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2024年10月26日 秋らしくなりました

 十月も残り一週間を切り、さすがに秋らしくなってきた恩田の森です。



 お馴染みの白山谷戸です。猛暑のあいだ、歩いている物好きは私くらいのものでしたが、涼しくなり散歩の人も戻ってきたようです。


 餌になるものが少なくなった鳥たちだけではなく、人の目も引く常盤山査子(ときわさんざし。バラ科トキワサンザシ属。常緑低木)。学名のPyracanthそのままの「ピラカンサ」の方が通りが良いでしょうか。



 薬師堂境内の無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属の落葉高木)の実。台風で落果したものも多かったのですが、樹上で完熟を迎えたものもたくさんあります。



 長ネギ畑に置かれたこの機械、なんだかお分かりでしょうか。「ネギ管理機」と云い、成長してきたネギが青く(緑色に)ならないように土をかけるための機械です。東日本では、長ネギは主に白いところを食べますので、そのためにネギ管理機で土をかけて白い部分が多くなるようにします。西日本では主に緑色のネギを食べるようですので馴染みがないかも知れませんね。



 こちらは、天日干しにした稲の脱穀後の稲藁を、細断して田んぼに撒く作業中。多種多様な農作業のためにそれぞれに特化された機械があるのです。



 恩田の森唯一の水系、奈良川で餌を探す白鷺。嘴が黒く冠羽がないので、これは中鷺か。

 漫文と共に「恩田の森」他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。
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2024年10月19日 またしても夏日!

 先週「秋ですよ、秋!」と書いたのに今日もまた、10月も折り返したというのにまたしても25度超えの夏日です。お隣の東京都では30度を超えて真夏日になったようです。季節がか、季節感がかが狂ってしまったような昨今ですが、森の植物たちは粛々と自分の生を自分らしく営んでおりました。



 秋らしくもある雲が覆う白山谷戸ですが、この後気温はぐんぐん上がり夏日となりました。



 秋の花粉症の元凶ではないかとの嫌疑は晴れたものの、在来の生態系を壊す外来植物であることに変わりはない背高泡立草(せいたかあわだちそう。キク科アキノキリンソウ属)ですが、今やススキと共に秋の野を彩る花となっていますね。



 日当たりの悪い谷戸にある苔に覆われた柿の老大木。朽ち果ててしまうのも時間の問題でしょうか。



 古い記憶は匂いとともに引き出しの奥深くに仕舞われていることが多いものですが、私の中では運動会の思い出と共にある金木犀(きんもくせい。モクセイ科モクセイ属)。



 茶の花。要するにお茶の葉を採る木の花です。晩秋から初冬の花であると記憶しおりますが、異常気象のせいなのか早くも開花です。

注:誤字、他を修正いたしました(10/22)。

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2024年10月12日 The秋!

 秋ですよ、秋! 最高気温は25度を超えて夏日になったようですが、木陰に入ると涼しい風が心地よい絶好の散歩日和となりました



 先週の一枚目とほとんど同じ場所と構図ですが(先週と云わずほとんど毎週同じなのですが「定点観測」とご理解ください)空の色が違います。秋晴れの下の白山谷戸です。



 畦道で群生する溝蕎麦(みぞそば。タデ科タデ属)。赤紫がかったものもありますが、この地区のものはほとんど白一色です。



 あかねの森の竹林を背景にした残り柿。近くにあってもまだたくさんの実をつけているものもあるなど、個性豊かな柿の木です。



 ようやくコスモスを撮ることができました。コスモスには青い空がよく似合います。



 徳恩寺近くて「おっ、黄色いコスモス!?」と思って近づいてみましたが、残念ながら黄色い黄花コスモス(「黄花」と名乗りながら実はオレンジ色が多い)でした。黄色いコスモス(オオハルシャギク)についてはこちらをご覧ください。

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2024年10月7日 進む秋

 秋がやってきた横浜地方、恩田の森ですが雨勝ちですっきりした秋晴れの日は少なく、なんとなく陰鬱な秋の日が続いており今日もそんな一日。でも、降られず、気温も低く無事に森のレストランを再開できましたのでヨシ、といたしましょう。



 稲藁が残された白山谷戸の田んぼ。稲作だけですとコンバインでの刈り取り・脱穀後の稲藁は刻んで田にすき込んでしまいますが、畑作もする農家ですと敷き藁等として貴重な資材となりますのでこうして干しておくのです。



 道端で群れて咲く犬蓼(いぬたで。タデ科イヌタデ属)。「赤まんま」の異名の方が通りが良いでしょうか。「蓼食う虫も好き好き」の言葉の元になったのは葉に辛味があり刺身のツマなどの使われるのは柳蓼(やなぎたで。同科同属)であり、こちらはそのような役にも立たない(おままごとの役には立つ)ので犬蓼。植物のなかでその材や果実などが実用の役に立たないものの名前に「犬」が付けられます。犬槇、犬山椒、犬枇杷などがその例ですが、これを人の様にも当てはめた犬侍、犬死などの言葉もあります。犬は洋の東西を問わず古くから有用な家畜であったはずなのに、不思議な「犬言葉」です。

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 少なくなった稲架掛けの天日干し。



 今年はコスモスをほとんど撮れていないのが残念。来週は少し遠まわりしてみようかしらん。



 檜の木に巻きついて蔓を伸ばして実を生らせた烏瓜。

 以下はオマケです。



 秋になりましたので春夏の7飯から自炊、通称「森のレストラン」再開です。



 食後のお茶も春夏の抹茶から珈琲に変わりした。最近、ドリップパックの美味しい淹れ方を会得したので、なかなかのお味を楽しんでおります。

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