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スタッフが感じたオキナワ vol.13 沖縄の風スタッフ

2009年11月28日 | 土曜(2009年7月~):編集スタッフ
大学時代の友人がカナダで一本の映画を撮り上げ、
沖縄に帰ってきた。
宮平貴子さん(以下たかちゃん)。
映画の名は「アンを探して」。


同じゼミで机を並べ、ともに学んだ友。
大学生活も2年目を迎える夏、「一緒に映画を撮ろう!」
突拍子もない発言をし、うちらを巻き込んだたかちゃん。
卒業後は「自分、不器用ですから。。。」と
映画一筋に生きることを決意表明、そのひと筋を鍛えるといい、
亜熱帯の島、沖縄から雪の降る遥か遠くの大陸、カナダへ渡ったたかちゃん。

あれから6年は経ったと思う。
映画サークルの看板娘、たかちゃんは
自分の作品と呼べる映画を完成させた監督として帰国してきた。

彼女が監督デビューを果たした作品の沖縄上陸は21日から。
上映初日は主演の穂のか、たかちゃんのお姉ちゃんでもあり、
「アンを探して」の主題歌を歌うjimamaのライブもあると
聞き、桜坂劇場に出かけた。



当日、私情で遅くなり、なんとか会場へ。
会場にたどり着くと劇場前にはあふれんばかりの人だかり、
いつも利用している劇場となりの駐車場は満車。
劇場スタッフが席がないため、入場制限があるとアナウンスしている。
予想以上の盛況ぶり(失礼?)だった。

舞台挨拶は見られないかも。。。
あきらめモードのなか、劇場に勤めている
大学時代の友人に声を掛けた。
会場に入れるのはきびしいかも。。。と言いながらも、
彼女の心遣いにより、挨拶直前の楽屋に顔を出すことに。

楽屋に入った途端、たかちゃん以外に穂のかさん、jimamaお姉ちゃん、
司会の方、配給会社の方がいらっしゃるのにも関わらず、
悔しさと、自分の情けなさにナミダ。
またまたみなさんの心遣いのもと、舞台挨拶の会場に入れてもらった。

さっきの私にもらい泣きしていたのに、一転して
監督として堂々と、観客に集まったみなさんへ感謝のことばを
述べたたかちゃん、
初主演という不安とプレッシャーの中、周囲に支えられたと語る穂のかさん、
楽屋さながらのリラックスしたトークや、気さくな笑顔も好印象的だった。
最後は特別バージョンといい、熱い歌を届けてくれたjimamaお姉ちゃん。

  

映画作りに携わったみなさんの想いが伝わり、またナミダ。
私にとっても思い出深い一日となった。

ちなみに映画自体は、というと
黒柳徹子曰く
「こんな結末がまっているなんて…
思わず息が止まりそうになりました。
ロマンティックってこういうことを言うんですね」
とコメント。
それをうけた貴子監督が一言。
「黒柳徹子を殺しかけた作品です」とのこと。

友人だからというわけではなく、オススメできる映画。
ぜひお近くの劇場に足を運んでみて下さい。
息は止まらなくとも、心にジーンときます。





楽屋で撮ったスリーショット。右から穂のかさん、たかちゃん、jimamaお姉さん



サイン会がはじまる前に。中央にいらっしゃる紳士はたかちゃんの師匠、クロードーガニオン監督。映画「ケニー」で知られる名監督だ


アンを探して公式ホームページ

http://www.grandjete.jp/lookingforanne/

jimama公式ホームページ

http://www.jimama.com/




text:suna






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