もしこのブログの更新を楽しみにしてくださっている方がいましたら、長いことお待たせいたしました。お久しぶりです。Iyahkieです。東北遠征(出張)後、公私共にばたばたとしており、ブログに気持ちが行かなかったと正直に告白しておきましょう。そうです、サボっていました。申し訳ありませんでした。この数週間の間、私の身に何か変わったことがあったかと言うと、あったのです。
自転車通勤始めました。 私の学生時代を知っている人が聞いたらびっくりすること間違いなし!の行為。煙草はやめるわお酒は家では飲まないわ、それに加えて自転車通勤!「なんぼ健康さ」と嫁にすら言われてしまう始末。きっかけは、その嫁の「チャラが「『40歳までについた体力がその後の体力になる』と言っていたよ」という言葉からだったというのに。確かバランスボールを購入し、我が家が健康ブームに沸き返っている頃だったでしょうか。「そうかぁ、40までかぁ・・・。」とは思ってはみたものの、そのときはあまりせっぱ詰まっていなかったので「ふ~ん」という感じでした。しかし春という気持ちのいい季節の到来とともに外で何かをやる気持ちよさ(たとえば庭いじりだとか・・・)に目覚め、それに加え環境にもっと悪いであろうと思われるアメ車に乗っている身としては、子供たちに悪い環境しか残していないような気がして、ちょっとでもCO2排出量を削減するには・・・などと考えた結果「自転車通勤」にたどり着いたのです。
不安もありました。まず通勤距離。往復20km。そして地形。帰り道の9割が登り(逆を言うと行きの到着直前の1割が登り)なのです。片道10kmの坂道を結局は押しながら歩いて終わるんじゃないだろうか、そうすると続かないだろうな、と。そしてそれ以上に困ったことは自転車を持っていないことでした。
自転車とはいえ、きちんとしたものを買おうと思うとなんだかんだ言って10万円くらいは覚悟しなければなりません。初めて自転車屋さんに足を踏み入れたときは、あの(ややオタクチックな)独特のムードと金額に腰が引けたものです。まぁ、それは今でも変わりませんが。専門店なんかだと“安い自転車を探している人は入店お断り”的なムードがむんむんで、なかなか質問するにも事前の勉強が必要な雰囲気です。そこで私はそんな状態を打破すべく「中古」という選択をしました。リサイクルショップや町の自転車屋さんなどをくまなく探しました。ロードタイプでもMTBでもいい、とにかく「ビビッ」とくる安い自転車を探していたのです。しかし、なかなか見つかりません。そりゃそうです。世の中の大半はこだわりなど一切ない安いだけが取り柄のママチャリばかりで、スポーツタイプのものは、あったとしても乗れるようにするにはそれなりのお金がかかるものばかり。これが欲しいという確固たるものがかったのも自転車探しを困難にしていたと思われます。そんなとき「ビビッ」とくるものを見つけました。しかしそれは自転車ではなく、自転車の“ペダル”、そう、あの足を乗っけるところです。(ちなみにそれは専門店なのに入りやすくて親切なお店:SAM’S BIKEというお店で買いました。お近くの方はぜひ!)自転車も決まっていないのに早速そのペダル(結構なお値段です)を購入し、それに似合う自転車を探し始めました。魚心あれば水心です。ペダルを購入してすぐ、ちょっとしたつてで中古自転車をゲットすることができたのです。
それがこれ。
(世の中では自転車のことをバイクと言うようで、私もそれに倣って「バイク」などと呼んでみます。)ジェイミスというメーカーの一番安いバイク。2005年もの。世に言う荒地走行不可のMTBルック車です。中古のくせに新品みたいにきれいで、中古なのであと付けの泥除けなんかもしっかりついていて、これにさっきのペダル、ドリンクホルダーとボトル、夜間用ライト、カギ2種類をつけ通勤を開始したのです。泥除けは職場に置いています。だってはじめから雨の場合は乗りませんから。今のところ行きは30~35分、帰りは55~80分ってな感じで通勤しておりますが、今日で3日目。いつまで続くことやら・・・。まぁ、あまり気張らずに乗り気じゃない時は環境に極悪なマイカー出勤でもしようと思います。
あ、自転車にレゲエ・スポークカードなるものを作ってはさめておいたのですが、某スポーツ用品店の自転車置き場で7枚中6枚盗まれ、1枚だけ残っていたのが「リー・ペリーのSUPER APE」のジャケットでした。私なら忘れずに持っていく一品なのですが・・・。人気がなかったようです。今ではいちいち考えるのがめんどうなので何もつけずに走っております。世の中には人の物に手をつけても平気な人がいるようで、カードがなくなったよりも、そのことに心を痛めております。
追記:今日の朝、サイクリングロードをだらだらと走っていると、50mほど先に人だかりができていて、近づいていくとチャリンコ・ヘルメットのおじさんに通せんぼをされました。「なにごと?」と思ってそのおじさんの背後を見ると、頭と耳の穴からどくどくと血を流して倒れているスーツ姿の男性がいました。そしてその横にハンドルが変な方向を向いている自転車。そして遠くから救急車のサイレンの音。怖いです。自転車と歩行者の事故でもあんなになるものなんですね。スピードの出しすぎには十分注意し、マナーを守って自転車に乗りましょうね。では。
ONE LOVE