なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

映画「コクリコ坂から」

2011年08月21日 | 映画・ドラマ
ジブリ映画 宮崎吾朗監督「コクリコ坂から」を観てきました
今は懐かしくなった昭和が舞台です

この所、多くのアニメに言える事ですが
声の出演がとても豪華です

主人公の高校生に、長澤まさみ・岡田准一
その他、竹下景子・風吹じゅん・石田ゆり子・内藤剛史・大森南朋など

東京オリンピックの前年
ちょうど、団塊の世代の私達が高校生の頃です
まだ、高校も落ち着いていたようです


   ネ   タ   バ   レ
            







横浜の港の見える丘のコクリコ荘
主人公の高校生”は、いつも起きるとすぐ
海に向かって、安全な航行の為に、信号旗を揚げます

同じ高校生の””はタグボートで通学する時
いつも海の上から、その旗を見ています

東京オリンピックを控え、人々は古いものを壊し
ドンドン新しいものが、造られて行きます

そんな時、横浜の海たちが通う高校
とても古いけれど、歴史の有る建物が壊されようとしています

中は、気味悪いほど古くて、ホコリだらけ
文化部の部室が寄り集まっている建物です

その建物を取り壊すか、保存するかと言う時
海は保存すべきと言う俊と知り合います

海は保存するなら、綺麗に掃除をする事を提案し
皆で大掃除をします

そして綺麗になった所で、建物の存続を願い
海たちは、東京にいる理事長に直談判に行きます

海は、のクラブの手伝いもするようになります
今は、懐かしいガリバン切りです

二人は親しくなりますが
俊には出生のナゾが有ります

勘違いした俊は、自分は海と兄妹ではないかと思ってしまい
距離を取ろうと、遠ざかります
真相が分かると、二人は良い関係に・・・

DVD[ドミニク」

2011年07月31日 | 映画・ドラマ
ドミニク”は一発で終わりましたが300万枚を売り
ビートルズプレスリーを越えたと言われます
今でも、世界中で歌われています




変わり者のジャニーヌ、親に相談も無く
修道士になってしまいます

しかし、決して従順ではなく、決められた規則にも反抗します
そして、マザーや周りの人達とよくぶつかります

ひょんなことから、自分の作った歌を
レコーディングすることになります
 
歌うのは、自分のためではなく
修道院のためということで許可が出ます

1964年12月、シスター・スマイルと言う名前で
宗教に無関心な人々にも、感動を与えたいと

 ドミニク ニクニク ひたすら旅する
 貧しい身なりで 歌いながら
 旅から旅へと 神について語る
 神の教えを語りつづける
 ある日 異端者がイバラの道に誘う
 でも 聖ドミニクが 彼を改宗させた

 ドミニク ニクニク 楽しそうに歩む
 歌を口ずさみながら
 見返りを求めず 神について語る
 神の教えを語りつづける

歌のヒットと共に、シスター・スマイルの名前は有名になりました
しかし、修道院の中にいるジャニーヌには、何も分かりません

修道院を抜け出し、自分の力で歌おうとしますが
色々な決め事が有ります
それを無視し続けますが、世間は、それを許しません

束縛される修道士もダメ、自由な身でもうまくいかず
心は傷ついて、惨めな私

あなたと共に一生さすらう
あなたの手に私の魂を委ねます

今こそ、旅立とう 永久の世界へ・・・

映画「アンダルシア 女神の報復」

2011年07月20日 | 映画・ドラマ
前回の舞台イタリア「アマルフィ」から
今回のスペイン「アンダルシア」も
舞台となる都市・地方は、とても美しい所です

女性が行きたがる
フラメンコや闘牛などに代表される情熱の国スペイン

   

邦人の安全を守るべく活躍する外交官・黒田康作(織田裕二)
インターポール(国際刑事警察機構188か国加盟)捜査官・神足誠(伊藤英明)
ビクトル銀行行員・新藤結花(黒木メイサ)

  

特別出演でジャーナリスト・佐伯(福山雅治)
外交官・安達(戸田恵梨香)など


黒田と神足と結花の3人が腹にイチモツ抱えつつ見せる駆け引き
誰が本心を語っているのか分からないだまし合いの心理戦

3人の乗ったタクシーに清掃車やトラックが突っ込んで来る
カーアクションも有ります

結花は、父の無理心中で両親と妹を亡くし
抱えているのせいか
友情や男女のなどを、どこか避けて生きてきました
その分、強い生命力を持っています

幾度となく救ってくれる黒田に愛を感じながらも
自分の欲望に向かって行動します

そんな黒田も騙されているのか
騙された振りをしているのか、よく分かりません

神足は東大出のインターポール捜査官
傍目には出世しているように見えますが
正義感から内部告発をし、左遷されたような境遇

それがトラウマとなって
本当の正義が何なのか分からなくなっています

そんな彼が、黒田に会って圧力に屈せず
本当の正義を取り戻していきます

カタルーニャ地方の伝統の組み体操で「人間の塔」を
早朝から240人の現地エキストラで再現
映画を見ながら各地の名所を訪れた気分になれるのも一つです


   ネ   タ   バ   レ
            







スペイン北部に隣接する小国・アンドラで
日本人投資家・川島(谷原章介)の遺体が発見されます

国際会議の準備でパリに訪れていた外交官・黒田
事態を把握すべく調査を命じられ、二人の事件関係者と出会います

それは、遺体の第一発見者、ビクトル銀行行員・結花
事件の担当者、インターポール捜査官・神足

多くを語らず何かに怯える結花と
捜査情報を隠そうとする神足

 

結花の保護のため
外交官・安達が駐在するバルセロナの
日本領事館へ向かった3人は
正体不明の武装グループから襲撃を受けます

結花は、襲撃犯の正体が国際テロ組織ではないかと恐れます
黒田は、事件には何かがあると確信し、
ジャーナリスト・佐伯(福山雅治)からの情報をもとに、
【資金洗浄(マネーロンダリング)】と
投資家殺人との関連について調査をすすめていきます

 

一方、神足は、ビクトル銀行のブローカーが、
アンダルシア地方で巨額の不正融資を仕掛けているとの情報を得ました

真相を追う黒田に、任務中止の命令が下されます
しかし、圧力を無視して行動するのが黒田です

仕組まれた罠、錯綜する情報、隠された秘密
そして、意外な結末です


映画「プリンセス トヨトミ」

2011年06月09日 | 映画・ドラマ
大阪をテーマにした映画なので
どんな風に描かれているのか気になり見に行きました

先日の「阪急電車」と同じような心境で
見に行きました

テレビで何回も予告していて
大阪中の人がいなくなるのは、どう言うことか
奇想天外な有り得ないストーリーのようで、興味はありました


     ネ    タ    バ    レ
                 








会計検査院の調査官、松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)
旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が
国家予算が正しく使われているかを調べるために
大阪にやって来ました

月曜日から1週間の調査を
日替わりで追って行きます

通りがかった中学校でいじめられている
女装した男子中学生を、女子中学生が助けに来ました

順調に調べが進む中
「OJO」(大阪城址整備機構)と言う団体は、やや奇妙でひっかかりました

お昼時、大阪と言えば「お好み焼き
3人は、鳥居の要望で、「OJO]の向かいの
真田幸一(中井貴一)の店に入りました

携帯電話を忘れた事に気づいた松平が
電話を取りに「OJO]に行くと誰もいなくて異様な感じでした

ひつこく「OJO]の調査を続けると
真田が出て来て、松平を連れてOJOの奇妙なドアーから
長~い廊下を歩いて行き
国会議事堂とそっくりな所に案内し
400年もの間、彼らが守ってきた“秘密”を聞かされます

あの勇敢なしっかりした女子中学生
トヨトミの末裔だと言うのです

そして、問題の金曜日
ある食堂で沢山の「ひょうたん」が出されたのをきっかけに
町中にひょうたんがあふれ、人々は何処かへ急いで行きます

これが商店街からも、道頓堀からも、警察からも
人が居なくなる「無人の大阪」の場面です

大阪府庁前に集まった大群衆に
調査員松平と、大阪国総理大臣真田との
会話が聞かされ、怒った大阪人に撃たれた松平は
病院で「今回の事は何も無かったことにしよう」と・・・


見終わって、何か物足りない感じがしました
全てが有り得ない話で、かと言って
ハラハラ・ドキドキ感も無く、心暖まるものがあるでもなく
あまり感動がありませんでした

「大阪のおばちゃん」の大きな声でしゃべる下品なのが
大多数の大阪人では有りません

映画「岳」

2011年05月24日 | 映画・ドラマ
冬の高山を描いたこの映画「岳」も以前の「剣岳」も
大変な撮影だったことでしょう

石塚真一氏原作のコミックを映画化
日本の屋根とも言える、日本アルプスを舞台に
山で暮らす、山岳救助ボランエィアが主人公

人の命を、目の当たりにする山岳救助隊
それも、大抵は非常時の救助です
吹雪で有ったり、困難な場所で有ったりで
助けられなかった多くのも有ります

特に冬山に行く方々は、この映画を見て
絶対救助要請の無いように万全を期すべきでしょう

自分の命を賭けてまで
遭難者の命を救う事を仕事にしています

    ネ   タ   バ   レ
             







主人公、島崎三歩(小栗旬)は、
世界中の山を登り、山の楽しさ、山の厳しさ、山の美しさを
知り尽くした山岳救助ボランティア
山頂で入れたコーヒーを、美味しそうに飲んでいるのが印象的です

山の素晴らしさを多くの人たちに知ってもらいたいという三歩は
たとえ自分の過失で遭難した者であっても
決して責めることはしません

そして、要救助者が死亡していたとしても
その遺体に向かって「よく頑張った」と労わりの言葉をかけ
遺族に、「何で助けてくれなかったのか」と攻められ
土下座して誤ることで、遺族に誠意を見せます

もう一人の主人公、山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美(長澤まさみ )
山岳救助隊の元隊長だったは、救助に出たまま帰らぬ人に・・・
最後の言葉を、録音して久美に残したのを
絶えず聞いている久美です

久美は、隊長(佐々木蔵之介)や三歩に鍛えられ
隊員として成長していきますが
実際の救助では自分の未熟さや、大自然の猛威により
遭難者の命を救うことが出来ない日々が続き自信をなくす久美です

そんな折、猛吹雪の雪山で何組もの多重遭難が発生
救助に向かった久美を待ち受けていたのは
想像を絶する雪山の脅威です

一組救助して帰ってきた三歩は
久美がまだ帰ってない事を知り
再び救助に向かい、雪崩に巻き込まれます

辛くも脱出し、久美の救助に向かいます
遭難者を背負ったまま意識不明の久美を発見

やっとの事で、二人を救助して
山を下りる三歩でした

助けた人と、後日山で出会いうれしく思う事も
助けられなかった人の子供仲良くなる事も
山小屋で世話になっている叔母ちゃん(市毛良枝)甘える事も
明るく、屈託の無い三歩です

そして、何事も無かったかの用に
山頂コーヒーを飲む三歩です
今度は、久美と一緒に・・・

映画「阪急電車」

2011年05月17日 | 映画・ドラマ
「阪急電車」のコマーシャルかと思うようなタイトル
ローカルでなく、全国版ですよね

 

阪急電車でも、宝塚線・京都線・神戸線でなく
支線の今津線、宝塚から西宮北口まで8つの駅の
片道15分の極日常的な物語です

阪急電車は、特急も各駅停車も全部同じえんじ一色の車体です
2~3年前から、逆瀬川や甲東園に行く機会が時々あります

このローカル線に偶然乗り合わせた乗客たちの人生が
ちょっとづつ重なり合い、離れていく
どこの電車に乗っていても有りそうな
小さな物語の集合体です

 

前編は、往路10月で物語が始まり
後編の復路3月で、前編の結末のようになっています

子供から、年代順に小学生(高須瑠香)
大学生・社会人・主婦・おばあちゃままで
電車を利用する人達がうまく絡み合います

関西人の子役の芦田愛菜ちゃんが
電車に乗っている子が、おばあちゃまにお喋りしている
極自然な言い回しで、とてもせりふとは思えない自然さで関心しました

   ネ   タ   バ   レ
            







時江(宮本信子)が、孫娘亜美(芦田愛菜)と宝塚から乗ると
車内では、乗客たちは携帯電話に夢中
そこへ、おばさん達がどどっと飛び込んで来る

次の宝塚南口では、孫が花嫁さんと間違う位綺麗な
翔子(中谷美紀)が乗りドアーの所で立ち
亜美の言葉に涙ぐみます
時江の「討ち入りは成功したの?

仁川駅では、ミサ(戸田恵梨香)がかっこ良い自慢の彼氏
カツヤ(小柳友)に突き飛ばされ、倒れたミサに
時江は優しく「あの人は、やめとき」と・・・

ミサは、高校生の集団の中の一人が話す
恋人との関わりに、「私より良い恋愛している」と羨ましそう

甲東園では、大学生圭一(勝地涼)が隣に立っている
見ず知らずの女子学生(谷村美月)に自衛隊のヘリの話を夢中でします

相変わらず大声で話す困ったおばさん達
その中で、居心地悪そうな一人(南果歩)がいます

こんな話が、電車のシーンと、それぞれの生活のシーンが
行ったり来たりしながら、電車が進みます

そして、半年ほど経った3月、復路(西宮北口から宝塚)で
それぞれのその後が分かります

映画「おとうと」

2011年05月11日 | 映画・ドラマ
TVで放送していた山田洋次監督の映画「おとうと

社会が抱える問題を描いた話題の作品だったのですが
公開中に、見に行きそびれた映画でした

物語は、東京で堅実に生きてきた
大阪で何かと問題ばかりを起こしてきたとの
再会と別れを、笑いと涙を交えて描いた作品です



東京の郊外で、夫亡きあと小さな薬局を営み
一人娘の小春(蒼井優)を育ててきた姉・吟子(吉永小百合)
大阪で何ひとつ成し遂げないまま歳を重ねてしまった弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)

音信不通だった弟が突然、小春の結婚式に現れます
以前も吟子の夫の十三回忌で、酔っ払い大暴れした鉄郎

今日は一滴も飲まないと約束しますが
酒を目の前にした鉄郎は我慢できず、酔っぱらって大騒ぎ
披露宴を台無しにしてしまいます

肩身の狭い思いの小春は、夫ともしっくり行かず
離婚してしまいます

激怒する身内の中、鉄郎をかばうのは吟子だけでしたが
後日、鉄郎の借金を肩代わりしたのがきっかけで
吟子は鉄郎に絶縁を言い渡してしまいます

へんな咳をして、肩を落として出ていく鉄郎の背中に
不吉な予感を覚える吟子でした

やはり、ほっておけない姉は捜索願を出し
居所をつかんだ時には、手遅れの状態で
大阪の施設に、入っていました

そんな状態でも、軽妙洒脱なしゃべりで周りの人を笑わせ
無邪気な笑顔で好かれながら
時折見せる傷ついた男の険しい表情
最後を悟っているようでした

様子を見に、わざわざ東京から来てくれた吟子には
悪態をつき、甘える鉄郎です

でも、流石に最期の時は、一人の寂しい人間です
東京から、新しい彼氏の運転する車で
駆けつけた小春にも看取られ、穏やかに逝きます

冗談ばかりの弟と真面目な姉の
微妙にかみ合わないおかしさと
家族への優しさと温かみのある愛情をにじませる
賢い姉であり母である吟子

家族の絆を描き、それと共に社会が抱える問題にも
鋭いまなざしを向けている作品です

これから益々高齢化する社会
避けて通れない問題です

誰しも出来るだけ
周りには、世話を掛けない様にとは思いつつ
一人では寂しいのが人間です

映画「蝉しぐれ」

2011年05月10日 | 映画・ドラマ
DVDレンタルです

運命のいたずらで、今までの生活が一変してしまうことは良く有ります
今回の大震災も、有る意味では、その一つと言えます

映画「蝉しぐれ」は、意図的に仕組まれた運命の波に翻弄される
下級武士とその幼なじみの悲恋を描いた時代劇です

江戸時代、下級武士の養父、牧助左衛門(緒形拳)によって育てられた
牧文四郎(市川染五郎)は父を誰よりも尊敬していましたが
その父は切腹の運命に遭ってしまいます

最後に、一目会わされますが
何が何だか、訳も聴かされずに・・・

謀反人の子としての汚名を着せられた文四郎は
母登世(原田美枝子)を助けながら
質素に暮らしていくしかありません

そこには変わらず彼に接する
幼なじみたちの姿もありました

数年後、牧家は名誉回復を言い渡されます
それは、養父と同じく、世継ぎ騒動に巻き込まれることです

そんな中、幼い頃からお互いに想い続け
今や殿の側室となっていた、ふく(木村佳乃)が
派閥闘争に巻き込まれていることを文四郎は知るのでした

文四郎はだと知りつつも
幼なじみの逸平や与之助らの力を借り
ふくとその子を無事、屋敷に送り届けることに成功します

数年後、殿の他界により、ふくが出家を決意しました
ふたりは、今生の未練として
密かに一度だけの再会を果たし
そこで初めて自らの気持ちを伝え合いますが
最早、結ばれるはずもなく再び別れ行くのでした・・・

映画「孤高のメス」

2011年05月01日 | 映画・ドラマ
レンタルのDVDから
07年に出版され累計90万部を超える
ベストセラーとなった同名小説を映画化

物語は20年後の現在、主人公当麻医師(堤真一)を支えた看護士浪子(夏川結衣)が残した日記を
新米医師の息子が読み始める形で始まります

1人の医師の信念が、病院を、人々を動かして行く
患者の命を救う事だけを願う医師の信念とその一途な思いが
周囲を変えていく軌跡が描かれています


20年程前、ある都市の市民病院に一人の外科医が赴任
それまで、見栄体裁を気にかけ
簡単な手術一つ、まともに出来ない腐敗した病院
難しい手術を次々と成功させていく当麻医師
彼の「目の前の患者を救いたい」と言う信念は
やがて病院の関係者の心を動かしていきます

そんな中、病に倒れた市長(柄本明)が搬送されてきます
彼を助けるのは、肝臓移植しかない
しかし、まだ移植手術が認められていない時代
まして脳死状態の患者からの移植は禁じられています

そこへ、看護士浪子の知り合いの少年が事故で運ばれてきます
脳が大きく腫れ、脳死状態になる恐れがあり
その母親が、誰かの体の中で生きていける移植を申し出ます

その決意と、移植を必要とする患者を前にして当麻医師は
患者提供者の家族の熱い思いに打たれ最後の決断をします
ただ、そこにある命を救うために・・・

法を犯す以上、後の責任は、取らなければなりません
医師生命が賭けて手術にあたります

手術は成功しますが、当麻医師は病院を去ります

現実に、日本には優秀な医者は沢山います
しかし、行政・法律が整うのが遅すぎます

外国では、既に行われている医療や使用する薬品などが
国内では中々認可されません

15歳以下の子供の移植も、やっと先日第一号の提供者が出ました
これで、病気の小さい子や赤ちゃんが
海外に行かなくても移植手術が出来るようになりました

しかし、提供者が少ないのも現実ですが・・・
道は開けたのです

明日への遺言

2011年04月25日 | 映画・ドラマ
2008年の作品をDVDレンタルで見ました



実在の人物、岡田資中将(藤田まこと)の
愛と誇り」に満ちた生涯を今だからこそ
その遺言を明日の世界に届けたい

信念を貫き通し、誇り高く生きた1人の軍人と
それを見守り続けた家族(富司純子)の深い絆と愛の物語です

これは、戦争映画ではなく
殆どが、横浜地方裁判所の法廷監獄のシーンです

太平洋戦争後、B級戦犯として
元東海軍指令官・岡田資中将はスガモプリズンに入所していました

名古屋近郊に爆弾投下されたのが
一般住民の居住地を狙った無差別攻撃ではなかったか
その時、パラシュートで降りた米兵38人を捕虜として
正式な審理を行わず、斬首処刑したのが犯罪理由です

岡田中将を弁護するのは、アメリカ人フェザーストン氏
勿論裁判官も検事も全て戦勝国アメリカ人です
そんな法廷の中で、1人堂々と戦う岡田中将

弁護人は、アメリカ人と言えども
岡田中将に好意的で、真の弁護士です

岡田中将も、自分の信念を曲げることなく
全ての責任は、指令を下した自分に有ると
潔く自らの戦争犯罪を認め部下を守り全責任を負う覚悟です

毎回傍聴席から、夫を見守り続ける家族
言葉は交わせないが、お互いを深く支えあう夫婦の絆があります

見送る家族にも、夫の潔い覚悟を誇りにさえ思える心が有ります
日本国のため、後の世の人々のため犠牲になった多くの人達に
私たちは感謝しなければならないと思います

映画「蟹工船」

2011年04月21日 | 映画・ドラマ
2009年公開の映画「蟹工船」、DVDレンタルしました
北海道の先、カムチャッカ沖でカニを捕り
船上で加工缶詰を作る蟹工船の博光丸

 


そこで働く血気盛んな若者たちが、劣悪な生活の中
体力の限界まで、こき使われる毎日

蜂の巣のような寝床、低賃金重労動、監督(西島秀俊)の執拗な暴力
それでも、歯車の一つとして黙々とカニ缶を作り続けます
昭和の初めの権力者と労働者の立場の違い

食いっぷちが無いから、働けるだけ幸せか?
いつか神様が助けてくれる?
そんなの信じられるか?

貧しい時代の労働者たちの苦難
時代が違えば、労働条件が大いに違います

主人公(松田龍平)達2人は、漂流していてロシア船に助けられ
大切なのは、今ではないかと教えられます

帰って来た2人にロシア船での話を聞かされ
労働者たちは、監督に歯向かいますが力及ばず失敗します

酷寒の北の果てで、カニが少ない時には
ロシアとの領海ギリギリの際どいところで
危険を承知の上で操業をさせます

更なる重労働に、労働者たちの心に火がつき
再び、決起して歯向かいますが、今度は成功するのでしょうか

労働基準法も無かった時代の労働者たちは
それらに絶え、命をつないで来たのです

映画「SP 革命編」

2011年04月03日 | 映画・ドラマ
君は何のために戦うのか

革命のため 尾形総一郎(堤 真一)
正義のため 井上馨(岡田准一)
信念のため 笹本絵里(真木よう子)
仲間のため 山本隆文(松尾 諭)
使命のため 石田光男(神尾 佑)

彼らは、その命に値するかは別として
命を張ってSPの仕事に立ち向かいます

現実に、沢山のSPに守られている政治家たちは
ひと度、事が起これば、人間が盾になって守られるのですが
本当に、それだけの仕事が出来ているのでしょうか

国会中継が、国民に仕事振りを見せる最大の場だと思いますが
沢山の税金を費やして、ヤジを飛ばすのを見せられると
幻滅・がっかりします

     ネ   タ   バ   レ
              





今回の、主な現場は国会議事堂です
沢山の国会議員を人質にして
クーデターを起こそうとする尾形たちSPや役人の一部

彼らと闘うのは、尾形の部下・井上たち4人です
過去にも数々のアクションが有りましたが
今回アップ過ぎて、速すぎて、誰だか良く分かりませんでした

やはり、正義が勝つのですが
国会会議場では、現職議員たちの不正が次々暴かれ
そのまま、テレビ中継されています

会議場の中・付近はもとより 議事堂のいたる所に
爆薬が仕掛けられています

それらを避けながら、各所に配置されたテロリストたちを
一人一人やっつけていくのが、井上たち4人のSPです

会議場の中でのシーンが多くて
結果、尾形も仲間に裏切られ孤立してしまいますが
尾形は敵としている総理を追いかけ襲います

SPの任務として、総理を守ろうとする井上は
その尾形を追いかけ阻止しようとし
二人の格闘シーンが続きます・・・


現実の国会議員たちは、真のSP達の仕事に対して
守られる価値の有る政治家であって欲しいと思います

四十九日のレシピ

2011年02月28日 | 映画・ドラマ
昨日の不妊治療の関連でこのドラマもそうだと思い
ちょっと紹介します

産みの母を幼くして亡くした遠藤百合子(和久井映美)は
父の後妻となった乙美(風吹じゅん)に愛情深く育てられました

その乙美母さんが亡くなり、実家に戻って来ます
しかし、それは父熱田良平(伊東四朗)を慰めるためではありません

百合子は10年以上前に結婚して
細かくチェックして色々不妊治療を続けていましたが
思わしい結果がでないため最近治療に見切りをつけました

ちょうどその頃、夫の不倫が発覚しそちらに
長年苦労している自分に反して子供がいるではありませんか

生き方に自信をなくし、離婚届を置いて
家を出てきてしまいます

明るい性格で熱田家を太陽のように照らし続けた
乙美母さんが、働らいていた更正施設で
家出や非行を繰り返していた
井本幸恵(徳永りえ)に夫の世話を託します

「もし自分が亡くなったら
四十九日まで夫の世話をして
暮らしのレシピ』を渡して欲しい」と頼んでいました

傷ついて帰って来た百合子は父の家に
乙美母さんのような明るい幸恵がいるのに戸惑いました

彼女が遺した『暮らしのレシピ』が
良平百合子を絶望の淵から救うことになるようです

このNHKのドラマは、まだ次回が有ります

国立文楽劇場「夢千代日記」

2011年02月16日 | 映画・ドラマ
国立文楽劇場 この前は時々通ります
中のロビーまでは、入った事が有りますが
公演を見るために中に入ったのは、初めてです

   

エスカレーターで2階に上がり中に入りました

    


前進座公演「夢千代日記

   


広島に原爆を落とされた5日後に誕生した夢千代が
原爆病と戦いながら、山陰の湯の里温泉で
「はる家」と言う芸者の置屋をしています

そんなある日、記憶喪失の男性が迷ってきて
夢千代の元で生活を一緒にします

又、神戸のやくざで沼田と言う男が
原爆投下の時、夢千代の母に助けられ
一緒にこの温泉町へ来て、暫くここで、過ごした事などを話し
広島へ行って原爆手帳を貰う手助けをしてくれます

周りに翻ろうされながらも
宿命を越え、命有る限り生きて行こうと心に誓います


前進座1931年5月22日
歌舞伎の中から20歳代を主力とした創立メンバー

歌舞伎の封建的な門閥制度や色々な弊習と袂を分かち
民衆の進歩的な要求に適合する演劇の創造」を目指し

「その収入によって座員の生活を保障」しあう
民主的な職業劇団としてその第一歩を踏み出します

その後、戦争をはさみ、戦後の廃墟から立ち直り
各都市の大劇場に復帰し、全国巡演との調和のとれたスケジュールで
現在に至っています

他劇団や、テレビ、映画へも進出しています

私は屈しない~ 女性官僚

2011年02月02日 | 映画・ドラマ
特捜検察と戦った女性官僚家族の465日
お母さん負けないからね・・・

この事件の被告は女性でありながら
本当に、辛抱強く意思を通されました

証人に立った議員が言われた「検察の存在
検察は、法の番人であり
有罪を勝ち取るのが仕事ではない
真実を明らかにして、職務をまっとうして欲しい

弁護士が言う、一筋縄では行かない連中
そして、あなたには何本も矢が刺さっていると言う
主人公への、検察の脅かし

検察に都合の良い言い回し
言葉巧みに誘導
主張が通らないばかりか
挙句の果て、検察のでっち上げ

早く開放されたいばかりに、根負けして
認めてしまう
これは、偽造した本人の場合です

しかし、主人公の女性官僚は
絶対に屈しませんでした
常に冷静で、意思を通されました
「私は、無罪です」

「人は弱い者であり
家族の励ましが支えになっています」と

始めは、ぶっきらぼうだった看守の女性も
明るい家族の面会に立ち会ううち
主人公の人柄が分かり
態度がかなり良くなっていきます

結果は「無罪
検察の証拠書類43件中、34件は採用されませんでした

今回は、ずさんな捜査
検察の誘導強要した取調べ
証拠の改ざんが問題視されました

これらの検事達は、今、逆に被告になっています

正直こそ、一番の武器
印象深い言葉です、良く頑張られました

全てが今回のようでは無いですが
1件でも有れば、大きな問題です