どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ぼくのおとうと

2013年07月09日 | 絵本(日本)
ぼくのおとうと  

    ぼくのおとうと/かどのえいこ いとうひろし/童心社/2009改訂新版

 

あかちゃんにてをやきながらもいっしょうけんめいなおにいちゃん。
幼児には、ぽいぽいというくりかえしのリズムが楽しいかも。

4歳のおにいちゃん、あかちゃんのお世話に一生懸命
ゆびきりげんまんやぽいぽいあそびをおしえてあげたり
ぽいぽいあそびがだいすきになったあかちゃん
スリッパ、くまちゃん、つみき、スプーンをぽいぽいぽいぽい
なげるものがなくなるとそっくりかえっておおなき

こんどはボール投げ、たくさんたくさんなげる
おにいちゃんが「もうおしまい」というとおとうと、そっくりかえっておおなき

その日の夜、大きな木を一本はやしたおばけがでてきて、「ゆびきりげんまんのやくそくをやぶった。だからおやまのおばけが、おにいちゃんをどこかにつれていくという

おにいちゃんは、「あかちゃんとぽいぽいあそびをしておとうとがまけたら、つれてってもいい」よ
おばけは、あかちゃんがぽいぽいあそびができるわけがないというが
「やってみればいいじゃないか」という、おにいちゃんのどなりこえで、
おばけはぽいぽいあそびをはじめる
ぽいぽいぽい
またぽいぽいぽい
いつまでもぽいぽいぽい

おばけは「もうおしまい」というが、おとうとはやめない
おばけはとうとうなきだす
おにいちゃんはおとうとがねちゃうまでずーっとあそんでやるんだ