裸のヤコブ

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【R】 ジャマイカで買った絵本

2006年07月07日 | REGGAE


なつかしのジャマイカの朝(2度目の掲載)
ティーバ、元気にしてますか? Iyahkieは元気ですよ。


 あれからもう1年近くがたってしまっているが、あのときの時間の流れやティーバの教えは脈々と体の中に流れている。天気の良い日曜日の午前中なんかに太鼓を叩いていると、どうしようもないほどの”ほんわり感”と”懐かしさ”に包み込まれることもしばしばだ。近所からの苦情も今のところなく、鳥の声だけが窓から聞こえてくる、そんな休日。

 暑さを避けるために北側にある寝室にゴロンと横になる。すると本棚の上に並べてあるせいか、どうしても目に飛び込んでくる絵本がある。



それは・・・

ボブ・マーリーの娘であるセデラ・マーリーが書いた「The Boy From Nine Miles」という、父親の少年時代を題材にした絵本なのです。きっと日本でも手に入れることができるのでしょうが、自分は去年ジャマイカに太鼓の勉強をしに行った時に、妻へのお土産として購入した一品なのです。



Nesta Robert Marley was born in village of Nine Miles in the Parish of St.Ann,Jamaica…から始まるこの物語は、白人の父親のこと、生まれてすぐに母親と離れて暮らしたこと、ラスタとの出会いなどなど、ボブ・マーリー好きにはおなじみの内容が、なんともあたたかな絵と一緒に綴られています。





父親がザイオンへ旅立った後、娘にこんな本を作ってもらえる…なんとも幸せな構図だ。世界の救世主家族と同じように考えるのは無理なことだとはわかっているが、とても「いいなぁ」と思ってしまっている。こんな時、私の感情のひだの隙間には、彼らの「お金」や「利権」などの俗物的な諸事情を考える余地など無く、ただただ、赤ちゃんを笑顔で抱っこしている若き日のボブマーリーの姿だけが存在している。

 
 そんなことを感じる日曜日。






しかし





事態は急変した。







穏やかな朝の空気に
火薬の匂いが混じり始めている。





よく聴いて欲しい。






争いをしたがっている、よその国のお偉いさんへ。
争いを正当化したがっている、この国のお偉いさんへ。
子を思う父親のパワーを思い知るがいい!!






ONE LOVE