昨日は、第9回新庄の部屋、味噌づくりのワークショップでした。
超忙しくしながらも、いつも弾ける笑顔で超大規模“家庭菜園”を運営しながら、心地良い生き方を発信し続ける“みゆき農園”の坂本美由紀さんに、講師兼味噌づくりの先生役として来ていただきました。
学習が足らないなあ(^^;;
場所は、いけずご王国の拠点の納屋、まだ設備が十分でないので、大豆の一部を昨日から煮始めましたが、思うように柔らかくならない???
考えてみると当たり前かもしれませんが、大豆の収穫方法や時期、乾燥具合などによって柔らかくなる時間が違うらしい、ということがわかった今回の味噌づくり。
今までは、僕の作った大豆でしたが、昨年の大豆づくりはお天気などの影響で大苦戦した結果、昨日は桜江町の反田農園の自然栽培の大豆でしたので、大いに勝手が違いました(^^;;
希望する方は手で大豆を潰す、何てことを考えていましたが、全量ミンサーのお世話になりました。
随分学習が足らないなあ(^^;; 何度も美由紀さんに味噌づくりをお世話してもらってきたのに、時間配分が悪くて参加した皆さんをお待たせするようなことになりましたが、美由紀さんの笑顔と、参加した皆さんのお人柄で何とかかんとか。
全体スケジュールも想定より前倒しで進み、みんなで楽しむランチの準備にあたふた。
それでも、春の自然の恵みたっぷりの芋煮汁雑煮やウドのキンピラ、野大根のたくあん漬け、野大根の菜花のお浸しなど、エネルギーと野趣味たっぷりで皆さんの旺盛な食欲を満たすことができたかな?
家主冥利
今回の味噌づくり、というか今回も!参加者は気持ちのいい皆さんばかりでしたから、最後まで笑い顔が絶えないワークショップとなったのが何よりでした。
一番嬉しかったのは、小1を筆頭に3人の子供さんと一緒に参加したⅠさんが、この場所はとても心地がいいみたいで、子どもたちが伸び伸びと飽きることなく遊んでくれます、という一言。
そうなんですよ、木炭を埋めてエネルギー調整してもらいましたから、と話したのですが、来てくださる皆さんがまったりとしてくださる感じが伝わり、家主冥利に尽きるなあって。
昨夜、親子で泊まった方は、ここのお風呂は温泉以上に身体に染みてきますよ!最高!と。
エネルギー調整してくださった方のお墨付き通りに感じてくださった、こっちが感動!
来てくださる皆さんが、そんな心地よさを感じて下さるなんて、本当に家主冥利です。
下の写真から、そんな感じが伝わりますかねえ。
面白~~、もう一昨日になりますが、第8回の新庄の部屋は花柳界の大スターかな?花柳梅五郎さんを迎えて、踊りのおけいこを通じて女性らしい所作を身に着けよう、なんという大胆な企画。
そこに集う皆さんですから、きっと、それはもう意識の高い皆さんですよね。
僕は、そういうお稽古の場を覗くのはもちろん初めてなんですが、一番すごい!と思ったのは、お師匠さんの合いの手、“とてとてとてちんとてちんちん”みたいな、、、、
その合いの手に乗せて所作を教えて行く、いきなり鳴り物じゃあ、そりゃ練習どころじゃない。
必要なところは、何度も何度も繰り返し教えられるって、こんな世界を知らない者にとっては新鮮。
さて、 練習の成果や如何に?
最後のお茶会は、どんな盛り上がりをみせたのか、お一人お一人に聞いてみたいものです。
いずれの道も、究めようとすると奥が深いものですね。
特に、古来から受け継がれている我が国の伝統技術の奥深さは、本当に誇らしく思えるものです。
しかし、その誇るべき伝統技術も経済化、効率化の波に飲み込まれてその継承が困難になり、消えゆく技術の何と多いことか。
機織り作家・矢野まり子さん
昨日は、第7回新庄の部屋、ゲストは、全国に数人しかいないという繭から糸を紡ぎ、染色、機織りまで一人でこなしてしまう機織り作家の矢野まり子さん。
美道師・中山ひろみさんとのトークは、時間を忘れて予定を遥かにオーバー、それもむべなるかな。
養蚕こそしないものの、繭から糸を紡ぎ、紡いだ糸を撚り、稲わらを燃した灰で煮る、自分でデザインをし、山に入って染色に使う草木を採集してきて糸を染め、それを織る。
機織りが自己完結する地域
これは面白くて深い!という話がてんこ盛りですが、未来に向けての彼女の夢だけ紹介しますね。
それは、この地域で機織りの物語が自己完結する地域にしたいという壮大な夢。
絹織物産業で地域が選択し盛んだった養蚕は、今は完全に途絶えてしまい、その他の工程に関わる産業も殖産しなかったためにほぼないに等しいが、紫根や茜を苦労に苦労を重ねて作り始めた方がある。
それが彼女の夢に火をつけた?かどうかは定かではありませんが、伝統産業の灯は消せない、そして、地域の未来のために、機織り産業が自己完結する地域を作りたいという熱い思い。
今、それに呼応しようとする熱い女性たちが現れ、紫根や茜も土地の深いエネルギーを得て、自然農業で素晴らしい品質のものができるのではないかとの夢。
それが可能になるとすれば、後は養蚕に関わる難事業と後継者問題でしょうか。
後継者は、機織りもですが、支える百姓仕事に情熱と誇りが持てる、そんな変わった若者?
広く深い機の世界
話を聞いていると、まり子さんの織った反物で仕上がった着物の光沢の見事さや、草木で染めた糸の奥深い味わいと相まって、恍惚としてしまいそうに思える、いや、そんな世界を眼に認められそうな参加者の皆さんの表情、本当にステキなステキなお話会でした。
そうそう、灰汁で煮だした絹糸、近代化学のお陰を被ったものと全く違う、それは染めも一緒なんですね。
人の手をかけるということは、人の思いが必ず乗っかっていく、意識が全てのことを成す根源とするならば、手をかけただけ、思いを込めただけ深く素敵なものができる。
写真の中央下に映り込んだ染色された糸たち、こんな素敵で深い色が出るんだ!
機の世界、広く、どこまでも深い。
昨夜は13夜、生憎のお天気でしたが、それでも雲間を割ってちゃんとお月様が顔を出してくださいました。
そりゃそうですよね、新庄の部屋・特別企画“13夜かぐや姫たちの月まつり”だったんですから。
主催者でもないのですが、行きがかり上執事役を全うしなくてはならない、そんな身にとっては冷や汗の連続、最初から最後までドタバタな月まつりでしたが、姫たちの温かく鷹揚な心持のお陰で、そこも含めて楽しんでくださった様子、感謝、感謝でした。
その姫たちの月まつり、姫たちは皆さんあでやかな着物姿で異空間。
主催者のお一人から、竹筒で蝋燭の灯りを準備せよとのお達し、当日の昼に竹きりと加工、そして、蝋燭の加工、蝋燭って、ロウを流すのはごく簡単なんですが、芯を設置するのは至難。
そんなこんなの執事の仕事に追われて、本番の時間になだれ込み(^^;;
それでも、エネルシアさんのインディアンフルート演奏(残念ながら、ドタバタしていて聞かずじまい)と、深い深い出雲族に関する歴史のお話(これも途中からで悔やみきれません)に感動のさざ波。
そして、美味しいお酒とお料理、そしてそしてのサプライズ!お料理を楽しみながら、日本髪が結いあがるのを垣間見させていただきました。
中山さんの手にかかると、自毛と糸引き、びんつけ油でさも簡単そうに結上がって行きましたが、髪結いの亭主とのことばがあるように、髪結いって大したものなんですよね~。
また、中山さんの日本舞踊を楽しませてもらい、その上、のりちゃんのお召替え、ヒェ~~!!なんと、ステキな振袖で再登場したではありませんか。
姫たちの目線が熱い熱い!もちろん、殿方の目線はもっと熱い!
日本髪を結った美和さんも大正時代の振袖と、とても艶やかな振袖を羽織ると、これまた~!殿方目線は危険水域。
美和さんが選んでくださった月にまつわる島根の地酒、池月と月山、そして、貢物で届いた幸の縁と美味しいお料理の数々に舌鼓、舌の廻りも良くなること良くなること。
最初から最後までドタバタでしたが、本当に気持ちのいい皆さんのお陰で、とても和やかでとても楽しく、月との深い交流もある何とも不思議な一夜が更けていきました。
昼過ぎまで雨、やってしまいたい畑仕事は後回しにして、気になっていたアジゴ釣り。
1時間半ほどですが、どうやって食べる?というほど釣れてしまい、、、
へえ、中海でも釣れるんだ!あっ、半数は、こちらではほとんど食べることのないママカリ。
今夜は、これで一杯。
お酒が美味い!と舌鼓の予定(*^^*)
畑も秋本番
釣果を我が家に降ろし、畑の様子見に。
いよいよ畑も秋野菜の収穫シーズン、またまた忙しくなりそうです。
①大納言小豆も順調のようです。やはり、風が通るって大切ですね。
②ヤブツルアズキも収穫時期を迎えています。ただ、今年は相当刈り取ったなあ。
③青大豆も黒大豆も、枝豆での食べ頃を迎えました。まいう~~!なんですよ。
④今宮ではコスモスが満開!畑のあちこちに蔓延るがごとく。
⑤条件が厳しいので、虫食いだらけですが、マコモタケもできました。
⑥種蒔きして育てている大きい実を選抜したヤブツルアズキも色づき始めました。
⑦この雑草の中ですが、健気なものです。