自分はレコード屋さん・CD屋さんに行ったとしても、レゲエ・コーナーしか見ないことがほとんどで、世の中でどんな音楽が流行っているのか知らないことだらけなのです。そんな私ですが、何の気の迷いか、はたまたアコースティックギターを弾きながら歌うアーティストが気になったのか、なんとなく目にとまったCDがあり、その推薦文を読むとめちゃくちゃ流行っているらしいのです。そのアーティストとは「ジャックジョンソン」。上の写真がCDです。サーフミュージックと呼ばれて大ブレイクしている人だそうで、早速バーコードを赤い光線に当てて試聴開始。
感想は「ん?。これがサーフミュージックともてはやされているものか・・・これが売れるなら、どうしてあの人が爆発的に売れないんだろう。」というものだった。あの人とは、20世紀終わりににデビューしたバミューダの吟遊詩人、MISHKAのことだ。聞いてもらえばわかることなのだが、今流行っているものよりも明らかに良いと個人的には思っている。海の香り、風の音、葉っぱがお互いにこすれ合う音、その中で営まれる静かだけれどもいろいろと紡がれていく生活。情景があそこまで浮かぶ歌声なのに・・・20世紀のデビューが早かったのだろうか…。
画像をクリックするとMISHKAの公式HPへ。
アルバム「ONE TREE」の試聴あります。
その中での私のお気に入りは2曲目「Love and devotion」。
今現在、自分が所有しているMISHKAの音源は4枚。デビュー曲となったシングル、「Give you all tha love。」それが収録された1stアルバム「MISHKA」、そのアルバムをダブ処理した「MISHKA in DUB(マッド・プロフェッサーの手による)」。そして21世紀に入ってからの「ONE TREE」。個人的には1stが一番好きです。バミューダからやってきたままの、音楽業界に染まっていないような朴訥とした歌と演奏が聞けるからです。でも、MISHKAの声が好きな私にとっては、どのCDも好きなのですが。
そうそう、ちょっとだけ気になっていることがありまして…MISHKAについてかかれた文章の中に「バミューダ出身」とあるにもかかわらず「カリブ海に戻っていく」だの「カリブ海に住んでいるからレゲエの影響が…」と書いているものがあります。それは違うのではないでしょうか。バミューダ諸島はキューバの右上のほうにありますが、大西洋にあるのではないでしょうか(特にONE TREEで文章をかかれている方、どうでしょうか)。
自分は「きっとカリブ海ではないからこそ、火薬の匂いのしない、ピースフルなサウンドが生まれたのだろうな」とにらんでいます。
ONE LOVE
※かってにリンクさせていただきました。問題があればご連絡ください。
※MISHKAの日本語表記は1stではミシカ、2ndではミシュカです。どうでも良いですが、どっちなんでしょうか。自分はミシカと読んでいますが。
ジャマイカ旅日記「ビンギマンと呼ばれた男」も読んでみてください。