シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

イタリアで巡礼者専用機が就航

2007-08-29 23:53:11 | ニュース、時事
AFPBBニュースより。
イタリアで巡礼者専用機が就航
【8月29日 AFP】イタリア・ローマ(Rome)のフィウミチーノ(Fiumicino)国際空港から27日、フランスの「奇跡」の町、ルルド(Lourdes)へ向かう巡礼者を乗せた伊航空会社ミストラル・エアー(Mistral Air)のチャーター機が飛び立った。
 これを皮切りに、今後数か月にわたって聖地へと向かう巡礼者専用機の航行が予定されており、ポルトガルのファティマ(Fatima)、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステラ(Santiago de Compostela)、メキシコのOur Lady of Guadalupeなどが目的地となっている。(後略)

すごいね。
採算取れるってことだもんね。
ところで各教派共同でイスラエルに巡礼チャーター機出さないかしら…
微妙な国だからダメかなあ。

AFPBBニュースからもうひとつ、二日前の記事だけど。
マザー・テレサ、神の存在への疑念を手紙に記す
【8月27日 AFP】カトリック教会の「聖人」に限りなく近いとされるマザー・テレサ(Mother Teresa)がしたためた私的な手紙が、近日出版される書籍の文中で公表される。この中でマザー・テレサは、自身の信仰の危機、および神の存在への疑念に悩まされていたことが明らかになった。
 数ある手紙の中の一通は、1979年に親友のMichael Van Der Peet牧師にあてたもので、文中には、「あなたはイエスの愛を受けている。わたしはといえば、むなしさと沈黙にさいなまれている。見ようとしても何も見えず、聞こうとしても何も聞こえない」と書かれている。(後略)

日本語訳も出るよね、てか出してよね。
こういうことでマザーの偉大さが薄れるってことはないし。
ニコライ大主教の日記だって嘆きや苦悩に満ちた記述いっぱいあるお
でもだからこそ、神ならぬ身でほんとうに自分を犠牲にして神の事業をなしとげようとした、「勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通した(テモテⅡ4:7)」そのすごさがひしひしと伝わってくるわけで。


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7 コメント

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巡礼 (まいまい)
2007-08-30 17:28:42
 五大総主教座とシナイ山の旅 なんてツアーはでないかしら? 全部の総主教座で領聖できる人は一人もいない,という… ( ところでアレクサンドレイアは,コプト,ギリシァ,ローマのどの総主教座教会に巡礼するんだ? 聖墳墓教会は教会堂内でそれぞれが行きたい箇所によればいいとして・・・ )
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まあw (シスターみみっく)
2007-08-30 20:56:42
姉ったらもう…何て面白い企画たてるの(笑
アレキサンドリアは正教会系とコプト系の2派あるんでしたっけ?その辺のこととなるととんと疎いものでスミマセン。
シナイ山行きたいですね。
エジプトで聖家族の逃亡ルート&シナイ山の旅、なんていうのもいいかも。
そういえば今さら何だと言われるかも知れませんが、英語だとサイナイって発音するんですね。
先日エジプトの方とお話してて「エジプトは聖地がいっぱいだから是非一度!!」ってあちこち薦められた時に、ああなるほどなあと…
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バチカン航空 (valvane)
2007-08-31 01:17:25
本当に、すごいですね。
いきなりの長距離路線参入。それもドル箱路線じゃなく、普通の航空会社であればはっきりと不採算路線と言い切っちゃいそうなところに、乗り入れ。
さすが、バックに付いている人間の数が違います。

シナイ山、路線候補に挙がっているみたいですよ?
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あたしゃ、チャーター列車 (ま・ここっと)
2007-08-31 01:33:04
私も一度、教区主催のルルド巡礼団に参加しましたが、
12両編成のチャーター列車で南仏からルルドまで12時間の旅でしたよ。うち2両が身障者用特別車両でした。
フランス国鉄でルルド巡礼ための身障者用TGV
車両も作って、なかなか好評みたいです。
これがニュウスで紹介されたもの。
http://tf1.lci.fr/infos/media/jt/0,,3520817,00-premiers-departs-pour-pelerinage-lourdes-.html

来年はルルドに聖母が現れて150年の記念年なので
もんのすごい巡礼者数になるようです。
щ(゜Д゜)щ カッモ~ン

聖地巡礼は私も行きたいけど、行く勇気が今ひとつない。
何せウズラハートなもんで・・・・(^_^)
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コメントありがとうございます (シスターみみっく)
2007-08-31 21:55:16
>valvaneさま
>さすが、バックに付いている人間の数が違います。
本当ですね。
前の教皇様は世界のあちこちにおもむかれて「空飛ぶ法王」なんて呼ばれていたようですが、新しい教皇様になったらご自分ではなくて信徒を飛ばす、と(笑

>ま・ここっと姉
ルルド巡礼団に参加されたことがおありなんですね。
前からルルドには一度行ってみたいと思っていたのですが、10年ほど前にアーヴィング・ウォーレスの「奇蹟への八日間」というエンターテインメントを読んでからはもっともっと行きたくなりましたw
来年は150年記念ですか。もんのすごいんでしょうねえ…
動画のご紹介ありがとうございました。
う~ん、こういうのを見ると飛行機より鉄道使いたいなあと思ってしまうのはダンナの鉄分が私に伝染しつつあるからでしょうかw

私も以前イスラエル巡礼を計画したものの皆に脅かされて行き先変更したヘタレです…
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最近のルルド (ま・ここっと)
2007-09-02 15:57:36
にゃんとイスラームの観光客が多いのです。
コーランにマリア(マリヤム)が登場するので、観光
する分には問題ないそうです。(礼拝は厳禁だとか)
8月15日前後のおフランスは聖俗共に尋常ではなかったりします。拙ブログですがどうぞ御笑覧を。

http://malicieuse.exblog.jp/7305699/

こうなっちゃうと土着信仰っぽい素朴な世界かも
しれません。

上のマザーテレサの記事で気になったことは、マザーの手紙の内容から拝察しても「神の存在の疑念」は
感じないと思うのです。「見えない、聞こえない」は
神の存在そのものの否定には至らないのでは???
・・・・このあたり、日本を経由して一般向けになると
変な誤解を生みそうかもかも、と思いました。
上の引用文でのマザーの言葉は修道女特有の謙遜が
多分に入った文章ではないでしょうか。
みみっく姉さまがおっしゃる、ニコライ大主教の日記も
嘆きや苦悩から更にもう一歩先を捉えて、というのが
マザーの手紙にもあてはまると思いました。
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ブログ拝見しますたー (シスターみみっく)
2007-09-03 09:35:28
聖母川下り、スゴイですね。
ギリシャでも生神女就寝祭(こちらは13日ずれて8月28日です)には生神女のイコンが練り歩きますが、舟に…というのは初めて聞きました。
それからライダー大集結、実にスバラシイ!!
信仰がしっかり生活に根を下ろしている感じがして。

マザーの日記の引用部分に関しては私も、おっしゃるとおり神を否定しているわけではなくて多分に内省的な言葉なんだと思います。
人間ですから、どんなに信仰があっても、様々な問題を抱えていたりするとふと弱気になることはありますし。
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