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琉球モダンインテリア~繋げていきたいもの vol.3 金城雅子

2009年11月20日 | 金曜(2009年11~12月):金城雅子さん
みなさま、こんにちは。
お元気ですか?

元気ってうつるんですよね~

先週、東京に行って来たのですが、
そこでたくさんの元気な方とお会いし、
元気エネルギーをもらってきました。
みなさんとても朗らかで、生き生きとしていて。
私もこんな風になりたいな、と素直に思える魅力的な方々でした。

さて、
‘沖縄の工芸品をもっと身近に’そんな想いで創作活動をしている
<tituti >のメンバーをご紹介しておりますが、
今回は、紅型の作家さん
田中紀子さんをご紹介いたします。



紅型は、
琉球王朝時代から続く、沖縄の代表的な染物です。

「びん」は色彩、「かた」は模様を意味するといわれています。
紅型は、模様を彫った型紙を使って、布の上に防染糊を置き、
糊の付着していない部分に、一色ずつ手差しで色を染めた後、
その防染糊を水で洗い流して模様を表します。
小刷毛で色を差し分け「くま」と呼ばれる濃い色のぼかしを入れて
立体感を出します。



田中さんの紅型は、
線がとても女性らしく、しなやかで、
丁寧に彫った型は、繊細なやさしさを感じます。
また、大胆な構成で沖縄の動物や植物が活き活きと描かれていて
物語の一シーンを切り取ったような感じです。


私の事務所でも田中さんの紅型のコースターを使っています!


マンションのモデルルームにてディスプレイした例です。
クッションに紅型を染めてもらいました。
同じ型を使って色を変え、額装し壁面に。
あまり凝りすぎず、ほんの少し沖縄の空気感をお部屋にとりいれて・・




日々の暮らしのなかに
自分の好きなものや、お気に入りのものが、
ひとつふたつ身近にあるだけで、
楽しく、気持よく過ごせるものです。

インテリアは、
身にまとう服の次に私たちの身近なところにあるもの。
慌ただしい毎日だからこそ
心地よく居られる空間を作ることに気を配りたいなと思うのです。


田中さんの紅型の箸袋とお箸のコラボ。
次回は、このお箸を作っているニッシーこと西石垣友里子さんを紹介します!


text:金城雅子




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