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琉球モダンインテリア~繋げていきたいもの vol.5 金城雅子

2009年12月04日 | 金曜(2009年11~12月):金城雅子さん
みなさま、こんにちは。
12月に入り、沖縄もなんとなく冬らしい感じになってきましたね。


さて、今回も
<tituti >のメンバーを紹介してまいります!

陶芸の金城有美子さん。



この写真は、
今年の五月に京都の哲学の道にあるギャラリーはないろさんで
<tituti>の展示会を行った際、私とふたりで立ち寄った
神戸の洋食屋さんで写したものですが、
ふつうこういう写真って食べる前に移しますよね・・
食べ終わって気づいたちょっと間抜けなふたりでした・・



五月の京都はまだ少し肌寒く、
でも若葉が茂りはじめ、
すがすがしい空気がとても気持ちのよい季節でした。
沖縄では、このころの季節を‘うりずん’と言います。
雨で山々が潤い、植物たちがいきいきと輝く季節。
沖縄のそんな季節感を届けたくて、
うりずん展と銘打って展示会は行われました。

ギャラリーの目の前は疎水が流れ、
かもの親子が上っていきます。
あまりにも気持がいいので、
期間中毎日、朝はギャラリーの前にテーブルを出して
皆でコーヒーを飲んでいました。
贅沢な時間です。

有美子さんは、
ここ何年かこのギャラリーで個展も行っています。

有美子さんの器は、ふだん使いのものから大きな壺まで多種多彩。
えっ!これ有美子さんがつくったの?
と驚かされること多々。



同じ形を作るのが不得意で(本人に怒られそうですが、本人も言っているのでOKかな)
ひとつひとつ少しずつ形がかわる。
作っている過程がうかがえる感じ。
次はどんな形になるの??
手仕事の楽しいところでもあります。


水玉の配置も自由な感じ・・彼女らしい。


有美子さんの器は、使いたいと思わせる親近感があり、
私自身の生活の中にもよく登場します。

最近買ったエスプレッソマシーンで沸かしたコーヒーを
なじみのカップで飲みました。



磁器が繊細な緊張感をもたらすのとは反対に
陶器は、素朴なあたたかさと大らかな存在感を感じます。
そう、沖縄のおばぁのように。

有美子さんがおばぁになるころには、
どんな器を作っているのでしょう。
ルーシーリーのように、しわしわの手になっても
作り続けてほしいな・・



text:金城雅子




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