食用もされる」とwikipediaに書いてありました。子供の頃にそう習ったことを思い出しました。
すっかり竹山になってしまった(多分)元雑木の山にポツンと桜。葉は出ていないようですので山桜ではないようですが・・・
奈良川で、久しぶりに見かけた川鵜。水に濡れた羽が光っていますが。全身黒ずくめです。
なるせの森の二輪草群生地。
そのUp。一輪草や三輪ではありません。二輪草と云いながら二輪目は一輪目の下の方にある蕾の花茎が伸びてきて咲きますので二輪咲き揃うのにはちょっと時間を要します。
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