日々精進生活

日々、自己反省をしながら、思うことを綴る日記。

今日はMさんの話

2007-05-25 22:05:02 | 院で出会った人達
今日は、Mさん(女性・おそらく70歳代後半80歳前)の話をしたいと思う。

長い月日をかけて四国八十八箇所巡りをしたというMさん。
3月・4月は割とよく来ていらっしゃったのに、5月に入ってからパタリと顔を見なくなった。
調子が良くなったのかしら?!と思っていたところ、昨日、久し振りに来られた。
Mさんの話によると、ご近所さんに痴呆症の人がいて、その人が毎朝7時半頃からMさん宅に来て、
Mさん宅でお昼ご飯を食べ、昼寝をし、夕方まで居るそうなので外に出ようにも出られず、来られなかったのだと。
(息子さんと2人暮らしで、息子さんが出勤した後、自宅を出てくるそうだ。)

他のご近所さんは、居留守を使ったり、鍵をかけたりして、Mさんと関わらないようにしているとのことだった。
そういう町内で、唯一、受け入れてくれるのがMさんだったのだろう。

Mさんも、他の人と同じように居留守を使ったり、鍵をかけて痴呆症の人と関わらないようにしようと思えばできるであろうに、それをせず、迷惑な気持ちを持ちつつも、受け入れていらっしゃるなんて、凄いなぁ・・・と思った。

そして、痴呆症のご近所さんも、Mさんという人がいて、幸せだなぁ。と思った。

痴呆症・・・

江原さんの本には、元気な時に抑圧されていた心が出てきたもの・・・というような内容が書かれてあった。(と思う・・・確か・・・違っているかも・・・汗)

この毎日Mさん宅に通う痴呆症のご近所さんは、一体、どんな気持ちを溜め込んでいたのだろうか。


そんなこんなを思っていたら、今日はまたMさん、来なかった・・・

また朝から痴呆症のご近所さんがやって来たのかな。
優しいMさん、無理せず頑張ってね・・・

いろいろな人・・・Dさん編

2007-05-22 22:09:05 | 院で出会った人達
私は午前中だけ勤めているということもあって、年輩の方と接することが多い。
いろいろな年輩の方の話を聞く機会に恵まれ、それぞれの人生があり、それぞれのエピソードがあり、それぞの性格があり、それぞれの悟りがある・・・ということを最近、しみじみ感じるようになった。

その中で今日はDさん(女性・85歳)の話をしたい。

Dさんが初めて私が勤める整骨院に訪れたその日から、私はDさんに心惹かれた。
自分が話をした後、「アハハハハ~」とケラケラと笑うくったくのない顔と話す内容がとてもチャーミングで、85歳という年齢とは思えない可愛らしさがある。

Dさんみたいなお婆ちゃんになりたいな~♪

Dさんと初めて会ったその日、そう思ったのだった。
それからほぼ、毎日、Dさんは通院されているのだが、いつの間にか、私はDさんが来るのを楽しみにするようになった。
たった数日、毎日話をしただけなのに、私はDさんがとても愛しく大好きになっていた。
(他にも、毎日通院されている人はいらっしゃるのに・・・)

そんなDさんが昨日、私に話してくれたことが、とてもスピリチュアルな内容だったので、とっても驚いた。

「人はね、今、いろいろな出来事に出会って、辛いこととかあるけどね、全部、前世があって今に繋がっているんですって。
この世は、人格の高い人や低い人がいろいろといるのよ。この世は3次元でね、4次元にあがるとこの世より高い場所になるから、死んで4次元にいくと、自分と同じレベルの人の世界になるんですって。何の苦労も嫌なこともないらしいの。
だから、いろいろな人がいるこの世は、行ができるんだって。行をするのに良い世界なんですって。」

うわぁ~~~~(感涙)
この人は、知っていらっしゃるぅぅぅ~!!!

私は、初めて聞いたような態度で、「へぇ~、そうなんですか~~、なるほど~~」と答えてしまったのだが、Dさんがこんな話をしてくれたことがとても嬉しかったし、
これが、また、この話を私にしてくれたタイミングがまさに、グッドタイミングだった。

そう・・・この日(昨日)は、割と忙しく、院長の思うように私が動かなかったのが気に入らなかったのか、院長がきつい言葉で嫌みっぽいことを私に言ったので、ちょっと凹んでしまったのだった・・・。

普段は、受付事務が仕事なのだが、忙しい時は中の仕事を手伝うことになっていて、普段、忙しい時には院長から呼ばれて指示を受けて動いているけれど、指示を受けないでも動いてくれと言われて。
でもね、中の流れは受付からでは把握できないし、もう1人の若い子が自分で流れを考えて動いているから、私が流れを遮ることはできないし。
と言うか、流れを遮るようになった時には、彼女から無視されてしまうし。
院長と彼女との板ばさみになることも多々あり、私もどう動いて良いのかよくわからない。
そういう私の煮え切らない態度が気に入らなかったのではないか・・・と私は思っていて、ちょっとブルーな気持ちになっていた。

「この世は、いろいろな人がいるから行ができる」

そんな時のDさんからの言葉で、まるで、Dさんの口を借りた私へのメッセージ?!って、ちょっとビックリしてしまった。
そして、そのDさんの言葉に救われた。

自分自身、知っている事であっても、凹んでいるときに誰かに言ってもらうと、心に響く。
その誰かが、今回はDさんだったということもあって、とっても嬉しかった。

昨日は、自分の不甲斐なさにも嫌気がさしたし、院長と彼女の板ばさみ状態も嫌で、よっぽどか仕事を変ろうかと思ったけれど、Dさんからのメッセージを聞くことができて、復活できたのだった。

今日は、朝からいつもの笑顔で頑張ったよ^^

そしたら、今日は、割りとゆったりしていたこともあると思うけれど、院長も、若いもう1人の彼女も笑顔だった。

Dさん、ありがとう。大好きだよ~♪