裸のヤコブ

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【あ】 ある日のボケ話~ちょっといい話?

2008年03月19日 | ある日の戯言

今日はめちゃくちゃくだらない話です。




 先日、借りていたDVDの返却期限を見ると17日(月)とあったため、「おっと危ないところだった…」と17日のうちにいつものビデオ店へ出向き、レジ横にある返却BOXへポトンと落としてきたのでした。そしてその夜、音楽活動を終えたかなり遅い時間にふと思い出したのです。どうしても見たかったけど貸し出し中だったから他のビデオ屋さんで借りたことを…。

 翌日、そう昨日、早速早めに仕事を切り上げて間違えて返却したお店(まぁ、仮に「ガオ」とでもしておきましょう)に行き、「昨日間違えて違うお店のDVDを返却BOXに入れちゃったんですけど…」と説明。「あ、これですね」とワン・トゥー・スリーで対応するガオの店員さん。やっぱりケースが違うとすぐわかっちゃうもんなんだなぁ…と感心しながら本来返却するべきだったお店(仮に分教堂としておきます)に行く私。そしてカウンターで颯爽とDVDを差し出し、延滞料金を払おうとお財布を出したら、分教堂の店員さんが「あれ? あれ?」と変な声を出しながら何度もバーコードをピッピッをやりはじめたのです。

「なんか、まずいことになってますか?」「いえ、ちょっと待って下さい。」(←お待ちくださいと言えなくなっているほどパニクっていたのでしょう) 「○○さ~ん。コレどういうことだかわかりますか?」「(再度)まずいことになってますか?」「(違う店員さんがきて)あ、これ! 昨日ガオさんから電話があって間違って返却されてますよって。だからその日に返却されたことにしておいたらしいよ。」「お客様。そういうことですので延滞料金は必要ありませんので…」


 何だか知らないけど、何の係わり合いもないレンタル・ビデオ店どうしのやり取りによって延滞料金を払わずにすんだのでした。ラッキー。



 やっぱ、世の中わるい人ばかりじゃないってことで。

 っちゅうか、その前に借りたお店を間違えるな!って感じですけど・・・。


ONE LOVE


【あ】 hou (ホウ) ハレ~サンサン

2008年03月11日 | ある日の戯言
 ちょうど新たに機材をそろえ、音楽製作に没頭し始めた頃のことだから去年の暮れのことだろうか。本屋さんに併設されている、時々掘り出し物をみつけるCD屋さんでなんとなく惹かれて手に取った紙ジャケットがあった。アコースティック・ギターを抱えながらも自然と共存しているような、そんんたたずまいをしている女性。そしてその後に描かれているなんともいえない鳥の絵。ストラップがラスタカラーだったことも私の心をつかんだ原因かもしれない…。試聴器のバーコードに「ピッ」とやって、ヘッドフォンから流れてきたその音楽に耳を傾ける。

ちょっとだけ嫉妬した。

 若かりし頃、ロックに憧れ音楽をスタートさせたことが原因だろうか。身体的にも精神的にも都会の喧騒に浸かりきって生活しているからだろうか。今でも自分が作り出す音楽に、やわらかな空気の揺らぎを添えることができないでいる。壁のない東屋のようなところで気楽に歌うような、肩の力が一切入っていないような、そんな音楽を作り出せないでいる。しかし彼女はそれをさらりとやってのけているように聞こえた。しかも、自分がそのとき(そして今も)録音していた音源と、楽器編成が少し似ているからよけいそう感じたのかもしれない。

 彼女の民話を語り継ぐ語り部のような、そして強さも優しさも持ち合わせた歌を聞くと、自分の立ち位置を考えさせられる。




さて、自分も自分らしく、できることから始めていこう。
逃げの言葉ではなく、足を踏み出せないでいる弱さを肯定しないために。



hou  ハレ~サンサン


音の棲む場所、歌が在る場所。ミヤザキネイティブシンガー、"hou (ホウ)"。
地元宮崎のミュージシャン達とスタジオや自宅でリラックスして録音された空気感をそのままにちからのある歌、そしてアースティックでダビーなサウンドが心地よいファーストアルバム『ハレ~サンサン』。マスタリングはパードン木村。

【収録曲】
01. 光
02. ハレ
03. ヒオドリーアカツチの民
04. とりのうた
05. サンシャイン レゲエ
06. イメエジ
07. オオララ
08. 鳴らそう
09. 夜
10. ヒオドリーアオノヒ族

(http://www.boundee.jp/release/2007/11/ubca1011.htmlより引用)




5曲目のサンシャイン レゲエは「Laid Back」のカバーだそうです。

Sunshine Reggae Lyrics

Give me give me
give me just a little smile
that itエs all i ask of you

Give me give me
give me just a little smile
we got a message for you

Sunshine Sunshine Reggae
donエt worrie
donエt hurry
take it easy

Sunshine Sunshine Reggae





ONE LOVE


【音】 なんとか自宅にスタジオを

2008年03月06日 | 音楽製作・機材

カテゴリーを増やしてみました。

 前までずっと使っていたカセット4トラックMTRやHD・MTR(MTRとはテープやMD、ハードディスク等に録音するマルチ・トラック・レコーダー=ドラム、ベース、ギター、歌など、いっぺんに録音するのではなくバラバラに録る機械)をしゃぶり尽くし、隅から隅までの使い方をマスターし、さらに自分なりに工夫をしながら、自分の曲をまとめてきたのですが、やはりそれにも限界がきて、さらに高度なことが必要になったこともあってコンピューターベースの録音環境に変更したのが1年前。入っていた気合いとは裏腹に最初はまさに「手も足も出ない」とはこのことと言わんばかりの難しさ。まぁ、それは今でもあまり変わっていないのですが・・・。

 で、宅録初心者である私の奮闘ぶりを紹介するというよりは「、自分のメモ代わりにこのブログを使っちゃるわい」的なカテゴリーを作ってしまいました。それがこれ。

■音楽製作・機材■

 この■が今までにない新しさを演出しています。年齢に見合った経済力にモノを言わせ(大人買いという言葉もありますが・・・)、iMAC+Logic pro、オーディオインターフェイスやフィジカルコントローラー、MIDI鍵盤やチューブ・プリなど、新旧(新品&中古)あわせ技一本で色々な機材も購入したりもしましたが、今回は機材の話ではなく、一冊の本の話。

 機材がそろってくると、曲作りに没頭できるようになる・・・はずが、別の欲がでてくるもので、「もっと良い音で録音したい」「モニター環境を良くしたい」といった、本当はもっと前にやるべきこと(良い曲作り、演奏力の向上、歌唱力の向上、表現力の向上など)をほったらかしてそちらに気を取られるようになるものです。超アマチュアと言われればそれまでなのですが。そんなときに購入したのがこの本。



「自宅スタジオでも良い“音“は可能です!」

そそられる言葉ですよねぇ。

 結論から書きます。私のような初心者で、しかも機材を買うことでヒィヒィ言うような経済状況の人はあまりためになりません。参考になるのはごく一部分(モニタースピーカーの設置場所等)で、もしかしたら図書館で読んでもいいのかもしれません。これを読んで参考になるのは、自宅スタジオ作りをある程度やり尽くしたり、お金が有り余っていたり、これからスタジオ付の自宅でも新築しようかなといった方ではないでしょうか。

 例えば吸音の件。そりゃね、畳1枚分くらいの吸音材(ちっちゃいピラミッドがいっぱいつたスポンジみたいなもの)を使えばいいのはわかりますが、1枚25000円出せば、そりゃあ効果ありますよ。私らのような一般庶民にとって、手間はかかっても安く、それなりに効果があるように感じられるものを必要としてるわけですよ。そういった意味でも、手を出すにはちょっと早い本でした。

 今後、貧乏スタジオの成功例などを書いていくかもしれませんが、いかんせん現在は録音に集中しており、その後MIXやマスタリングが待ち構えているので、このカテゴリー内が増えていく可能性も少なく、それよりもブログの更新が滞ってしまうことも考えられるので、「最近更新されねぇなぁ…」と感じられたら、それは音楽を頑張っているのかもしれないと、良いように解釈していただきたいです。


 作品発表の計画計画があるのですが、もう少し具体的になったらこのブログでも紹介したいと思っています。まずは録音に関するほんの話でした。


では。




ONE LOVE


【R】 アフリカ・キャラバンでの出会い(2)

2008年03月03日 | REGGAE

 今日は長い文章で申し訳ありません。時間がない方は後ほどじっくり読んでいただきたいと思っております。お時間のある方は、ぜひお読みください。

Iyahkieより。







 スライドショーの後、テンパ氏の書いたという詩集を購入してしまった。だって、書かれてある内容に感動してしまったから。こんなことを考える世界中の人たちが、手をつないでいかなくちゃぁダメだな、と。そしてまたいろいろ話をしている中で「ケニアにくることがあったら連絡して欲しい。ぜひ我が家に止まっていってほしい。」と名刺を渡された。明らかに「日本で作ったんだろうな」と思われるその作りは、テンパ氏の語ったスラムの実情と相反していて、なんだかちょびっと寂しくなった。

 その後、彼に娘を紹介したところいたく感動したらしく(うちの娘の名前はスワヒリ語のある単語の読みを持ち、その言葉に漢字を当てたものだからだ)、「あなたの名前はとてもインポータント・・・ワット・イズ・インポータント・イン・ジャパニーズ?・・・そう、重要で大切なんですよ。」と娘の目線まで身体をかがめて話していた。娘はこんな家庭に育っているせいか、はたまたまだ年端もいかぬからか、肌の色の違いにとまどうこともなく、どちらかというと私や妻の男性の友人に話しかけられるよりも、少しだけまともな状態だったが、あきらかに固まっていたのは間違いない。

 2冊購入した詩集にサインをしてもらったのだが、そのうちの1冊にはこのように言葉が書かれていた。



We belong to one father .
Regards to ○○SAN !

         (○○は娘の名前)


そしてもう1冊には、私に当てたメッセージを書いてくれた。

You are my brother !



前にも書いたことがあるが、お世辞でもうれしい言葉だ。少しでも心が通じ合ったと思っておくことにしている。誰がなんといおうと、”Brother”ですから・・・






立ち上がれ アフリカよ

われわれ 慎ましく生きる魂
からまれて 身動きできない

飢餓
奴隷
そして 植民地化
そのすべての根源は 貧困
それは 同じ種の人間によって作られ
強制されてきた
燃えよ 炎
あらゆる痛みを燃やしてくれ
何も残らぬように

貧困のみが
アフリカの弱い肩に 重くのしかかる
快楽の内に生まれ
欲にまみれた世界を継承する アフリカ
ついには 貧困の下に 落ち着くのだ

われわれ 世界は
飢えに苦しむ魂なんか気にかけず
飢えに苦しむ肉体に何も感じない

歴史は 秘匿され
宗教が 取って代わる

労苦は 報われず
熱心な祈りが 希望をもたらす
だから 笑う
アンゴラの 地雷被害者を 笑う
ルワンダの虐殺を生き延びたものに 微笑みかける
でも 彼らはストップをかけない
アパルトヘイトが
南アフリカをめちゃくちゃにしていた時も
コートジボアールの不安定な政治についても
あのことについてはどうしているのか・・・
そう 西アフリカの ブラッド・ダイアモンド
眺めるだけでなく
よく見るんだ
よく観察しろ
鏡をこするように よく磨け
見つかるのは 腐敗のみ

俺たちの国で 自分らの紛争解決をする
俺たちを 嘲り笑い
俺たちの 訴訟をすべて反故にし
俺たちを 「怠け者」のブランド名で呼ぶ

階級差別 人種差別 部族 縁故ひいき主義の数々
すべての主義 何々イズム
愚直ものの 良心をとらえるだけ
真相を隠し
曇りのない眼を 遮断する
怒りは 失われた知恵だというのに

母なるアフリカ出生の人種たちよ
自由を求めよ
血を流すな
アフリカは もう十分流した

洗脳から 開放せよ
雨からくる痛みは 流せない
だが 水は流せる
さしのべる手を 見捨てるな
湖は 偽りの水を憎む

立ち上がれ 新しい世代の祝福を 受けよう
寛大な 自然の恵み
立ち上がれ アフリカよ
子宮から
墓場まで
夕暮れから
夜明けまで

僕は言い続け
もがき続ける
母国とブラックである母と
すべての兄弟 姉妹のために

(保倉 千恵 訳)


「AFRICA I CRY(立ち上がれアフリカよ)」より抜粋


 ブログの機能の関係で、文章がすべて左寄せになっているのが気に入りません。テンパ氏と読者の方々、ごめんなさい。Iyahkieは文章の並び方・字体・本と字の大きさのバランスなどの見た目などなどをすべて含め、詩集としての作品が完成すると考えているので、書かれている内容だけ紹介させていただけたら・・・と思いここに書かせていただきました。問題があれば削除いたしますのでご連絡ください。


では。





ONE LOVE