裸のヤコブ

・・・ ・・・・

【R】 アフリカ・キャラバンでの出会い(1)

2008年02月29日 | REGGAE

 これまた古い話。昨年の11月10~11日の出来事だ。大きな流れは違うのだが、出会うのに必要だったのが”Reggaeの血”だったことから、レゲエのカテゴリーに入れさせてもらおうと思う。



 ある日職場で、「Iyahkie、これ好きそうだよね。どう?」とチラシを見せてもらった。それは「アフリカ・キャラバン~アフリカン人の声を聞け」というものだった。2日間の開催で、初日はジャンベを中心とした太鼓演奏、2日目はニャティティと呼ばれるケニア伝統の民族楽器の演奏があると書かれていた。(そのほかにもレストランで「ウガリ」や「クスクス」などのアフリカ料理が食べられるとか、トークショウ等たくさんあったのだが、いかんせん11月の話なもので記憶が曖昧なのだ。)

 会場となったリフレ札幌はこぢんまりとしたホールで、普段であればおばちゃん方の習い事の発表会がふさわしいような、そんな見てくれだった。

 一人で見に行った初日。たくさんの太鼓が並ぶステージの上。山北紀彦氏の演奏が始まる。やられた。うねりながら脈々と続いていく太鼓の音。しかもそれらの太鼓が手作りとのことで、さらにやられた。会場は老若男女入り乱れてのダンス天国。あの状態は日本ではない。まさに土の上を裸足で歩く人たちのダンスだ。


写真はHPからお借りしました。問題があればご連絡ください。


帰宅後、嫁に熱く語ったのはいうまでもない。


 そして2日目。前日のあまりの感動に家族を連れてお出かけしてしまった。まずはレストランでアフリカ料理に舌鼓・・・のはずがすべて売り切れ。人気のほどがうかがえる・・・などとのんきなことをいってられず、近くのラーメン店に入ったのだが、そこがまた、なんともまぁ・・・・・・この話は関係がないので割愛しよう。店主の名誉もあるだろうから。どうにかこうにか腹ごしらえをすませ会場入り。この日はアニャンゴこと向山恵理子さんのニャティティ演奏。これまたやられた。「なるほど。そうか。そうだよな。ああ、その手もあったか・・・」などとミュージシャンとして見てしまっていたのが私の悪い癖なのだが、かなり勉強になったことは確かだった。娘はダンスの輪に入って
踊っていた・・・というか行進していたほどよかった。


アニャンゴさん


 しかししかし、今日の記事の中心的な話題はこの両名の演奏の話ではないのである。

 腹ごしらえをすませてアニャンゴさんの演奏を見ようとホール前でウダウダしていたときである。アニャンゴさんと思われる女性が会場入りし(やはり本人でした)、その後ろから雰囲気のある黒人男性が一緒に入ってきた。アニャンゴさんの旦那さんと思われた(失礼!)その男性は私と目が合うなり、とても遠くから手を挙げ、そして胸に手を当てながらずんずんと私に向かって歩いてくるではないですか!「あれ~、知り合いだったかな? ケニアとか、タンザニアでお世話になった人だったかな~?」と記憶をたどっている間に彼が目の前までやってきてしまった。そして一言「ハジメマシテ。ワタシノナマエハ”テンパ”デス 」と自己紹介を始めたのだ。困惑する私ではあったが「こんにちは。はじめまして。Iyahkieといいます。どちらからいらしたのですか?」とぶっ壊れた英語で挨拶。彼は日本語で挨拶してくれているのに! 話を聞くとケニアのスラム出身で、スラムの環境改善のために動いている活動家で、今回はアニャンゴさんの演奏の合間にスライドを見せながらケニアのスラムの実情をわかってもらうようお話をするとのこと。そして彼は、そのケニアでの活動の一端としてレゲエ・バンドを結成し、演奏してメッセージを伝え回っているとのことだった。「お~!ジャンボ!ハバリガニ!」とっさにスワヒリ語であいさつ。するとテンパ氏は今まで以上ににこやかになり、日本語英語スワヒリ語などが混ぜこぜの会話が始まったのだ。トイレから娘を連れて戻ってきた嫁は、私とテンパ氏が話しているのを見て、昔よく飲みに行っていたお店で知り合った友達だろうと思っていたほど仲良さそうに見えたそうだ。「オシゴトオエテカラ、マタオハナシシマショウ。」といったん話が中断。


テンパ・テラー氏


 彼のスライドショーは、とても考えさせられる内容だった。(テンパ氏がスワヒリ語で話し、アンヤンゴさんが通訳するというスタイルでその語学力にまたびっくり) ケニアのスラムがひどい状況なのは、現地の方に聞いていたが、それを写真という見える形で知ることができたのは、自分にとってかなり大きな出来事だった。


次回へ続く。



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【あ】「みんなを夢中にさせる、新しいMacBook」かぁ・・・

2008年02月28日 | ある日の戯言

 経済の活性化させるためだろうか。とにかく電化製品は長持ちしないものが多い。我が家にある電化製品の中で10年選手は…ん~、思いつかない。結婚前から使っているものは…楽器関係しか思いつかない。どうして電化製品は壊れやすいんだ?どうして(エフェクターを含め)楽器は長持ちするんだ? 鉄弦を張っているほうのアコースティックギターなんか、35年位前のものなのに。

 そんな中、調子が悪くなっては調整し、壊れては直し、だからといって愛着があるわけでもなくなんとなく使いつづけてきたものがある。それが今、まさに今触っているコレ。仕事用のNECのコンピューターだ。


NEC LaVie NX LW30H/6
Intel Celeron 300MHz
64MB  6.4GB 14.1インチTFT液晶
それでもオークションで8500円(ただし落札者なし)で出品している人がいました。
が、近くのリサイクルショップでは、これより新しいLaVieが6700円でした。

 

 

   


  あ、ちょびっとだけ話がそれるが、世の中では私が言うところのコンピューターのことを「パソコン」と呼ぶらしく、私の影響を受けた嫁が幼稚園のママ友の間で「コンピューター」と口にしたせいで年寄り扱いされたことは内緒にしておこう。(すまん、嫁よ。)

 で、話を戻そう。仕事用のコンピューターだ。Dr.Zeeさんのところでも話題になっていたが、やはり私の古いコンピューターもあやしい、いや、かなりあやしい。LaVie NX W30H/6で検索しても、「おんぼろコンピューター」「改造する材料」「ジャンク品」として登場してばかりいることからかなりの代物だということがご理解いただけるかと思うが、こやつは『①98入り(それはまぁ良い)、②作った文章を保存しようとすると「不正な処理」として強制終了されることもしばしば(仕事としては最悪)、③保存してある文章を読み込もうとしても、「(何だか)されていません」と読み込んでくれない。特にエクセル。(コレも仕事用としては末期状態)、④CD読み込まず(写真データとか、どうしましょう・・・)、⑤FDD・・・もはや穴が開いているだけ。 ⑥常に「ジー」という大きな音がしており、右手を置くあたりを叩くと30秒ほど音がやむ(隣の人へ、うるさくてスミマセン)、⑦で、最後に正しい手順でコンピューターの電源を切っているはずが最後の最後、青っぽい画面で止まったきり終了できず、電源ボタン長押しで毎回終了している。(いつ爆発するか不安)』 といったありさまだ。まぁ使い倒していますからねぇ。10年近く(いつ購入したのさえ忘れるほど昔)から毎日毎日使いつづけ、キーボードもこんな風になっているし・・・


汚くてごめんなさい。「N」がありません。
「M」や「K」も半分ありません。
下向きの「↓」もありません。なくなっても困らないのですが・・・


 職場のコンピューターに詳しい人に見てもらったところ「あ~、寿命じゃない。買い替えしかないと思うよ。」とひとことふたことで終ってしまい、NEWアイテムを購入しないことには仕事に大きな支障をきたす時が間近にきている状態なのです。そう、時限装置の針は刻一刻と「0」に近づいているのです。

 NECの方々もここまで使われたら本望だろうなと思うと同時に、家では専用マシンとしてMacを使って音楽製作をしているものですから、慣れていることもあってそろそろ職場でもMacかなぁと思っていた矢先、新しいMac Book (&Pro)が発売されたとAppleからメールが着ました。やつらは私のコンピューターの調子が悪いこと知っているのかなぁ・・・さすがAppleだな。


画像をAppleから勝手にお借りしました。
問題があるはずですが・・・ご連絡いただければ削除いたします。


 もしかしたら「今日からNEWコンピューター(Macちゃん)で記事を書いていま~す」という少女のようなかわいらしいコメントを書くことになるかもしれません。







本文と関係ありませんが今朝の札幌です。
 帰宅後に2時間半の雪かきがありそうな気配。




ONE LOVE


【R】 SUZUKI ANDES 25F

2008年02月27日 | REGGAE
 4ヶ月も間を空けると、書いたことがある記事だったかどうかの記憶も定かでなくなり、「記事一覧で確かめるのもいちいちめんどくさいなぁ」などと怠惰な考えをもちつつ今回の記事に取り掛かっている。今回は楽器の話。


 このブログの読者の方なら私がReggae好きなことは百も承知で、中でもナイヤビンギと呼ばれるラスタマンの太鼓ミュージックに深い愛情を持っているのもご存知でしょう。(ジャマイカまでビンギドラムを勉強しに行く位ですからね…) そのナイヤビンギの中で時々、笛の音が「ピ~ピャララ~」と聞えてくる曲があるのです。太鼓の音に笛の音・・・ああ、なんて最高に持っていかれる組み合わせなのでしょう。
 そこで私は考えました。「自分のレコーディングしているそれらしい曲に笛の音が加わったら…」。考えただけでもワクワクしてきます。が、残念ながら私の手元に笛どころかリコーダーすらありません。

「フルートなんか吹けないしなぁ…なんか使えそうなものねぇかなぁ」

 と思っていた矢先、楽器屋さんで素敵な楽器のチラシを見つけ、即行で注文。何だか安っぽそうな楽器のわりに大人気ということで、2ヶ月ほど待たされて10月の中頃に我が家にやってきたのがこれ。



スズキ楽器のアンデス25F。
 ↓↑HPへもどうぞ。




 なんと鍵盤ハーモニカならぬ「鍵盤リコーダー」! グレイト! まさに望んでいた一品。だって鍵盤をおさえて息を吹き込むと、その音階がリコーダーの音で鳴るんですよ。しかもリコーダーなのに和音が鳴ってしまうのですから。職場に届いたその日、おもわず音を出してしまって注目されたりひんしゅくを買ってしまうほど大興奮してしまいました。

 しかし、唯一残念なことがあるのです。それは私が上手に鍵盤を弾けないこと。ピアノのように押さえるだけで音が鳴る鍵盤でさえ、コンピュータをはじめて触った人がキーボードを打つようなそんな状態なのです。そんな人が今録音している曲で『鍵盤』リコーダーを上手に吹きこなせるわけがないじゃないですか。しかも吹く息の強さによってピッチが若干変わってしまう繊細な楽器だというのに。

 そこでひらめいたのが、自分で吹けないならイメージだけ録音して、吹ける人に差し替えてもらえば良いじゃないかと。

 っちゅうことで、前のバンドのメンバーにレコーディングで吹いてもらうことになりました。一安心です。そのお願いをしている時に聞いたのですが、私のまわりでアンデスを購入した人が片手でぎりぎり足りるくらいいるようで、この商品の人気振りをうかがわせてくれたのでした。


 いつか音源が形になったら、その中からアンデスの音色が聞こえてくるかもしれません。お楽しみに。



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【あ】 ママさんダンプ

2008年02月26日 | ある日の戯言
 昨日の記事のコメントでnatty1193さんから「ママさんダンプって何ですか?一家に一台ちっちゃいショベルカーみたいなんがある???」などと書いていただきましたので、北国代表選手として私が回答させていただきます。

まず、ママさんダンプの全容をご紹介させていただくと…


これです。これがママさんダンプ。だって中の中央部分に



ね? 書いてあるんですよ。(ボロボロですが、読めますよね?) 昔はどの家庭も真っ赤なものばかりでしたが、最近は我が家のような黄色や、白なんてモノも発売されており、それぞれのご家庭のこだわりや『どうでもいいっしょや、こんなの』的な逆こだわりを感じさせる一品になっています。ちなみに我が家のスノースコップは緑と黄色です。

 
 さて、このママさんダンプ。あんまり有名じゃないのかなぁと思って検索してみたところ一発で「はてなダイアリー」に引っかかりましたので、それをここで引用させていただきます。


1)除雪用具の一つ。

2)ブルドーザーの前の部分に持ち手がついたような形状で、大量の雪を運ぶんだり押したりするのに適している。

3)雪の多い地域では各家庭に必ずあると言ってもよい。

4)以前は金属製のものが主流だったが、近年ではプラスチック
になり軽量化が進んでいる。

5)名前の由来は「ママ
でもダンプカーのように雪が運べる」ところから来ているらしい。

6)ちなみにこれは複数メーカー
の登録商標で商品名。他のメーカーのものは
「スノーダンプ
」と呼ばれる。

7)よく
「ダンプ」と略される。


とあります。ママさんダンプ、登録商標でした。テトラポッド以来の驚きです。サイズもいろいろあるようですが、おおがたDIYショップに行ってもせいぜい2~3種類しかありません。上にかかれてあることはほとんどあっていますが、4)のプラスチック化が進んだおかげで耐久性に欠け、凍ってしまったような固い雪をかち割ることができない(後からガンガン蹴ったりするんですよ、使い方としては)という欠点もあります。だからといって重たい金属製のものを進んで買う理由としては弱いのですが・・・。それから7)は、我が家ではいいませんん。ママさんダンプ、もしくは「あれ」ですね。先日の大雪のとき、「あれが2台あればモット早くできたのにね」などと嫁が言っていましたが、一家に一台で十分じゃないかね。

 それから、natty1193さん。ちっちゃいショベルカーがあったら、雪かき(除雪)に2時間以上もかかりませんよ(笑)。めちゃくちゃ欲しいですけどね。でも、下のヤツだと寒くて死にそうになりますね。→写真削除しました。






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【R】 South Side Summit LIVE at (一)憩屋を終えて

2008年02月25日 | REGGAE

 昨日は(一)憩屋でのSouth Side Summitというライブで歌ってきました。最近コンピューターに向かって深夜まで作業することが多かったのですが、寝不足は歌に直接響いてくるので前日は早々とベッドに入り、翌朝晴れやかな気持ちで・・・・と思って窓の外を見ると・・・


なんじゃ、こりゃ!



状態。ここは砂漠か?っていいたいような風紋付きの吹きだまり。車は二台とも雪だるま君。嫁が朝食のパンでも買いに行こうか、ついでに車が出られるようにちょっとだけ雪かきしてくるわ~。その後本格的に雪かきしようねぇ~なんて軽い気持ちで外に出ようと玄関を開けると・・・玄関を開けると・・・玄関を開ける?いや、開かない。二人がかりで全体重を乗っけてあけようとしてもびくともしない。しょうがないのでベランダから外に出て、最初っから本腰を入れて雪かきをすることにしたのだが、ベランダすら凍って開かない。


一瞬、陸の孤島。




結局、娘の部屋の窓は簡単に開いたので、そこからえいや!と飛び出して、腰まで埋まりそうな雪の中、物置までたどり着き、除雪グッズ(スノースコップ×2,ママさんダンプ×1)を無理矢理出して除雪開始。関係ないけどママさんダンプってネーミングは子供の頃からセンスがいいなぁと思っていた一品。南国の方には想像もつかないだろうけど。

 で、除雪を始めてから2時間くらい。地吹雪みたいになってきれいにした感じがあまりしないけれども、それはあきらめつつやっといつもの姿に戻すことができました。いやぁ、久しぶりのあの状態。いつもなら2月の頭にあんな感じになるはずなのに、なんだか雪の季節がずれている感じがするのは私だけでしょうか。



 2時間の雪との格闘は、当日だというのに筋肉痛を呼び起こし、特になぜか股関節が鈍痛。左手も握力がなく、ギターを弾くのに大きな不安を抱きつつ夜になって憩屋に向かったのでした。


 会場に着くと、何ともあたたかの雰囲気のするお店で、知った顔ばかりのリハ風景。中にはお初にお目にかかりますの方もいて、あいさつなどをしながら軽く声出しをして本番を待つ。思いのほかお客さんもたくさん入って、しかも比較的年齢が若めの女性が多くいつもと違った雰囲気で始まりました。一番前に座った女性なんか私のつばがかかりそうなほど近くにいて、申し訳ないなぁと思いながら歌っておりました。マイクもアンプのない完全生演奏は、家で歌っているのを見てもらっているような気恥ずかしさはありましたが、自分としてはいつもと特に変わらず、気負うことなく演奏できました。おかげで歌詞が飛んだりコードを間違ったり(とほほ、です)。雰囲気を察して予定していた歌を差し替えたり、リズムをちょっと替えたりしながら歌っておりましたが、いかがでしたでしょうか? 


出田 撮影thanks


 私個人は楽しみながら演奏ができましたし、そのあと久しぶりに会った連中との会話も楽しかったです。(一)憩屋のスタッフの方々、Tremolosの面々(誘ってくれてサンキュ)、Pono・Ooiiのお二人、そして会場にきてくださった方々、本当にありがとうございました。また機会があったら皆様よろしくです。



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【あ】 本当のある日のできごと‘08版(1)

2008年02月22日 | ある日の戯言

 ブログを休んでいる間、色々なことがありました。その中でも印象的だったのがこれ。08版となっていますが、12月のお話です。

  【札幌13日共同】札幌市の閑静な住宅街で13日、窃盗団、もしくは山賊が出没しタイヤが盗まれるという事件が発生した。アイリー通信によると人気のマキシス・クリーピークローラーというマニアックなタイヤを狙った犯行とみられる。

 
盗難にあったものと同型のタイヤ:マキシス・クリーピークローラー 650

 事件があったのは札幌在住のレゲエ歌手:Iyahkieさんの自宅。帰宅後食事を終えた彼が道路に面している娘の部屋と居間の電気を消し、娘を寝かしつけてからゆっくりと風呂に入り、さっぱりとした気持ちで電子ピアノの前に座った直後に発覚した。「ねぇ、なんか怪しい男達がこっち見てるんだけど…」。降り続く雪を見ようとした彼の妻が告げ、Iyahkieさんがカーテンの隙間からのぞいてみると、黒い服と黒いニット帽を着用した若い男3名が家の前であたりの様子をうかがっており、そのうちの一人が隣の家をしきりに気にしながら、まさに「泥棒」と聞いて真っ先に想像するような、腰をかがめたようなあやしいスタイルの抜き足差し足忍び足で敷地内に侵入。そしてベランダの目の前にある物置に入り、ビニール袋に包まれた、車で泥遊びをするときに使うマッド・タイヤの中で最近人気の「クリーピー・クローラー」を運び出しているところであった。「タイヤ泥棒だ!」とすぐにわかったIyahkieさんはその時の姿のまま突撃。間に合えば本気で蹴りをお見舞いするつもりで。しかし、ガタガタと音を立ててしまったせいか、靴を履いて外に出たときには犯人の姿は跡形もなく空振り。すごいエンジン音を響かせながら待機させていた車に乗り込み逃げられてしまったのです。しかも目撃時に盗み出そうと手に持っていたタイヤもそこに置くことなく持っていきやがりました。慣れたものです。(犯人は4~5名) そのときのIyahkieさんの姿とは…パジャマ代わりの室内着+頭には風呂上りの髪を包み込むバスタオルを巻いていました。

 雪がしんしんと降っている夜11時前の出来事です。

 家に戻ってきたIyahkieはすぐにバビロンシステムに通報。事情を説明し、しばらく待つとミニパト4台に覆面2~3台。計15~16名ほどの警察官(刑事含む)がやってきたのです。家の外で犯人の特徴を説明したり、足跡のところへ案内したり、車が止まっていたところでタイヤ痕を教えたりと、風呂上りだというのにかなりの時間を雪の中ですことを余儀なくされていた。頭にはバスタオルを巻いたまま… そしてやっと家の中に入り「ご主人、あまり軽はずみな行動は危険ですよ」「はぁ…」などとなぜか注意を受けながら被害届を作成していると、さらに5~6台のパトカーと20名近くの捜査員が鑑識と共にやって来たのです。そう、タイヤ泥棒で40名くらいの人間がIyahkie宅に集結したことになるのです。おそらく、連続的な犯行&犯人の姿をみたからでしょう。しかし残念ながらすぐに犯人が見つかることはなかったのでした。(ちなみにこの窃盗団、同じ日、同じ町内会のすぐそばのマンションの物置から、タイヤを4本盗んでいたようです)。



  Iyahkieとその妻から話を聞くと、タイヤを狙った、しかも妻のタイヤはまったく手をつけず、クリーピーだけを狙ったということで、「ずっと目をつけられていたんじゃないかと思うと気持ちが悪い。雪が降ったこの日を狙っていたんだろう。電気が消えていて、寝ていると思ったんだろう。」とのコメントを発表。「防犯の意識が薄かった。これからは防犯を強化する」とも付け加えていた。この夫婦はこの日の夕食事、「最近の日本人もおかしな人が増えて、おっかなくなってきたねぇ」などと口にしていた矢先のできごとであった。

 若者が盗みを働く瞬間を目の当たりにしたことで、皮肉にもなんともリアルなコメントとなったのであった。




 環境を考えてアメ車(Jeep)から軽自動車(Jimny)に乗り換えて半年、冬タイヤに履き替えた瞬間のできごとでした。雪国じゃないところで生活している人にとっては「履き替える」とい行為自体想像がつかないと思いますが、春先と初冬の恒例行事なんですよ。特に冬タイヤ(スタッドレス)に履き替えるタイミングを一歩間違うと、柔らかいゴムのスタッドレスでアスファルトの上を長々と走ってすぐに減ってしまったり、仕事帰りに大雪になって夏タイヤで帰ってこれなくなったりしちゃうんです。




 「世の中悪い人ばかりじゃない」ってスタンスで過ごしてきた僕ですが、この事件からしばらくは「良い人ばかりじゃねぇなぁ…」と考えちゃったりしていました。何にせよ、人のモノ盗むなよな!まったくよ!


ONE LOVE


【あ】 シンプソンズ?

2008年02月21日 | ある日の戯言
4ヶ月前に書いていたモノです。古くなっていたらごめんなさい。が、そのまま公開!

 先日、嫁の友人(と言っても一緒に遊ぶほどなので、私の友人でもあるのだが)がおもしろいものを作ってくれました。

これです。

      Simpson-Iyahkieです。



ちなみにこれが本物。



 なんでもそういった海外のページがあるそうで、写真を貼り付けてスイッチ・ポンである程度のものが出来上がり、それの髪型や服装をちょびっとだけ選んで完成!らしいのですが、残念ながら私のPCからそこにたどり着けず真相は明らかではありません。



友人、嫁、娘、そして私から見ても、これはかなり「私」です。笑った顔や怒った顔がどのようになるのか、今のところ不明ですが、今後はなんとかして解明していこうと思っています。


興味のあるかたはどうですか?
http://simpsonizeme.com/




ONE LOVE

【あ】 みなさんお久しぶりでございます。

2008年02月20日 | ある日の戯言

お久しぶりです。
4ヶ月以上も放置しておりました。ごめんなさい。

 まずは、最初の2ヶ月ほどはおそろしいほどの仕事の立てこみようで、音楽に関わる時間すら(きちんと聞く時間すら!)取れないような状況でした。ましてブログの文章を考えるなど、時間があっても頭が回らない状況で、まぁそれは今も変わらないのですが…。で、仕事がひと段落ついた頃、とあるリサイクルショップで音楽製作に関する大物機材を見つけ、とても安く購入してしまったことをきっかけに物欲が大爆発!自宅スタジオに「あったら便利だな」と前々から考えていたものをそろえつつ、1年位前に購入して手も足も出ないような状況だった Logic Pro 7 というDTMソフトに再挑戦をしているうちに、さらに2ヶ月がたってしまった次第です。やり始めると、MTRと違い、DTMだと何でもできることに感動したり、できないことにいらついたり、使いやすいように部屋のレイアウトを替えたり棚を自作したり、機材のつなぎ方を変えてみたり、つまみのいじり方で変わる出音と録音された音の実験をしたり、防音はできないけど吸音を工夫して部屋鳴りを調節したりなどなど、札幌市内&近郊の楽器屋・リサイクルショップ・電気屋・本屋・DIYショップのすべてを回ったんじゃないかと思われるほど動き回りつつ、音楽製作に没頭しているところなのです。

 そして最後のオオモノがお店に届いたようなので、それをとりに行ったらさらに本格化すること間違い無しの近況です。


(Iyahkie 自宅スタジオ…名前はまだないのです)

※ 1月段階での自宅スタジオで、現在は模様替えをしたので少し違います。
 反対側にマイク関係・打楽器関係があります。

あまり詳しい話をすると、マニアックすぎるので…
もうひとつのブログ「裸のヤコブ【In The Light】」で紹介するかもしれません。


 大きな声でまだ言えないんんですけど…夏までには何らかの形にしたいなぁと思っています。




 それから、次の日曜日に歌うことが決定しています。昔バンドをいっしょにやっていた連中に誘われて、完全電気モノ無しのライブをやります。初めはビンギドラム×2、ピアニカ、そして私のギターと歌の予定でしたが、なかなかお手伝いメンバーの予定が合わず、結局一人でやることにしました。どうなることやら・・・


South Side Summit LIVE at (一)憩屋

  2008.2.24 日曜日
   open19:30 / start20:00
   1000円 1ドリンク付  (一)憩屋 やすみや
   札幌市  中央区南1条西7丁目 ビルジングフクダ B1F   
 
    http://yasumiya.exblog.jp/

《出演》★Pono・moOii
     ★Iyahkie  
          ★Tremolos         持ち時間は各35分ということです。


時間があって、のんびり音楽を楽しみたい方はぜひいらしてください。