シスターみみっくのなんだかわからない堂

日常のよしなしごとをつづります。正教会のお祈り、読んだ本、ハマリものなどなど。

仁義なきキリスト教史

2014-03-19 09:44:00 | レビュー
新聞の書評にカクレキリシタンについての本が出てたんで、ちょっと見てみたいなと思ったらおいてなくて、こんな本を見つけたw
仁義なきキリスト教史
架神 恭介
筑摩書房

親分はイエス様なんてのがありましたなあ…と開いてなんじゃこりゃ;`;:゛;`(;゜;ж;゜; )ブッ
ケセン語聖書とか大阪弁聖書とかで若干免疫が出来てたつもりだけど、冒頭「おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃあ!」に「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ」てルビふってあって腹筋崩壊。
文体は実話系雑誌のルポ物まんまな感じ、ユダヤ組系列の二次団体パリサイ組、とか、広域任侠団体キリスト組の闘争の歴史を追う我々の旅路も、とか、いちいち笑える。
ただ正味の話、だんだん読み飽きて来ますw広島弁疲れとでも言うのだろうか
イエスは何者かについてや奇跡についてなどキリスト教徒にとっては「?」な箇所も多々あるし、R指定の描写もあるし、脚色もしてあるので、本気でキリスト教史をこれで!ってわけにはいかないけど(第一抜粋だ)それでもコンスタンチン大帝が掲げたPXの印をキリスト組の代紋て言ってたり、迫害をキリスト組やくざ撲滅キャンペーンて表現してたりするのでたまらん
目次はこんな感じ。

第1章 やくざイエス
第2章 やくざイエスの死
第3章 初期やくざ教会
第4章 パウロ--極道の伝道師たち
第5章 ローマ帝国に忍び寄るやくざの影
第6章 実録・叙任権やくざ闘争
第7章 第四回十字軍
第8章 極道ルターの宗教改革
終章 インタビュー・ウィズ・やくざ

見かけたらパラ見してみてね。