今日でこのブログも1周年を迎えました☆記念すべき今日は、ブログで名乗っている<ユーリ>という名前について、ちょっと話したいと思います。この名前はふと思い浮かんで、音の響きや中性的な印象が気に入って付けたもの。どこで見た名前だったかしばらく思い出せなかったのですが、多分、↓の本から影響を受けたのだと思います。
(裏表紙の帯より)
「ぼくたちは、みんな『うさぎ』なのかもしれない。」
――「ぼくだけじゃないよ。どこから来たのか、何処へいくのか、だれだって知らないんだ。いつ、この地上から去ることになるのか……も。」――
少年・ユーリと不思議な「うさぎ」の物語。ストーリーは、現在のユーリが初めてうさぎと出会ったときのことを回想しながら進んでいきます。このうさぎは直立した等身大のうさぎ。ぬいぐるみなんかではなく、鼻や目などがちゃんと生きていると書かれています。うさぎは記憶をなくしていて、名前も家もないのですが、持たなくてもすむものはいらないと言います。ぼくはぼくだけのものだといううさぎの言葉によって、いい子を演じていたユーリは「本物の自分」というものに気づきはじめます。
ユーリがよく行くお店にドーナツ屋があるのですが、このお店のシーンがとても好きです。ここのドーナツとコーヒーのことを考えるだけで幸せだとユーリがいう通り、本当に美味しそうな香りが伝わってきます。うさぎがシナモン・シュガーをたっぷりかけて食べるシーンなども、すごくうらやましくなります!!普通の街にありそうなんだけど、ドーナツとコーヒーしか置いていないなどちょっと特別な雰囲気があって、幻想的に感じます。
他にも、ショッピング・モールの近くに、チャイナ・タウンや海岸通りの埠頭、倉庫街、夜店と回転木馬とで賑わうお祭り広場といった非日常を感じる場所があります。特に、お祭りの場面は、淡く光る綿菓子など不思議な夜店がたくさん出ていて、まるで夢のような世界。宮沢賢治や長野まゆみの作品を思わせるような、美しい風景を味わえます。
表紙と挿絵は鴨沢祐仁さんという方が描いておられます。鴨沢さんは以前から好きなイラストレーター。でも、この絵を鴨沢さんが描いていたというのを後で知って、びっくりしました。イラストは、表紙も挿絵も<モノ>の絵のみ。ストーリーとは直接関係のない絵もありますが、とても洒落た雰囲気。鉱石や地球儀など科学的なモノが多く、鴨沢さんらしいイラストになっています。
寮美千子 HARMONIA
(裏表紙の帯より)
「ぼくたちは、みんな『うさぎ』なのかもしれない。」
――「ぼくだけじゃないよ。どこから来たのか、何処へいくのか、だれだって知らないんだ。いつ、この地上から去ることになるのか……も。」――
少年・ユーリと不思議な「うさぎ」の物語。ストーリーは、現在のユーリが初めてうさぎと出会ったときのことを回想しながら進んでいきます。このうさぎは直立した等身大のうさぎ。ぬいぐるみなんかではなく、鼻や目などがちゃんと生きていると書かれています。うさぎは記憶をなくしていて、名前も家もないのですが、持たなくてもすむものはいらないと言います。ぼくはぼくだけのものだといううさぎの言葉によって、いい子を演じていたユーリは「本物の自分」というものに気づきはじめます。
ユーリがよく行くお店にドーナツ屋があるのですが、このお店のシーンがとても好きです。ここのドーナツとコーヒーのことを考えるだけで幸せだとユーリがいう通り、本当に美味しそうな香りが伝わってきます。うさぎがシナモン・シュガーをたっぷりかけて食べるシーンなども、すごくうらやましくなります!!普通の街にありそうなんだけど、ドーナツとコーヒーしか置いていないなどちょっと特別な雰囲気があって、幻想的に感じます。
他にも、ショッピング・モールの近くに、チャイナ・タウンや海岸通りの埠頭、倉庫街、夜店と回転木馬とで賑わうお祭り広場といった非日常を感じる場所があります。特に、お祭りの場面は、淡く光る綿菓子など不思議な夜店がたくさん出ていて、まるで夢のような世界。宮沢賢治や長野まゆみの作品を思わせるような、美しい風景を味わえます。
表紙と挿絵は鴨沢祐仁さんという方が描いておられます。鴨沢さんは以前から好きなイラストレーター。でも、この絵を鴨沢さんが描いていたというのを後で知って、びっくりしました。イラストは、表紙も挿絵も<モノ>の絵のみ。ストーリーとは直接関係のない絵もありますが、とても洒落た雰囲気。鉱石や地球儀など科学的なモノが多く、鴨沢さんらしいイラストになっています。
寮美千子 HARMONIA
これからも頑張ってね♪
1周年おめでとうございます!1年続けてこられるって、すごいことですね。
わたしもがんばりたいところです。
で・・・。ユーリさんの出所のお話、興味深く読みましたよ。
全然知らないお話で、でも出てくる夜店、回転木馬、お祭り、ドーナツにコーヒー!?出てくるモチーフは好きなものばかりで、うれしぃ。いつかきっと読んでみます。
うさぎさんの一言は、わたし 耳が痛いナァ。
この作品はあまり知られていませんが、世界観などが気に入っています。夜店や回転木馬などは後半で出てくるのですが、とても映像的で綺麗なシーン。とても心地いい時間が流れていて、オススメです☆
うさぎの言葉は、すごく心に残りますよ~。哲学的な話が所々に出てくる作品です。
そして、ブログ一周年だそうでおめでとうございます~。
なるほど、ユーリさんのお名前は「星兎」からだったのですね。
すてきですね☆
自分はこの本を表紙が気に入って手に取ったので、イラストレーターの方のことがわかってよかったです。
ありがとうございます☆
こちらからもTBさせていただきます~。
「星兎」の記事を探していたら、midoriiroさんのブログを見つけて、お邪魔させていただきましたー。最近、ご無沙汰してしまっていたので、またこれからいろいろ読ませてもらいますっ。
鴨沢さんはイラストレーター&漫画家で、フレンチコミックのような絵(ちょっとオシャレで可愛い♪)を描いておられます。HPで絵を載せているので、興味があれば見て下さいませ。ラジオとか煙草とかが出てきて、長野まゆみさんの小説と少し似ています!