イルカとアシカが対テロ活動、米海軍で機雷除去や基地警備より転載
2011.08.05 Fri posted at: 11:00 JST CNN.co.jp
サンディエゴ(CNN) 米海軍の対テロ作戦には、一般にあまり知られていないが強い味方がいる。1日10キロほどの魚を与えれば、機雷除去や基地警備の任務を果たしてくれるのだ。
彼らは「海洋哺乳(ほにゅう)類プログラム」で訓練されているバンドウイルカ75頭と、カリフォルニアアシカ35頭。イルカには人工のどんな装置もかなわないソナー能力があり、アシカは並外れた水中視力を持つ。これに気付いた米軍は1960年代から研究と訓練を続けてきたが、プログラムは90年代まで秘密にされていた。担当者らによれば、イルカとアシカの貢献は、軍事演習で投下した模擬機雷の回収任務だけでもこれまでで数百万ドル相当に上る。
イルカとアシカはまた、人命救助にも貢献してきた。対米テロを阻止した具体例は公表されていないものの、同プログラムの作戦を統括するクリスチャン・ハリス氏は「抑止効果があるのは確かだ」と強調する。
世界のどの場所にも、軍輸送機で72時間以内に送り込むことができる。アラスカからハワイまで各地での演習やベトナム戦争などに出動し、さまざまな水温や環境の下で任務を遂行してきた。イラク戦争では人道物資を運ぶ船がペルシャ湾を安全に航行できるよう、機雷の探知や除去の任務に就いた。「帰還」後はワシントン州ブレマートンとコネティカット州グロトンの原子力潜水艦基地で警備などを担当している。
(以下略)
2011.08.05 Fri posted at: 11:00 JST CNN.co.jp
サンディエゴ(CNN) 米海軍の対テロ作戦には、一般にあまり知られていないが強い味方がいる。1日10キロほどの魚を与えれば、機雷除去や基地警備の任務を果たしてくれるのだ。
彼らは「海洋哺乳(ほにゅう)類プログラム」で訓練されているバンドウイルカ75頭と、カリフォルニアアシカ35頭。イルカには人工のどんな装置もかなわないソナー能力があり、アシカは並外れた水中視力を持つ。これに気付いた米軍は1960年代から研究と訓練を続けてきたが、プログラムは90年代まで秘密にされていた。担当者らによれば、イルカとアシカの貢献は、軍事演習で投下した模擬機雷の回収任務だけでもこれまでで数百万ドル相当に上る。
イルカとアシカはまた、人命救助にも貢献してきた。対米テロを阻止した具体例は公表されていないものの、同プログラムの作戦を統括するクリスチャン・ハリス氏は「抑止効果があるのは確かだ」と強調する。
世界のどの場所にも、軍輸送機で72時間以内に送り込むことができる。アラスカからハワイまで各地での演習やベトナム戦争などに出動し、さまざまな水温や環境の下で任務を遂行してきた。イラク戦争では人道物資を運ぶ船がペルシャ湾を安全に航行できるよう、機雷の探知や除去の任務に就いた。「帰還」後はワシントン州ブレマートンとコネティカット州グロトンの原子力潜水艦基地で警備などを担当している。
(以下略)