日々精進生活

日々、自己反省をしながら、思うことを綴る日記。

敦煌

2007-05-30 22:59:37 | 本について
今日、井上靖 著「敦煌」を読み終えた~~♪♪

陰明師は、短編が幾つかあって1冊となっているので、途中で読むのを中断しても何の差し支えもないのだが(汗)、敦煌を始め、普通の小説タイプは1冊読み終えなければ結末がわからないので、中断したままでは、続きが気になって気になって仕方ない。

という訳で、なるべく空いた時間は勉強もそっちのけで「敦煌」を読んだ(苦笑)。

私が心惹かれる「西夏王国」を調べていると、この小説「敦煌」を読んで興味を持ったという人をよく見かける。
私の場合、逆なのだが(西夏王国に興味があり小説を読んだ)、小説を読んでみて、他の人が言うように、小説を読んで西夏王国に興味を持つ気持ちがわかる気がした。

この小説は、題名が「敦煌」というだけあって、中国の「敦煌」を題材にしているのだが、西夏王国の名前?!がメインのように出てきて、敦煌の町(小説では沙州という名前)は後半に出てくるだけ・・・

「敦煌」という題名がついているけれど、「敦煌」の内容の小説のようには思えなかった(汗)。

が・・・

本のカバー?に内容の説明で「西夏との戦いによって敦煌が滅びる時に洞窟に隠された万巻の経典が、二十世紀になってはじめて陽の目をみたという史実をもとに描く壮大な歴史ロマン」と書かれてあって、納得できた。

著者、井上靖さんは、洞窟から出てきた経典のことを書きたかったのか・・・

それにしても、主人公の趙行徳の行く末は、どうなったの~~???
気になるぅぅぅ~!!!!

何とか戦から生き延びた主人公:行徳が、その後どうなったのか何も書かれていないので、私としては消化不良・・・

まぁ、それは仕方ないとして。

他の井上靖さんの著書を見てみると、中国付近の歴史物が多いように感じる。
(風林火山のような日本物もあるが)
中国に興味がある私にとっては、ますます興味が出てくる井上さんの小説。
これからは、しばらく井上靖さんの本を読んでみようと思う。

次は「蒼き狼」にしようかな^^



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