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やんばる学びの森だより vol.6 やんばる学びの森スタッフ

2009年12月08日 | 火曜(2009年11~12月):やんばる学びの森
「生命の誕生」


こんにちは。今回、初めてデイリーボイスを書かせていただきます。大城です。

「やんばる学びの森」スタッフがブログを書き始めてもう1カ月が過ぎました。
気が付けばもう12月!!みなさんはもう衣替えをしましたか?
「やんばる学びの森」のスタッフは、私以外、みぃ~んな冬の服装になりました。
ですが、私はまだまだ半袖!!
決して強がりなわけではないですよ。天気が崩れると少々肌寒い気もしますが(笑)、
まだまだ平気です。
ほら、子どもは「風の子」とよく耳にしませんか!?
まぁ、私はもう大人ですが(笑)
最近のやんばるの夜の気温は、




少し低い気もしますが、本州に比べるとまだまだ夏気分(^^♪
那覇とやんばるの気温を比べると、2℃~3℃ほど、やんばるの方が低いです。
那覇の人たちはもう寒いのかなぁ!?

さて、今回はつい先日の事、夜のやんばるの森を歩いた時の出来事についてお話を
したいと思います。

私は、ある生き物たちに出会うため、夜のやんばるの森を歩いていました。
時間は夜8時過ぎ、今日はいつもより風があり、ひんやりとした風が私の体に当たり過ぎ去っていく。
たぶん、その時の気温は15℃くらい。少し肌寒いのを覚え、20分くらい歩いた
ところ、ようやく目的地の手前までやって来た。
すると、なにやら声が聞こえてくる。少し耳を済ましみると、「キョ キョ キョ・・・」と鳴いている!
一緒に歩いてきた2人も「おっ、これは予想通りの光景が見れるかもしれない」と
いう期待を膨らませ、声のする方に近づいてみる。
近づくにつれ、鳴き声も大きくなる。手に持っている電灯で声のする方をそぉ~っ
と照らしてみると、普段見ることのできない光景が目の前に広がっていた。
私たち3人は、さっそく準備してきたカメラでその光景をカメラに収めた。
それでは、その時の様子をどうぞ!





この写真に写っている生き物、みなさん覚えていますか?
以前、「やんばる学びの森だより vol.2」に出てきたカエルです。
名前はリュウキュウアカガエル。カモフラージュの天才!

このカエルは、冬の時期、ちょうど今頃が産卵時期なのです。
産卵時期になると、オスたちは沢の源流部の水たまりなどに一斉に集まり、
☆可愛いお嫁さん☆探しで大忙しなのです。
産卵は数日間で終わるため、なかなか見ることができないですが、今回は大当たり!!
包接(ほうせつ)と言われるたくさんのカップルたちが目の前で産卵している様子を観察することができました。





ゼリー状の粒一つ一つが卵です。始めは黒い粒が目立つのですが、あとから水を吸
うことよってゼリー状になります。

なかには、こんな面白い組み合わせもいました。







リュウキュウアカガエルのオスが、シリケンイモリに抱きついている写真です。
シリケンイモリはとても嫌がっている様子。振り払おうと一生懸命泳いでいたので
すが、このカエルくんはぎゅっと抱きしめたまま離れません!!
ちょっと、おっちょこちょいな可愛いカエルくん。

そうそう、もし、やんばるの森を夜歩くときはこいつに要注意!\(◎o◎)/!





カエルが大好物なヒメハブ!!カエルの産卵時期になると、必ずと言っていいほど
いるのがこいつです。沖縄のハブやヒメハブは冬眠しないため、冬でも夜の森は
危険(>_<)
もし、やんばるの森を歩くときは十分に気を付けて下さいね。
毒を持っていて、咬まれると、とても痛い思いをする事になりますからね。

やんばるの森では、人と同様、明るい時も暗い時も生き物たちも一生懸命
生きています。
このような、森の生き物たちの住処が、綺麗な状態でこの先
ずぅ~っと残っていてほしいものですね。





text:やんばる学びの森スタッフ(大城勝吉)




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