生神女福音祭の小讃詞(コンダク)はしょっちゅう歌っているので、皆さん大抵そらで歌える。
大斎の意味でいうところの「正教会の信者に大いに愛されているコンダク」。
生神女や、我ら爾の僕婢は、災いより助けられしを以って、爾よく勝つの将帥に凱歌(かちうた)と感謝を奉る。勝たれぬ力を保つによって、我らを諸々の苦難より救い、爾を歌うて嫁ならぬ嫁や、慶べよと呼ばしめ給え。
大斎の意味によれば、
これは生神女の助けによってコンスタンチノープルの町が敵軍から救われたことを祝ったものである。
このコンダクは、626年にペルシャとアヴァールの進軍からビザンチンの首都が免れたことを記念して、大主教セルギイが書いたものと思われる。
このコンダクとアカフィストの聖歌それ自体は、その後の、別のコンスタンチノープルの救いの感謝祭としても歌われたのかもしれない。
すなわち670年中頃のアラブからの救い、717~718年のアラブからの再びの救い、そして860年のロシア(まだ正教に変わっていなかった)からの救いである。
より拡大して考えてみると、このコンダクは、あらゆる危機危難の時に、いつでも生神女の庇護のとりなしを頼みとする正教会の信者の思いを表現している。
だねー、改めてこの祈祷文見ると助けられた感謝と讃美の内容ではある。
この引用、アカフィストの説明んとこからなんだけど、アカフィストとこの福音祭はたいへん密接な関連があるんだそうで。
なんで伝聞形かっていうとアカフィスト今まで出たことないんだよおおお
てなわけでこれもまた楽しみのひとつ。
そいえば主にプロテスタントで使われてる言葉で「問安」てあるよね、信徒家庭とか教会を訪問する時に使う。
書簡とかで「安を問う」ってはさんざん出てくるけどうちじゃこの言葉は使わんのかと思ってたら福音祭の讃頌に出てきたお
第六月に「アルハンゲル」は潔き童貞女に遣されて、先祝慶を彼に述べて、彼より贖罪主の出でんことを福音せり。故に彼は問安を受けて、爾永久の神、我等の霊の救の為に言ひ難く人と為らんことを嘉せし者を孕めり。
ただしルビは「あいさつ」ってふってありますた
つか今まで気付いてなかったんかいと自分にツッコミ。
画像はエチオピアのイコン。
雲に乗ったガブリエルがかわうい。
なんか立ち位置が逆なような気もするけど、エチオピアはこれが通常なのかしらん。
ところで、コンスタンチノープルの総主教ワルフォロメイ聖下とアテネ及び全ギリシャの大主教イエロニムス座下とローマ教皇フランシスコ聖下がレスボス島を訪問されるそうです。
クリスチャントゥデイより。
ローマ教皇とコンスタンディヌーポリ全地総主教、難民問題でギリシャ訪問か ギリシャ正教会大主教も
東方正教会コンスタンディヌーポリ全地総主教庁は5日、ローマ教皇フランシスコと東方正教会コンスタンディヌーポリ全地総主教、そしてギリシャ正教会の首座主教でアテネおよび全ギリシャ大主教のイエロニモス2世が、難民に会って支援しようとギリシャのレスボス島を近いうちに訪問すると発表した。同島は、紛争を逃れてくる難民や移民にとって、ヨーロッパで最初の上陸地点となっている。(続きはリンク先をご覧下さい)
こないだはキリル総主教聖下がビリー・グラハム伝道協会の代表と会ってなんか一緒にイベントやるとかっていうニュースがあったし、このところ教派間の交流が割に多い印象。
まっ、地方だと釧路でも盛岡でも様々お交わりの機会があって楽しかったけど、東京だと数が多すぎる上に規模もでかいとこ多いしね、なかなかそうはいかないなあ。
大斎の意味でいうところの「正教会の信者に大いに愛されているコンダク」。
生神女や、我ら爾の僕婢は、災いより助けられしを以って、爾よく勝つの将帥に凱歌(かちうた)と感謝を奉る。勝たれぬ力を保つによって、我らを諸々の苦難より救い、爾を歌うて嫁ならぬ嫁や、慶べよと呼ばしめ給え。
大斎の意味によれば、
これは生神女の助けによってコンスタンチノープルの町が敵軍から救われたことを祝ったものである。
このコンダクは、626年にペルシャとアヴァールの進軍からビザンチンの首都が免れたことを記念して、大主教セルギイが書いたものと思われる。
このコンダクとアカフィストの聖歌それ自体は、その後の、別のコンスタンチノープルの救いの感謝祭としても歌われたのかもしれない。
すなわち670年中頃のアラブからの救い、717~718年のアラブからの再びの救い、そして860年のロシア(まだ正教に変わっていなかった)からの救いである。
より拡大して考えてみると、このコンダクは、あらゆる危機危難の時に、いつでも生神女の庇護のとりなしを頼みとする正教会の信者の思いを表現している。
だねー、改めてこの祈祷文見ると助けられた感謝と讃美の内容ではある。
この引用、アカフィストの説明んとこからなんだけど、アカフィストとこの福音祭はたいへん密接な関連があるんだそうで。
なんで伝聞形かっていうとアカフィスト今まで出たことないんだよおおお
てなわけでこれもまた楽しみのひとつ。
そいえば主にプロテスタントで使われてる言葉で「問安」てあるよね、信徒家庭とか教会を訪問する時に使う。
書簡とかで「安を問う」ってはさんざん出てくるけどうちじゃこの言葉は使わんのかと思ってたら福音祭の讃頌に出てきたお
第六月に「アルハンゲル」は潔き童貞女に遣されて、先祝慶を彼に述べて、彼より贖罪主の出でんことを福音せり。故に彼は問安を受けて、爾永久の神、我等の霊の救の為に言ひ難く人と為らんことを嘉せし者を孕めり。
ただしルビは「あいさつ」ってふってありますた
つか今まで気付いてなかったんかいと自分にツッコミ。
画像はエチオピアのイコン。
雲に乗ったガブリエルがかわうい。
なんか立ち位置が逆なような気もするけど、エチオピアはこれが通常なのかしらん。
ところで、コンスタンチノープルの総主教ワルフォロメイ聖下とアテネ及び全ギリシャの大主教イエロニムス座下とローマ教皇フランシスコ聖下がレスボス島を訪問されるそうです。
クリスチャントゥデイより。
ローマ教皇とコンスタンディヌーポリ全地総主教、難民問題でギリシャ訪問か ギリシャ正教会大主教も
東方正教会コンスタンディヌーポリ全地総主教庁は5日、ローマ教皇フランシスコと東方正教会コンスタンディヌーポリ全地総主教、そしてギリシャ正教会の首座主教でアテネおよび全ギリシャ大主教のイエロニモス2世が、難民に会って支援しようとギリシャのレスボス島を近いうちに訪問すると発表した。同島は、紛争を逃れてくる難民や移民にとって、ヨーロッパで最初の上陸地点となっている。(続きはリンク先をご覧下さい)
こないだはキリル総主教聖下がビリー・グラハム伝道協会の代表と会ってなんか一緒にイベントやるとかっていうニュースがあったし、このところ教派間の交流が割に多い印象。
まっ、地方だと釧路でも盛岡でも様々お交わりの機会があって楽しかったけど、東京だと数が多すぎる上に規模もでかいとこ多いしね、なかなかそうはいかないなあ。