見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

臭う黄金が、黄金の水に変わる?~あ・うんユニット

2016-10-07 01:14:45 | 持続可能社会

 案の定、フライトが欠航となり、本当に久しぶりに新幹線やくも。しかも最終で日付越え。
 羽田からのフライト、ちょうどガッチンコのようだけど、まあ、何とかなるでしょう。と思いながら一昨日、出雲空港から出発。そんな気配は全くなかったのですが、欠航を知らせるメール。そうか(^^;;
 今日、ネットで見ると欠航の返金が10,900円、これ何かの間違い?調べてみれば早割でこんなに安いチケットだったんだ!だけど、新幹線やくもで18,890円!フレンチのコースが食べれた(><

この手の話は、、、
 今回の東京行き、アナスタシアお茶会を終え岩砂さんと話す中で、アナスタシアの“祖国”に於いて、最高の生態系循環を構築するための凄いツールになりそうな技術という話がアンテナに触れたからなんですね。
 僕たちが毎日出すし尿が、微生物を最適に働かせることによって、完全に分解されたうえ、その処理されたし尿を酵素水として土壌や作物に還元することによって、豊かな土壌と稔りを作りだす。
 しかも、その高活性の酵素水は、水系などの生態系を蘇生させる高いエネルギーを持つという。

 普通、この手の話は、経済中心の科学主義からは極めて怪しい話として排除されるんですね。
 微生物と言えば、東日本大震災の際、微生物を使って重金属汚染土壌を除染する取り組みをしている方から、放射能も除染できるという試験結果を聞き、試験機関の報告書類も持って福島の除染活動に導入できないかと動いたことがありますが、一蹴されて終わりました。硫酸の海を生命の海に変えたのは微生物なんだけど。
 福島の放射能除染も、経済を支える活動として、“科学的”な観点から実証済みが必要だったのかも。

変わっています。相当なものです
 あっ、横道でした。
 さて、普通し尿処理は、好気性微生物群を含んだ活性汚泥を活用して下水道や浄化槽などで行われますが、微生物群の死骸を分解するのが至難で、その汚泥を定期的に除去し、焼却等の処理が必要です。
 浄化槽は法定の排水基準を満たすため、定期的に汚泥を汲み取るとともに、活性汚泥等薬剤の補充が必要です。そのために浄化槽の定期点検が法で定められているのです。
 で、この活性汚泥の働きが飛躍的に向上し、汚泥を汲み取る必要がなくなり、活性汚泥の補充が必要ないとしたら?おっと~~~~!!!

 それは置くとして、このシステムは“あ・うんユニット”と名付けられていますが、そもそもの技術、土着の好気性微生物と嫌気性微生物の力を最大に引き出す研究は、高嶋先生という方が開発されたとのこと。
 その技術を、装置として作り上げ、世に問いだしたのが今回尋ねた「複合発酵あ・うんの会」。
 この会の代表は、柳田ファームという養豚事業を行う柳田さん。ホームページを見るとよくわかると思いますが、ちょっと変わっています。僕も変わっていると思いますが、相当なものです(誉め言葉です)。


畜産界に革命だって
 ただ、入ってびっくり!豚400頭を飼育する柳田ファームですが、ほとんど匂いがしないんですね。
 で、案内された豚のし尿処理槽も臭わないので驚きました。そして、下の写真の下左側は光合成層。この処理水を手に付けたんですが、しばらくたつと手はすべすべで温かくなったって!
 上の写真、右側の方は、東京の一流店のソムリエの方。昨日、発酵というキーワードで検索していて、ここを見つけて来ましたって!昨日の今日の彼がそう言ってました。鈍感な僕もそういえば!


 そして、この処理水を撒いている畑の里芋。
 で、でかい!げ、元気! 聞いてみるとタケノコ芋と言うのだそうですが、こんなにでかい?
 12年間、無投入だそうです。

 さて、このシステムで作られた水は、エナジー水と名付けられていましたが、畜産現場の糞尿に散布すると臭いがなくなるんですね。だからここも臭わない。
 ホームページには、和歌山県の(有)蒼生舎という養豚業者の方の生の声(導入への顛末)が掲載されていますが、耕畜連携にとってもすごいメリットがある、ように思いました。
 下の写真の下中は、エナジー水を散布して作られた豚糞堆肥です。手に取ってみましたが、さらさらで、全く臭わない。牛でも鳥でも効果は同じだとか。へえ!畜産界に革命がおこる?

 臭う黄金が、黄金の水に変わる?
 この技術、相当に面白く凄いかも~(@@ 

コメント
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