裸のヤコブ

・・・ ・・・・

【あ】 Merry Merry X'mas でしたね

2006年12月25日 | ある日の戯言

「やっぱりイヴの夜は雪が降っていないとね~。」
「しかも、ふわっと落ちてくるようなパウダースノー!」
「そんな中・・・やっぱり彼氏は外人がいいよねぇ~」
「ねぇ~」
「なんかぁ、言葉で愛を伝えてくれそうだもんねぇ~」

などという、はっきり言って“馬鹿女丸出し”な台詞が、なんとラジオから流れていた先週。札幌では毎年イブには雪が降るということを言いたかったのかもしれないが、聞いているこちらから言わせると「札幌の品が下がるからやめてくれ!」であった。


で、昨日。


めでたく美しい雪が降りながらイヴを迎えた…予想以上の量ではあったが。













いつもより遅くに目覚めたイヴの朝。窓を開けてみると…



嫁の車がスノーマンになっていた。
さすがクリスマス・イヴ。




朝食後、ケーキを受け取りに行かなければならなかったため、除雪しようと外に出る…




まぁ、こんな感じ。娘はおおはしゃぎ。スキーウエアのようなヤッケ(?)で完全防備、勇んで玄関のコンクリートの階段から下りると腰からちょっと上までうまった。ずぼっと。大笑い。そして歩こうとして転んだ。これまたずぼっと。大笑い。子どもにとってたくさんの雪は、楽しいことばかり。大人はこのあと2時間近くの除雪作業。肩甲骨の内側の筋肉が筋肉痛。変なところ。前にも書いたが、天然のジム。春が楽しみだ。


 ケーキを受け取りに、山を降りる。これだけ降ったからそんなに滑らないだろうという楽観的な予想は大はずれ。この冬一番のアイスバーン。道路という道路が歩くのも難しいほど。普段なら10分くらいの道のりで、歩行者の転倒を3人も見てしまった。ケーキ屋の駐車場では接触事故。だってあのツルツル状態&道路が少し坂&混んでいるから駐車場に入りたくない人が路上駐車&ただただその道路(細い横道)を通りたい車…そりゃぶつけちゃうよ…かわいそうに。クリスマスの日に事故ったかわいそうな人を教訓にして、行きよりも慎重に運転すること30分近く。無事帰宅。



 暗くなってくると、やっぱりクリスマス・ムードが高まってくる。我が家のツリーの足元はこんな感じ。



そしてケーキを食べる。これのために事故らなくてよかった。左側の3本のろうそく(緑・黄色・赤)は、娘が特別にパパにくれたもの。











娘は「サンタさんがおうちを間違って、違うところに行っちゃったらいやだから、パパがきちんとお外を見ててね。」などと言いながら、もらったおもちゃを握りしめ、持てないものは枕もとに並べてすぐに夢の中へ…。




サンタさんの鈴の音は、やっとこの時間になって始まった道路の除雪の音にかき消されていたが、数週間も前に撮った「着せ替えのマグネットを下さい」という動画のメールは、きっとどこかに届いているはずだ。もしかしたら、それはパパの心の深いところかもしれないが…



…すべての子ども達へ。Merry X'mas!!










ONE LOVE


【あ】 Spam~連絡が遅くなりましたが~

2006年12月22日 | ある日の戯言


画像をお借りした場所がわからなくなりました。
問題がありましたら、ご連絡ください。





おとついのことだ。

 岸田今日子さんの悲しいお知らせについてブログを書いている間に、時間にして1時間くらいだろうか、気がつくと最新のトラックバックすべてが同じタイトルになっていた。あきらかにエロ・ブログのものだ。このgoo blogには、その手のトラックバックをさせないようなイカした機能がなく、「あららら、しょうがない、削除するか・・・」となかば義務のような気分で削除し始めたところ、なんと同じトラックバックが、30個くらいの記事(日記?)に貼られているではないですか!消しても消してもなくならない、くだらない呼び込みタイトル。

 このようなトラックバックを”スパム・トラックバック“と言ったりするようですね。ちょっと調べてみました。

spam
アメリカ製のソーセージのことで、スラングでは「何が入っているのかわからない」という、ブラック・ジョークのような意味がある。そして、それが転じて、インターネットの世界では「他人の接続時間を無駄にする行為」のことをスパムと呼ぶ。

まぁ、こんなことがわかりました。機械を使ってヘタな鉄砲数撃ち状態で送られているのでしょうが、そんなものを開発する人もすごいですよね。やはり頭のいい人は金儲けの仕方も違います。自分の周りでも働くということを「時間を金に換えているだけだ!」という人がいますが、スパムものを開発する人は「他人の時間すら自分のお金に換えている」といえるのではないでしょうか。すごいことです。


 で、あまりにも削除に時間がかかったため、トラックバックができない状態にせざるを得ませんでした。申し訳ありません。昨日からトラックバックは一切できませんし、今までの分も表示されなくなっています。gooさんの方で早く対策を取っていただけると円滑なブログ・ライフができるのですけどね。




しかし、何が入っているかわからないって…。





ONE LOVE


【あ】 ムーミン

2006年12月21日 | ある日の戯言
レゲエとジャマイカと家族が大好きな父親シンガー「Iyahkie」のブログです・・・と銘打っているこのブログで「ムーミン」ときたら、あっちを思い浮かべる人がほとんどでしょうが、今回はこっち。




  
あっち           こっち


 前回に引き続き、またしてもアニメねた。しかも古い!どうしていきなりムーミンかというと、声を担当していた岸田今日子さんが亡くなったというニュースを耳にしたからだ。早速ニュースを見てみると、脳腫瘍による呼吸不全で亡くなったとある。享年76歳。


岸田今日子さん

 実はかなり幼少のころから、「岸田今日子」という名前を強烈に覚えていた。もしかしたらはじめて名前を覚えた本格派の女優かもしれない。今から30年程前のことなので、岸田さんも40歳半ば。それなのに「恐ろしいおばあちゃん」「魔女」といった印象で、それは夢の中で私を負いかけ回すほどの存在だったのだ。だからムーミンを見ていても、あまり癒される感じではなかった。むしろ、グリム童話の手触りのような、宮沢賢治作品の背筋の冷たくなるような、そんな恐ろしささえ感じることもあったものだ。学生時代、「ムーミンってなんかおっかないよね」と、本のムーミンのことを言っていた友人に「お前もそう思うの?な!おっかねーよな!」などとアニメの話をしてしまうという失敗をしてしまったことを思い出す。

 大人になってムーミンがおっかなくなくなったのは、アニメが新しくなってあの雰囲気が薄れたことばかりではなく、TV画面の中の岸田さんの優しい笑顔を知ってしまったことが、大きな原因だったかもしれない。





 今の子ども達が見る番組の中には、あの当時のような、なんともいえない恐怖感を隠し持ったアニメなんかがあるのでしょうか。なんとなく、あんな感覚も必要じゃないかなぁと思ったりもするのです。


 私がはじめて名前を覚えた女優、岸田今日子さんのご冥福をお祈りいたします。それから、ついでのようで申し訳ないですが、青島幸雄前東京都知事、そして相方の竹山氏の悲しみを考えるとこちらまで苦しくなってしまう、カンニングの中島氏の冥福もお祈りいたします。死神にも年末のノルマがあるのかと考えてしまうような、嫌な知らせの連続ですね。





ONE LOVE


【あ】 トムとジェリー

2006年12月20日 | ある日の戯言



結構古い話だが…

♪ドゥンドゥンドゥンドゥン ドゥンドゥンドゥンドゥン
 パーパッパパー
 ドゥンドゥンドゥンドゥン ドゥンドゥンドゥンドゥン!

 パパパパッパパー♪


ある日家に帰ると、娘がジャンプをしながらこんなメロディーを口ずさんでいた。


ん?・・・・え?あっ!あ~~~!


 そう、その曲はトムとジェリーの「アリの行列」が行進する時の音楽だったのだ。ふとTVのほうに目をやると「トムとジェリーの5枚組DVD」なるものがそこにぽつんと、しかし堂々の風格でたたずんでいた。私のトムとジェリー好きが嫁の頭の中にあったらしく、なんとなく購入したらしい。そのときの私の喜びようといったら!

 思い返すと・・・いや、思い返せないほど昔の話だ。北海道地方で幼少を過ごした私と同年代の方はほとんどそうだと思うが、「トムとジェリ-」といえばサンヨー・バラチェーンの提供で夕方17:30から始まるバージョンを何回も(同じ時間に再放送されていた気がする)見ていたのではないだろうか。そしてトムとジェーリーを見終わるとチャンネル権は母親に奪われそうになり、大相撲とアニメの壮絶な一騎打ちとなっていたかもしれない。しかし私の最も古いトムとジェリ-体験はさらに時代をさかのぼり、おそらく幼稚園にも行かないほどの年齢だったと思うのだが、午前中(11:00ころ?)にTV放送をしていたと記憶している。トムとジェリ-と虫ムシ大行進。これが幼少の私のTVの記憶だ。おかげで小学生のころの夕方バージョンを「懐かしい」と思いながら見ていたような記憶さえある。(この話をすると誰も同意してくれないため、ただの勘違いかもしれないのだが…)

 子どものころの記憶力というのはなんて恐ろしいほどなのだろう。家族そろって見始めたDVDのなかの、古い絵のバージョンについては「次にこうなるよ」「あ、この話あれだ」「このあとトムがカニみたいにつぶれるの好きだった」などと言いまくり、嫁があきれるほど予言者状態のうるさいマニアになっていたのだ。

 よく覚えてるね…

 私もそう思う。どうしてここまで覚えているのか不思議なくらい覚えている。「すごいよね。俺の中ではディズニーを超えるほどの作品だよ。きっと作った人がすごいんじゃない…」「そうだね~」と、我が家では作者を称えることで、私のマニア状態がつっこまれることなくその場をしのぐことができたのだった。




 その作者/ジョゼフ・バーベラ(Joseph Barbera)氏が亡くなったことをニュースで知った。作者自身に特別な思い入れがあったわけでも、ルーツをたどるように作品を見あさったりしたわけでもないのだが、なんとなく「…ああ、終っちゃった」と感じてしまった。このブログを書くにあたり、いろいろと調べてみた。私が感じていた絵の違いは、実は演出家が違うからだということ。大きく分けて第3期まで作品があること。新しいと思っていたものも、実は自分よりも年上だったこと(第1期1940~1958 第2期1960~1962 第3期1963~1967)。そんなことをここにきて知った程度のトムとジェリ-好きなのだが・・・なんだか、とっても寂しい気持ちでいっぱいだ。ジョゼフ・バーベラ氏の冥福を祈ると共に、天国でも子ども達を楽しませるような作品を作り上げて欲しいと願っている。





追記:噂によるとトムとジェリ-を子どもに見せると、落ち着きのない子どもに成長する…と言われた。ちょびっと気にしてそれ以来娘には見せていない。しかし、ということは私はそうとう落ち着きのないガキンチョだったということになるのだが・・・それが正しいかどうかは、正月に実家で確認してみることにしよう。




ONE LOVE













参照ならびにこんな所もありました。
http://www.asahi-net.or.jp/~jc7s-kbys/index.htm
http://bubble.2ch.net/middle/kako/1044/10449/1044962635.html


【R】 Marley Rendition/Zach Ashton

2006年12月19日 | REGGAE

Marley Rendition/Zach Ashton
 ギターを片手に世界を旅する現代の吟遊詩人、ザック・アシュトンが敬愛するボブ・マーリーに捧げたカバー・アルバム!暖かなアコースティック・サウンドで数々の名曲を歌い上げたオーガニック・ソウル・ミーツ・ボブ・マーリー!!
  
(帯より)

1.I Shot The Sheriff
2.War
3.One Drop
4.Natural Mystic
5.Nice Time
6.Running Away
7.Soul Captive
8.Stiff Necked Fools
9.Crazy Baldheads
10.Thank You Lord





結局、曲がいいということだな。

 いつも思う、この手のCDを聴き終えた後の感想だ。しかし今回は少しばかり驚きがあった。歌の捉え方がとても独特に感じたからだ。個人的にこの「Zach Ashton」というシンガーの予備知識は一切なかったため、どんな歌い方をする人なのか、どんな声なのか、もっと言うとどんな音楽を奏でる人なのかまったくわからず、CDのプレイボタンを押して1曲目の「I Shot The Sheriff」を聴くまでドキドキしていたのだ。結論から言うと「あなたもBob Marleyが好きなんですね。」といったところ。リズムを崩し、歌い方を崩し、ときにはメロディーを崩し、自らの気持ちをリンクさせながらボブ・マーリーを歌う彼の声は、心を解き放つために戦う、あるいは納得のいかない社会の体制と闘うボブ・マーリーの姿ではなく、それはまるでKAYAのジャケットの穏やかな側面を切り取ったような、そっち側のボブ・マーリーを彷彿させる…というのは言いすぎだな。



 ジャケットの中では唯一の日本語で、Zach Ashton自身の言葉が書かれている。

 不世出のアーティスト、ボブ・マーリー。ボブ・マーリーは甘く、優しく、アップテンポで革命を、愛に内在する悲しみを、男の苦労を歌にしました。ボブ・マーリーの音楽についてふと考える時、楽園に通じる扉や南国のヴァケーションで過ごすひとときの幸せを感じるかもしれません。このボブ・マーリー集は、少しではありますが、ボブ・マーリーのリリカル(叙情的:感情を表に出す)な側面をクローズアップして製作したアルバムです。私はこれらの歌が、ボブ・マーリーという伝説の人物のリリカルな側面に、再び小さなスポットライトが集まることを期待するだけです。ザック・アシュトン。



 数あるボブ・マーリーのカバーアルバムの中でも、ちょっと手触りの違う作品です。カバー・アルバムの1枚目に買うにはちょっと勇気がいると思いますが、レゲエのあの「ンチャカ・ンチャカが苦手なんだよなぁ」という世にも珍しいボブ・マーリーフアンの方には、ウクレレサミットの次に購入することをお薦めします。






ONE LOVE







追記:タイトルの「Rendition」とは、「翻訳, 解釈; 演出, 演奏.」のこと。翻訳や解釈ととらえるべきか、演奏ととらえるべきか、悩むところであります。 


【S】 small axe (6) ~教育基本法改正・愛国心②~

2006年12月18日 | small axe
 今から5ヶ月ほど前、「戦争の作り方~憲法を変えて戦争に行こう~ 」と題して、私の言いたい「戦争反対」について書かせてもらいました。古い読者(?)の方ならご存知かと思います。まだ読んでいない方はまずそちらをお読みになってから、今回のブログを読んでいただきたいと思います。

 その時に紹介した本“戦争の作り方“には、どういう手順を踏んで戦争へ突入していくのかが書かれていますが、その中に学校ではいい国民はなにをしなければならないか、を教わります。どんな国やどんな人が悪者か、も教わります。」というフレーズが出てきます。(P12です。) そうなんです。学校で何を教わるのかっていうことが、平和を考える上でとても重要なことなのです。






 で、教育基本法です。small axe(4)でも書きましたが、制定以来49年ぶりに全面改正されることになりました。その最大の焦点はといえばやはり「愛国心」。「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という不思議な文章を伴って盛り込まれることになった「心」の教育です。

 実はこの考え方に関わって、改正が決定していないうちから福岡県の小学校の半数がかなり怪しい動きを展開していたらしいのです。その動きとは、「わが国の歴史や伝統を大切にし国を愛する心情をもつとともに、平和を願う世界の中の日本人としての自覚をもとうとする。」という評価項目が、今年度から6年生の通知表の社会科の観点項目として盛り込まれ、学期ごとに学習到達度に応じてABCの3段階で評価されていたというのです。

 なんでしょう、これ。(この評価を導入した小学校の通知表は教育委員会がお金を出して印刷され、採用しなかった学校の通知表は学校側でお金を出して印刷していた、というのも驚きです。) この通知表だけじゃなく、「愛国心」を教えることとなったこれからは、外国籍の子どもが日本の小学校で勉強する場合はどのように評価されるのでしょうか。国籍は日本でも、親の国籍が(片方でも)違う場合はどうでしょう。


いや、こんな難しい話をしたいのではありません。


 誰かに愛して欲しいとき、私達は一方的に「愛してください(もしくは愛しなさい)」と言うでしょうか? そんなことはありませんよね。愛してもらえるように自分を磨いたり、誠意を持って人と接したりするように心がけますよね。これがどうして「人」から「国」に対象が変わっただけで、”愛されるのにふさわしい自分になる”よりも先に、「愛さなければなりません」がくるのでしょうか。嘘をついて人(国民)をまるめこもうとする政治家が牛耳っているこの国を、いったいどうやって「愛せ!」というのでしょうか。(あのタウンミーティングってやつの話です)


 勘違いしないで欲しいのですが、私はこの国が嫌いなわけではなく、むしろ愛しています。それはインドにはじめて旅行した時にしばらく接することのできなかった日本人の「優しさ」や「心遣い」、いい意味での「人あたりの良さ」、そしてそれをよしとする世の中、それをとても懐かしく、いとおしく感じたことから生まれた素直な気持ちです。自分が厳しい条件の国でも旅ができるのは、このあたたかな場所があるからだとわかったことで、その気持ちはさらに強まったのです。


 国を愛すること。それは本来、歓迎されるべきこと。「日本にはね、こんなすばらしい風習があるんだよ」「日本にはね、こんな粋なことがあってね」「日本人のこういうところをあの国の人は美しいと言っていたよ」などと語れる、そんな自然体から生まれる”愛国心”が、本当の意味での「愛」なんじゃないかなぁと思ってやまないのです。





 自分の娘には「こんなに素敵なことがいっぱいあるんだよ」と言い続けられる父親でいたいんですよね・・・。


ONE LOVE

【あ】 師走な日々

2006年12月14日 | ある日の戯言

レゲエのある生活のkaneshilohさんじゃないが、さすが師走だ。ということで今回は我が家のトイレットペーパーを紹介して終ろうと思う。こんなものもあるんですねぇ・・・。小さな部屋に閉じこもってもメリー・クリスマス。










追記:子供向け、気分を盛り上げていくカレンダーもあるんですね。


くまさんが集まってメリー・クリスマス。


その中から今日を見つけて…


めくってみるとメリー・クリスマス・・・・
開いた時にお菓子が入っているものもあるらしいです。


ONE LOVE


【あ】 六億年前のガンダーラの岩塩

2006年12月12日 | ある日の戯言
 先日、またしてもサッポロ・ファクトリーに行ってきたときのことだ。一番の目的はやっぱり娘のプレゼントをどうしようかとトイザらスに行くことだったのだが、時間があったのでちょっと前に新しくオープンした「フロンティア館」にいってみた。1階はなんのことはないスーパーのよう。そして2階はといえば、若いOLさんが喜びそうな、あまり自分の家にはなさそうな小物ばかりを扱っているお店がいくつも入っていた。(余談だが、こういうところに売っているHOLGAなどのトイ・カメラは強烈に興味があるが、なぜか手が伸びないでいる。なぜだろう…)ボディ・ケア商品、おしゃれな文房具、匂いモノ、外国製の子どもの高級玩具…良くある百貨店のワンフロアのよう…と思ったら、強烈に私の心をつかんで放さないものに出会ってしまった。


岩塩である。




 台の上に真っ黒の石とピンクの石がたくさん置かれている様は、一種「なにごと?」と思われるような風采を放っており、私をひきつけるのには充分の存在感だった。


パンフレットには「この岩塩には、六億年の時間が封印されている…そう思うと何だかワクワクしてくる」というコメントが書かれている。(写真参照)


六億年前だ!

ちょっと調べてみると、オーストラリアのウルル(エアーズロック)が現在の形になったのが7千年前、生きた化石と呼ばれるカブトガニ(卵が美味)が三葉虫から進化して現在の形になったのが2億年前。6億年前といえば古生代よりも前という表記もある。そう。海で発生した無セキツイ動物よりも前である。くやしいが、会社の思惑通りにワクワクしている自分がいる。たまらず真っ黒い岩塩に手をのばす。持った感触はただの石だ。かなりの重量感を伴った手を顔に近づけて匂いをかいでみると、かすかに硫黄の香りが漂ってくる。つかいかたは一掴みを風呂に入れ(さらに二掴みの重曹を加えると良いらしい)るだけ。そうすると体中の毒素が抜け出ていくらしい。あこがれた。強烈にあこがれた。しかしなぁ・・・・でもなぁ・・・・などと訳のわからない気持ちのままその岩塩を台に戻そうと視線を落とすと、そこには料理に使うような、あの、ガリガリやる入れ物に入った岩塩があるではないですか!そう。食べることも可能だったわけです。早速試食。すると、味も香りも強烈な温泉卵。おそらく料理に使っても消えることがなさそうな温泉卵臭!初めての経験だ。これで焼き魚を想像した。ちょっと遠慮したいと思った。しかし、興味は恐ろしいほどあふれてきている。何の気なしに成分表を見て、ちょびっと「うわっ」と思った。だって、

鉛……………検出されず
カドミウム……検出されず
ヒ素………… 検出されず


とわざわざ書いてあったからだ。ヒ素といえば、やっぱり思い出すのは「カレー事件」。カドミウムにいたっては「イタイイタイ病」の原因とされているものだ。そんなものを「検出されず」とわざわざ書いてあるなんて・・・。地球の六億年の歴史の重みを感じると共に、ちょびっとだけ嫌な感じがしたのだった。その嫌さ加減は、インドの屋台でカレーを食べている時、目の前のストリートチルドレンが何のためらいもなく排泄行為(大)をし始めた時に近いものがあった。食べているカレーには何の責任はなく、別に汚いものではないはずなのに…。

 そう思いつつも、そこにおいてあった世界各地の天然の塩を試食しまくり(世界制覇)、結局のどが渇いてコーヒーを飲みに行きたくなる、そんな午後のお話。


なぜか、塩に弱いIyahkieなのでありました…




ONE LOVE




興味のある方は
こちらのHPをご覧下さい。

Far East Inc.

【あ】 我が家のX'masツリー

2006年12月11日 | ある日の戯言



1980円のクリスマス・ツリー。
ホーマック(ご存知ですか?ホームセンターです)で発見。
翌日買いに行ったら、もうすでに売り切れ状態。
「店頭品でよければ…」と売ってくれた箱なしツリーは
500円引き。ありがたい。
差額の500円は、100均で飾り付けをちょっと贅沢に。
娘が選んだピンクのお星様。
しましまの靴下は指にも入らないほど小さい。
一番上につけた星はあまりにも大きくて
枝を3本押し込まなければならないほど。

でも
娘が一番気にして飾り付けたのは
パパの大好きな色。
緑色のハートにビーズを埋め込んだもの。
心をこめて作ってくれた一品。





だから幸せのおすそ分け。
今年の締めくくりに
世界中が幸せでありますように。
そんなことを思える幸せ。


忙しくても心は亡くさない。






ONE LOVE


【あ】新しい”Iyahkie人形”が仲間入り

2006年12月08日 | ある日の戯言

 またしても、新しい仲間が我が家にやって来ました。ご存知の方はご存知のIyahkie人形(=ロックスのトロール人形)です。今回は寄る年波を感じさせる茶色のドレッドです(右)。手元にある太鼓はアジア小物屋さんに売っていたキーホルダーの、本来一番使うはずの金属部分を取り外したシロモノです。遠くからナイヤビンギの太鼓の音が聞こえてきそうな、思いっきりココナッツのパイプをふかしてそうな、そんな2人組です。




 こちらはこのブログの左下(?)にもある、初代のIyahkie人形です。他の2体よりも大柄ですが、やっぱり一人目ということもあって愛着があります。



 外出先でいい表情をしたトロール人形を見つけたら買おうと思っているのですが、なかなかいい出会いがありません。きっと自慢の髪の毛を引き抜かれるのが嫌で、逃げ回っているのかもしれません。恐怖に髪を逆立てながら…。




自慢の髪の毛…


ONE LOVE




11:55 追記
 この人形は我が家で製作されています。あ、髪型だけですよ。


【あ】 気持ちをX’masにもっていこう

2006年12月07日 | ある日の戯言

 
(書き出しの文章をカード風にしてみましたが、イマイチですね。もうやりません…。)

 そんな温かい気持ちをさらに倍増させるアイテムはと言えば…やはりツリーや飾り付け、電飾やライトアップだろうか。当日は雪なんか降っていたら雰囲気満点だ。ケーキもあったら素敵だし、それから音楽も欠かせない。何百年も前からこの時期に流れてくるクリスマス・ソングでも、12月を独占する理由をダブルでもっているジョンの歌声でも、酔っ払いの歌声のような赤鼻のトナカイでも、もちろんReggae X'masでもなんでもいい。ムードが大切だ。

 そんな中、なかなか使われないアイテムがある。DVDだ(まぁビデオでもいいのだが)。まぁ、さすがにイブにDVDを鑑賞しようと思う人は訳あってのさびしい人か、よっぽどの映画好き、もしくはX'masを特別扱いしない平等な人だろうから、ここでは当日ではなく「12月にはいったのでムードを高めていこう」的なDVD鑑賞について書こう。

 X'mas&DVD。皆さんはどんな作品を思い浮かべるのでしょう。この2つの言葉で検索してみたところ”ナイトメアー・ビフォアー・クリスマス”なるものが引っかかりましたが、個人的に興味がないので見たことがありません。よく見かける絵ではありますが…。せっかく「絵=アニメーション」を見るのであれば、『これしかないでしょう』と私が太鼓判を押す作品があります。そう。今回はこの作品紹介ということです。


ポップアップ・ミッキー/すてきなクリスマス



 これは2004年に発売された、純粋なディズニーとしては初のフルCG作品で、ポップアップ絵本をめくっていくような形で進んでいく短編作品集で、収録されているのは次の5話です。

「Belles on Ice」
 
アイススケートの発表会でライバル心むきだしで喧嘩になってしまうデイジーとミニー。最後はお互いを認め合い、仲直りをする…というお話。個人的には「諸手を上げて大喝采」には程遠い作品。娘はスケートのシ-ンがお気に入りだが、女性特有の心の動きがリアルすぎて…。これだけは納得していません。

「Christmas Impossible」
 いつもいたずらばかりのドナルドの甥っ子”ヒューイ””デゥーイ”
”ルーイ“。悪い子はサンタさんのリストに名前が載らず、プレゼントをもらえないとわかると、郵便物になりすましてサンタさんの住んでいる北極へ行き、何とかして名前を載せようとします。色々な騒動のあと、結局リストを前にした3人は…温かさが伝わるお話です。しかも所々に布石が置かれ、「さすがディズニー」といったつくりです。

「Christmas Maximus」
 グーフィーの息子マックスが、彼女を連れて実家へと遊びに帰ってきます。マックスはいつもドジばかりの父親を恥ずかしく思っていたのですが…ドラマ”北の国から”のじゅん君とお父さんの関係に近いものがあり、国籍を問わずこうなんだなぁとはじめて見た時に思った記憶があります。これまた温かい作品です。

「Donald's Gift」
 クリスマスを一人で過ごしたいドナルドが、「クリスマスはみんなで過ごすべき」というデイジーの言葉に押されてデパートへ行きます。しかしそこで大失敗をやらかしてしまい、みんなから見放されます。そんな時ひょんなことからあることをはじめたドナルドは…。町の人みんなが素敵です。


「Mickey's Dog-Gone Christmas」
 近くにいすぎて、その存在の大切さ、かけがえのなさに気がつかなったミッキーとプルート。もう取り返しのつかないことをしてしまった2人のところにあらわれたのはトナカイの集団とサンタクロース。彼らは2人に最高のプレゼントをあげるのです…さすがにトリを飾るだけあって、最高の出来栄えです。温かいです。ホッとして終ることができます。そして、「もう一度見ちゃおうかな」という気にさせられます。



 一話終るごとポップアップ絵本がめくられるように次の話へと進んでいく演出もにくいですが、何よりも内容がすばらしい!見終わるたびに綺麗な心を持っているってすばらしいな…と、まるで子どものように思ってしまいます。

お子さんがいる人はお子さんと一緒に…
彼女がいる人は二人並んで手をつなぎながら…
一人でさびしい夜にはココアでも飲みながら…
友だちと集まったにぎやかで楽しい夜にも…

 ぜひ一度見て欲しい作品です。期間限定販売という噂も聞いたことがありますが、もしかしたらレンタルであるかもしれません。そこまで調べずに紹介するところが優しくないですねぇ…。



ONE LOVE


【あ】 インド人と私

2006年12月06日 | ある日の戯言
 riddimさんが書かれているBlog「Natty」で紹介されていたもので、作り方を教えてくださいとコメントしたところ、教えて下さいました。ありがとうございます、riddimさん。早速作ってみました。どうでしょうか…

    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓
    ↓


この引っ張り方、やってみると姑息な感じが…
他の人がやるとそうは思わないのですけどね。


 個人的にはストライク。大爆笑ネタだったのですが、向かいに座っている方から「お金で遊んではいけません、って子供のころ言われなかった?」的なことを言われて反省。そうですよね。やっぱお金は大切にすべきものですよね。で、すぐに解体してお財布に戻したのでありました。


 お金はお金。モノみたいなもんでしょう!と言われるかもしれませんが、今の心境は、調子に乗っていたずらしてしまったあとに友だちから冷静に「それってひどくない?」と言われたときの気持ちにちょびっと似ています。いい年をして、あいかわらず集中するとまわりが見えなくなるくせが抜けません。


 今度は自分の頭にターバンを巻いてみたいと思います。どなたか、巻き方を伝授してください。



ONE LOVE

【あ】 バランス・ボール?

2006年12月05日 | ある日の戯言



 我が家では今、空前のトレーニング・ブームだ。我が家というよりは、嫁が、だ。嫁曰く「40歳までに体を作らないと、それ以降はいくらトレーニングをしても無駄になる」とのこと。(真実かどうかは定かではない。)朝6時30分のTV体操を皮切りに、体操・筋トレ・柔軟など、朝&晩のトレーニングに余念がない。この前なんかあの「足踏み・トレーニング・マシーン」みたいな、一昔前に流行ったあれを欲しがっていたのだが、「それだけはやめておけ」とやめさせたばかりだ。それでもぶつぶつ「有酸素運動が…」などと言いつ続けていたが…。そんな中、自分でもちょびっと興味があった、と言うか「あったら楽しみながらトレーニングをしそうだ」と思っていたものがある。正式名称はわからないが、いわゆる”バランスボール“と呼ばれるアレだ。前々から「面白そうだな」と思ってはいたが、「おお!」と思ったのはNBAに挑戦している田伏選手のトレーニング風景をTVで見たことだった。アレの上にまたがり、両足ではさみながらバランスをとっていた。一見楽しそうだが、田伏選手の顔は苦痛にゆがんでいたのが印象的で、ああいうトレーニングなら楽しみながらなおかつきついトレーニングができるかもしれないと思っていたのだ。


これだ。これはないだろう…

 そして先日、少し遅くに帰宅したら「これ、膨らませておいてくれない?」と嫁が取り出したのが、真黄色のアレであった。どれが本物なのか、初めて発売したメーカーはどこなのかさっぱりわからないし、どのくらいの金額のものが妥当な線なのかもわからないが、これはホームセンターで足踏み空気入れ(あの、蛇腹みたいな奴だ)付で9百円だったらしい。早速膨らませる。はじめは口で膨らませようとチャレンジしてみたが、だんだん頭がくらくらしてきたのでやっぱり付属の空気入れでやることにした。数分後、お店にあるときよりも大きく見えるボールが出来上がった。大きさ的にはわたしサイズ、嫁にはちょびっと大きいようだ。基本などぜんぜんわからないまま、座ってビョンビョンやってみる。ふむふむ。娘が遊んでいるのかと思ったようで抱きついてくる。それを抱きかかえながらビョンビョン。ふむふむ。しばらく続けていると、太ももあたりがだるくなってきた。これだ!こんな感じなんだ!と妙に感激する。今度は足を上げてバランスをとりながら座ってみる。難しい!何度も転びそうになる。負けず嫌いが功を奏し、やり続けているとだんだんと慣れ、30秒以上続くようになる。ふむふむ。やはり色々なところが張ってくる。いい感じだ。



0からわかる
バランス・ボール・エクササイズ


 翌日、筋肉痛にはならなかった。嫁はなったらしい。でも心地よい運動であることは間違いないので、しばらく続けてみようと思う次第である。そんな中、いいサイトを見つけた。勝手に紹介してしまうが、ここを参考にすれば色々なトレーニングができるだろう。楽しみである。




 皆様のお宅にもあるでしょうか?あの大きなゴムボールが。




ONE LOVE

 


【あ】 X’masの準備といえば

2006年12月04日 | ある日の戯言
 こえだちゃんって知っていますか?女性の方なら懐かしいと思われるかたもいるでしょう。70年代に大ブレイクした女児用玩具です。これ、最近も売っていて、風変わりな女の子(?)には今だに人気らしいです。当然のことながら、わが娘も…。その影響で娘の友だちも…。



 昨日、家族で娘のX’masプレゼントを買いにファクトリーにある”トイザらス”に行ってきました。我が家ではサンタさん以外にパパからもプレゼントがもらえることになっているので、この時期、娘は「サンタさんにはこれ、パパにはこれをお願いするの」といいながらカタログや本などを見ています。パパには直接「○○がいいな」と言って来ますが、サンタさんには携帯で動画を撮影してメールで送ることになっており、毎年恥ずかしそうにサンタさんにお願いする娘の動画が増えていくのを楽しみにしていたりする夫婦がここにいます。親馬鹿です。馬鹿親です。


これがラズリーちゃん。
ラズベリーのベッドに入っているのがいいらしい。


 パパにお願いするはずの「こえだちゃん」シリーズの新しいお友達“ラズリーちゃん“がトイザらスにはありませんでした。娘がかなりへこんでいたので何とかしてあげようと「取り寄せはできないのか?」と聞いてみたのですが、アルバイト店員らしい若者に「そういうのはしていないんですよね」といわれ撃沈。お店なのに取り寄せてくれないというのに納得ができずにいたのですが、ここで何度も聞いても答えは同じようなのでこの日は退散。ファクトリーをブラブラすることにしました。

 ファクトリーでこの時期といえばX'masツリー。30分おきのオルゴールと色とりどりに変わる電飾を堪能し、家族で大満足。娘は途中で始まったゴスペル・コンサートにくぎ付けでした。やっぱり歌が好きらしいです。





大人でも綺麗だと思う。
そりゃぁ子どもならなおさらですよね。
家でもそろそろツリーを購入しなくては…。


ONE LOVE



追記:ラズリーちゃんは別のお店で取り寄せてもらうことにしました。(しかしながら在庫があるかどうかがわからないので、連絡待ちの状態ですが…)

追記:そういうときのためにネットのトイザらスがあるらしいことをさっき知りました。

【あ】 化粧をぬったくった美人のよう

2006年12月01日 | ある日の戯言
今日から12月。もう2006年が終わりそう。「残り1ヶ月で今年のやり残しを全て片付てやる!」という気合とは裏腹の、戯言Blogです。


ツルツルの道路が鏡みたい

 昨日の夜、久しぶりに街(ススキノ)を車で走った。「きれいだ…」。つい口から出てしまう田舎者丸出し状態。きっとどこの歓楽街でもそうなのだろうが、あの明かりの量は「どういうこと?」と言いたいくらい。だって、夜に別の町から札幌に帰ってくる時、どっちが札幌の方向か分かるだもん。ススキノの上空が明るく光っているから。真暗なところにぼんやりと小さく光るススキノ。偽物の綺麗さ。太陽の光が届かない場所があるところ。


ちなみに提供は白い恋人

 そして大通り公園へと進むと、ススキノのけばけばしい雰囲気とは一変し、恋人同士が愛を語り合いながら散歩する雰囲気。やはりX’masのムードには雪が似合う。これからホワイトイルミネーションが本格化するだろう。見たことがない人は一見の価値アリ。




 そして朝。地獄のようなツルツル道路。本当にありえないほど。ちょっとアクセルの量を踏み間違えると…考えただけでも怖い。噂によると、我が家は札幌TV塔の上と同じ高さらしい。「そりゃ気温も低いよなぁ」などと考えつつ、仕事サボってTV塔まで行ってみた。やっぱり高い。こんなところに住んでいるのだから、道路のツルツルは仕方なし。しかも温暖化で水没しても助かるらしい。でもなぁ…






 本当に今日は戯言ばかり。ごめんなさい。”For 札幌に来たことがない人 ”ってな感じです。


ONE LOVE